ジャコモ

7月 30日, 2011年
カテゴリー : 過去の公演 

大嶋です。7月ももうすぐ終わりですね。

子供のころ7月だけ地域でラジオ体操をしていました。夏休み初めからたった10日間ぐらいなのですが、参加賞のノートを貰ったりして、嬉しかったのを覚えています。今もラジオ体操している地域残ってますでしょうか?

歌劇「ラ・ボエーム」の公演もあと一月ちょっとで公演ですね。

今回はラ・ボエームを作曲したプッチーニに関して書きたいと思います。

プッチーニの本名は、「Giacomo Antonio Domenico Michele Secondo Maria Puccini」という大変長いものだそうでして(笑)、音楽一家の六代目として名前を引き継いできたらこんなに長い名前になってしまったそうです。

ジャコモ・プッチーニ

プッチーニは、イタリア・オペラの頂点を築いたヴェルディの後を継いだ人物と評されています。一方で、彼が活躍している当時からその評価に異論を唱える人もいました。
ドラマ音楽として洗練されていて、娯楽性に富む劇・音楽を創作していた彼に、重厚な芸術性がないという人がいた(今もいる?)そうです。

彼の目指したところは芸術の高みではなく、人物一人ひとりの描写や感情表現を通じてより良質な劇・音楽を作ることだったのではないかと思います。

ラ・ボエームはパリが舞台で、作った彼はイタリア人。また彼の代表作の一つ「蝶々夫人」は長崎が舞台で、アメリカ人と日本人の間の話。こんな風に彼の作品には国際色豊かなものも特徴です。彼が異文化に興味があったのだろうということも伺えますが、いいものを生み出すためには自国のものだけにとらわれてはいけない、という考えも、もしかしたら彼の中にあったのかもしれません。

プッチーニに関することは、岩田さんのインタビューもご参照してください。私の知識は俄仕込みですので(^^;

大嶋