「ポン菓子」って昔懐かしい…? ~知るほど膨らむ未来の可能性~
ポン菓子の未来の可能性は爆発だ!
食文化デザインコース 大久保将樹
「ポン菓子」の世界を少しでも多くの方に面白いと感じてもらえるように、音声メディアも駆使しながらその魅力を伝える活動を展開しました。下の画像はその内容をビジュアルで表現したものです。
「ポン菓子」と聞くと「懐かしい」「昭和のお菓子」といったイメージが強いかもしれませんが、私が初めてポン菓子が出来る瞬間を目の当たりにした際、「昔懐かしい」を一周通り越して、まるで「マジック」のようだと率直に感じました。
というのも、ハンマーで叩くとポン!(というよりドン!)という爆音とともに、一瞬にして膨らんだポン菓子が飛び出してくるのです。
場所を間違えると近所迷惑この上ないですが、裏を返すとエンタメ性がありますし、水気が飛ぶので日持ちがして、しかも白米以外にもあらゆる穀物や豆類などの原料を無添加で加工できます。
もちろん重厚長大なポン菓子の機械は、今の時代にそぐわないのかもしれませんが、
今ではガスコンロで加熱できる小型のポン菓子機も開発されています。
そこで(学費1年分以上する)ポン菓子機を自前で購入して、ポン菓子の可能性を模索してみることにしました。
とはいえ失敗と苦難の連続で、ポン菓子作り自体は道半ばですが、この実体験も踏まえて改めて感じた、ポン菓子の魅力を伝える発信活動を卒業制作物としています。
日本のポン菓子機のルーツは、第二次世界大戦中に、飢えで苦しむ子供たちに少ない燃料でお米を食べさせてあげたい思いから開発されたことに始まります。
今でこそ、炊飯器で簡単にお米が炊ける便利な時代になり、ポン菓子機を見かける機会も滅多になくなりましたが、
その一方でお米の消費量はどんどん減っていて、さらに食物繊維の摂取量もそれに合わせるように減っています。
その点、お米をはじめあらゆる原料を加工できるポン菓子の技術は、やはり現代においても「マジック」のようだと感じます。
そういえば、そもそもなぜポン「菓子」なのでしょうか?ポン「主食」があってもいい気がしませんか?
そんなことを考え始めると、さらに未来の可能性は膨らみそうです。
それでいて多くの人々の思い出にも残っている、日本が誇る「食文化」でもあるようにも思うのです。
ポン菓子の可能性は爆発だ!
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