- 2019年2月17日
- 日常風景
【卒業展】2018年コース特別賞・ゲスト特別賞・同窓会特別賞 受賞者コメント
こんにちは、情報デザイン学科です。
早いもので、卒業展もいよいよ本日で最終日となってしまいました。
早速ですが、コース特別賞、ゲスト特別賞(平川健司特別賞、増田セバスチャン特別賞)、同窓会特別賞の
受賞者コメントをお届けいたします!
記載情報は以下の通りです。
氏名 | コース|作品タイトル|メディア | 展示場所
【コース特別賞】
鈴木 茉弓(すずき まゆみ)|情報デザインコース|A領域
【コース特別賞】
明治 緋奈子(めいじ ひなこ)|情報デザインコース|A領域
「Die Verwandlung」映像|智勇館 BR4F
【コメント】
受賞を聞いた時、私は常に人に活かされてるな、と思える瞬間でした。私の4年間は、敵わない人たちに囲まれて、自分がいかに何もないかを気づかされた日々でした。そんな自分がグレーゴル・ザムザと重なって、この作品を作りました。作品の質感、雰囲気など自分の描く世界観を具体化するために、たくさんの人が携わってくれました。絶対に一人では完成しなかった作品です。撮影中は、今まで味わったことのないくらい楽しい時間でした。言葉にはできません。だから、最初から最後まで見て頂けると嬉しいです。今後は、そんな人たちに、少しでも恩返しできるような場を作って、もっともっとスケールの大きなことをしていきたいです。
【コース特別賞・平川健司特別賞】
伊藤 瑞希(いとう みづき)|情報デザインコース|B領域|
「てんじってなんだってんじ?」|映像、インスタレーション|智勇館 BR3F
【コメント】
【コース特別賞・増田セバスチャン特別賞】
遠藤 真裕子(えんどう まゆこ)|イラストレーションコース|D領域|
「mark=311」|映像、立体、インスタレーション|智勇館 BR1F
【コメント】
賞をいただけて、とても嬉しかったです。正直何度も心が潰れて、展示するまで不安と恐怖でいっぱいでしたが、家族をはじめ、友人、先生が環境を作ってくれたおかげで作品が完成して、少しでも多くの人が私の作品に注目し私の作品に注目し評価して頂けたことはとても幸せです。
この作品は、自分で跡にする行為を行うということ。私の感情の上書きです。
制作期間はほぼ丸1年。2018年の3月11日に黙祷を終えた後すぐに始めました。
そして本当に自分のために制作しました。2011年の3月11日、私は被災し、家族、友人、町、全てを津波によって跡にされました。今までの私はこのことをただ悲しい思い出としていましたが、それだけではないということをずっと感じていました。それが「跡にされた悔しさ、怒り」だったと、記憶を整理していくうちに気づきました。乗り越えたいと思いました。
鑑賞者の方には、ただ私の感情をぶつけているので、伝えたいことは特にありません。好きに解釈して頂きたいです。
2011年、宮城にいて中学生だった私は、京都に来て芸大生になって、今年度からは東京に就職します。もし、気持ちがもう一段階登れたら、この作品を新しいかたちにさせてあげたいなと思います。
【同窓会特別賞】
木村 菜穂子(きむら なほこ)|情報デザインコース|C領域|「ご当地のおみやげ」|プロダクト|智勇館 BR4F
私が、東京に旅行した時に買ったお土産が大阪、更にネットに売っているのを見たときに、現在のお土産の価値ってなんだろう?と思ったのがきっかけです。そこから、お土産品としては成り立たない、すごくローカルなものこそ現代のお土産として相応しいのではないかと考え、その地域の人しか使わない、「指定ごみ袋」をトートバックとしてリメイクし、ご当地のお土産品として制作しました。一見、価値が無さそうなものでも視点を変えれば、また違う価値が生まれるということを頭のすみっこにおいて、見ていただければ嬉しいです。
【同窓会特別賞】
渡邉 早貴(わたなべ さき)|イラストレーションコース|D領域|「思い出せない数々」|
インスタレーション、イラストレーション、映像|智勇館 BR1F
【コメント】
受賞者のみなさん、おめでとうございます!
本日最終日の卒業展は18時まで開催しておりますので、ぜひご来場お待ちしております。
スタッフ ウコン
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京都造形芸術大学 卒業展/大学院 修了展
日程:2/9(土)〜2/17(日)
時間:10:00〜18:00
場所:京都造形芸術大学 瓜生山キャンパス
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2/16(土)2/17(日)同時開催!オープンキャンパス
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