文化財保存修復・歴史遺産コース

研究会のご紹介-文化財漆芸品を観察する-

こんにちは。歴史遺産学科の副手です。

9月に入り次第に涼しくなり、過ごしやすい気温になってきましたね。

学内では、京造ねぶたや大瓜生山祭、学生作品展の準備も佳境を迎えており、賑わいをみせています。

 

 

さて、99()に歴史遺産学科主催の「文化財漆芸品を観察する」と題した研究会が行われました。

今回はその研究会についてご紹介いたします。

ご担当は歴史遺産学科教授の岡田文男先生です。

この研究会では、岡田先生がこれまで携わってこられた日本をはじめ海外の漆工品の材質や技法調査の調査写真をもとに、関連分野の専門家の方々をお招きし、材質や技法について検討します。

 

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1回目となる今回は、「縄文時代の漆工品調査」についてです。

縄文時代の漆工品調査という大きなテーマから、

「縄文時代に生漆を精製するクロメは行われていたのか?」「漆の色の変遷について」など

様々なテーマについて、出土遺物の調査写真を通して考えます。

 

 

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専門家の方々からもご意見をいただきます。

扱っているものは漆と共通していても、専門とされている分野がそれぞれ違うので違った視点からの

意見交換が行われており、議論は白熱していました。

 

 

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まとめでは、これまでの様々な意見や見解から、新たな発見や次回への課題についてのお話がありました。

明らかになっていないことに対して、疑問点をひとつずつ解消していくための術や可能性を緻密に考え、

実際に行動に移していく。研究において、そのような大切な姿勢を学びました。

 

 

「歴史を考えていくうえで全てに繋がりがあり、テーマ関係なく話が行き来することもある」

という先生の言葉が印象的で、次回以降も楽しみです。

遠いところ、お越しくださったみなさま、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

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9月15日(土)・16日(日) 秋のオープンキャンパス

大瓜生山祭・学生作品展も同時開催のイベント盛りだくさんです!

会場内では秋期コミュニケーション入学のエントリーもできます。

 

学生作品展では歴史遺産学科の3年生が授業で行った研究成果を展示します。

歴史遺産学科学生作品展の会場は人間館4階 NA401教室です。

ご家族やお友達などお誘い合わせの上、皆さま是非お越しください!

 

秋のオープンキャンパスの詳しい情報はこちら

 

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【歴史遺産学科イベント】

第2回 歴史研究クラブ

学生たちに聞く!-歴史研究の醍醐味-

 

9/15()9/16()の学園祭と同時開催される学生作品展の見学、ワークショップを体験します。学生たちによる展示解説、歴史文化に触れるワークショップから、一足早く大学での学びを体験してみませんか?

 

日時:915() 13:0016:00 

集合場所:京都造形芸術大学 人間館(NA)4階 歴史遺産学科自習室

集合時間:12:45 ※当日はスタッフが待機していますので、全員で実施場所へ移動します。

解散場所:大学にて解散します。

対象:高校生・受験生

参加費:無料

持参物:筆記具・ノート

 

お申し込みはこちらから

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