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歴史遺産コース 石川 美里

 卒業研究のテーマに「編物」を選んだのは、「編物が西欧から流入してきたもの」であることを知り興味を持ったことが始まりです。編物が日本国内でどのように広がり、親しまれ続けてきたのかをあきらかにしたいと考えました。
 本研究は大正後期・月刊誌『主婦之友』(主婦之友社)の手芸・編物に関する記事を収集し調査しました。主な読者層は大正期サラリーマン世帯・新中間層の主婦です。この雑誌では趣味的な芸術を推奨し、手芸・編物の展覧会・講習会を開催しています。新中間層・主婦たちは手芸・編物を実用的な趣味として、生活の中に「潤い」や「美」を求める活動に積極的に参加します。大正後期の手芸・編物は精神的な豊かさ、実用性を持った趣味的な芸術として家庭の中に浸透しました。
 手芸・編物は一人で黙々と編む人、グループでおしゃべりをしながら編む人などそれぞれの楽しみ方があります。今後も人々が手芸・編物に豊かな時間や空間を求めることは変わらないでしょう。
 最後に卒業論文を完成させるにあたって、これまで熱心にご指導を頂いた先生方、お世話になった方々に感謝申し上げます。これまで支えてくれた家族・友人に感謝したいと思います。



大正期における編物の変遷ー『主婦之友』を中心にー
東京都

石川 美里

歴史遺産コース

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