- 2013年6月29日
- 日常風景
映画演技I(山本先生) ボクササイズ
今期からスタートした俳優コース授業「映画演技I」は、俳優コース長の水上先生と映画学科の監督たちが共同で行う、という新しい授業です。
6月13日~27日までの3回は山本起也監督がご担当され、
映画学科がある高原校舎からほど近い「ラクスイボクシングジム」で、ボクササイズの授業が行われました。
(リングの上には、ラクスイジムの森田さん。楽しく熱心にご指導いただきました。)
ボクササイズは、ボクシングのトレーニング要素を取り入れたエクササイズです。
音楽に合わせてリズミカルにダンスしているようで、
みんなとっても楽しそうですが、これはかなりのハードワークです。
サンドバッグを打ち込んだり、2人1組でスパーリングしたり。
学生たちの動きもだんだんサマになってきました。
みんな真剣に取り組んでいます。
最後は、仮想の敵を作って、1人1分間ずつサンドバッグを打ち込む、という
怒濤の数分間が待っていました。
自分の番を待つあいだ、必死で連打を続ける友達にみんなでエールを送り続けます。
こういう仲間を盛り上げるチームワークは、俳優コースの良さですね。
「いけー!」「たおせ、たおせ!」「叫べー!」
大声援と熱気に包まれながら、無事に授業は終了しました。
ところで、なぜボクササイズなのか?
無名のボクサーを6年間追ったドキュメンタリー映画『ジム』を監督され、
ご自身もボクシングで鍛えられている山本先生には、こんな意図があったようです。
「僕は俳優志望の学生たちに演技指導のようなことをする自信も引き出しもありません。
代わりに、今の俳優コースを見ていて思うところがあり、
「ボクシングのサンドバッグを一分間連打する」という課題を設定しました。
俳優志望なのに体を鍛えたり何かひとつのことを修得するために訓練をしたり、といったことに淡泊な学生たちに、
頭の中が真っ白になるまでサンドバッグを打たせてみたかったのです。
先々週の第一回目の授業でいきなりサンドバッグを打たされ青息吐息だった学生たちですが、
三回目の今日は実に生き生きとサンドバッグを叩きまくっていました。
こんなにいい表情をするなら、毎週やるのも悪くはないな、とすら思った次第です。」
本当にみんなとっても良い表情をしていますよね!