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アートライティングコース 田中 淳

会社のOBの前田さんが定年退職後、録音エンジニアとしてクラシック音楽専門レーベルを立ち上げた話を伺い感銘を受けました。学生の時までは音楽をよく聴いたのに、就職後はさっぱりご無沙汰となっていて、前田さんに刺激を受けて再び視聴環境を整備しました。この過程で、演奏の同期や、録音における編集の功罪、ハイレゾやストリーミングのサブスクなどについて思うところを言葉にしてみました。章タイトルに曲名を使っていますが、これは村上龍の《69 Sixty nine》という小説にヒントにしました、というかパクりです。
私はもともと美術が好きで本学に入学したのですが、卒業制作で音楽に向き合うようになって、音楽を聴く喜びを取り戻したように感じています。紙面の都合で書けませんでしたが、展覧会以上に演奏会に行くようになったり、ブラインドテストの試聴会に参加したり、高校の同級生が退職金はたいてスピーカーメーカーを起業したりと、人との関りや生活にも変化がでてきました。卒業後も単に音楽や美術を堪能するだけではなく、ライフワークとして研究していきたいと思います。


神奈川県

ある録音エンジニアの主題による変奏曲

田中 淳

アートライティングコース

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