- 2019年2月10日
- 日常風景
岡田陽介氏 特別授業
卒業展が絶賛開催中ですが、クロステックデザインコースはまだ1年生しかいないため、少し前の授業の紹介を…
「スタートアップ概論Ⅱ」では、ディープラーニングを活用しAIの社会実装事業を展開する株式会社ABEJAの代表取締役社長・岡田陽介さんにお越しいただき特別授業を実施しました。
岡田陽介さんは、高校生の時に本学の姉妹校である東北芸術工科大学が主催する全国高等学校デザイン選手権大会(通称:デザセン)で文部科学大臣賞を受賞され、それがきっかけで本学の徳山詳直前理事長の自宅に何度も招かれたことがあるそうで、本学とは不思議なご縁のある方です。
前理事長との思い出話も…
今回の授業でまずは、なんとなくでしか理解していなかった「AI」「マシンラーニング」「ディープラーニング」の違いやその変遷などをさまざまなデータを基にご説明いただきました。
2012年のAI革命によりその精度は飛躍的に伸び、既にほぼ全てのタスクを人間よりも正確かつスピーディに判断ができるようになっているそうです。
AIを掌握することで生まれてきているごく一部の特権的な層の存在や、将来的に「AIは間違わないからAIの指示通りにしよう」と思考停止する社会がやってくる可能性について、それに対して危機感を持つことの大切さも教えていただきました。
「人類史上、テクノロジーの進化は止まったことがないし、AIの発展も止められない。その中で人間は何に重きを置くべきか?特に芸大生である皆さんにはリベラルアーツを身につけていってほしい」と、熱く語られたのが印象的でした。
テクノロジーを学び携わっていく者としての指針になるお話が聞けた貴重な時間となりました。
将来、岡田さんと肩を並べられるテクノプレナーがこの授業から生まれていってほしいと思います。
岡田さん、ありがとうございました!!