文化財保存修復・歴史遺産コース

第1回「ヤコウガイでアクセサリーを作ろう!-古代の技術に挑む-」

こんにちは。歴史遺産学科の副手です。

 

819()に今年度第1回目となる歴史研究クラブが開催されました!

今回は「ヤコウガイでアクセサリーを作ろう!-古代の技術に挑む-」と題して、

古来から螺鈿(らでん)や装飾品の素材として用いられていたヤコウガイという貝を

使用したアクセサリー作りを行いました。

 

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まず制作に入る前に岡田先生より、ヤコウガイとはどのような性質を持っているのか等のお話を聞きます。

また、漆地や生地の上で貝を研ぎ出す「螺鈿」という技法が施されている作品を実際に観察し、

事前に扱う素材の知識を深めた後に、作業に移ります。

 

 

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螺鈿の作品

 

 

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本日使用するヤコウガイ

 

 

 

ひとつひとつ形や色が違い、選ぶ貝によって作品の風合いが変わってくるので、みなさんの選ぶ目は真剣です!

使用する貝を選んだら、どのようなものをつくりたいのかデザイン案を書きおこしていきます。

 

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自然の形をあえてそのまま活かしたり、作りたいデザインの形にヤコウガイを切り出したりそれぞれです。

作るものもイヤリングやネックレスのモチーフ、穴を開けてボタンにするなど様々なアイデアが出ていました。

 

形が決まったら、ヤコウガイをやすりで削り、削った後に仕上げで磨いていきます。

 

 

 

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真珠層が見えるまで磨くと、このような輝きを放ちます。

みな作業に夢中で約2時間、ひたすら磨き続けていきます。

 

 

 

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そして最後に完成した作品の発表です。

発表を聞いていると、作品に個々の個性やアイデアが詰まっていました。

なかには、持ち帰ってまだ磨きます!という方も。磨けば磨くほど滑らかな仕上がりになるので、

完成が楽しみですね!

 

暑い中、ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

そして次回の歴史研究クラブは9月15日(土)に開催されます!

 

2回目となる次回は「学生たちに聞く!-歴史研究の醍醐味―」と題して、

9/15()9/16()の学園祭と同時開催される学生作品展の見学、ワークショップを体験します。

学生作品展では、歴史遺産学科の3年生が授業で行った研究成果を展示発表します。

学生たちによる展示解説、歴史文化に触れるワークショップから、一足早く大学での学びを体験してみませんか?

 

気になる方は、是非ご参加ください!みなさまのご応募お待ちいたしております!

 

 

 

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【第2回 歴史研究クラブ】

学生たちに聞く!-歴史研究の醍醐味-

 

日時:915() 13:0016:00 

集合場所:京都造形芸術大学 人間館(NA)4階 歴史遺産学科自習室

集合時間:12:45 ※当日はスタッフが待機していますので、全員で実施場所へ移動します。

解散場所:大学にて解散します。

対象:高校生・受験生

参加費:無料

持参物:筆記具・ノート

 

お申し込みはこちらから !

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