サンクトペテルブルク・アカデミー・バレエ版ロミオとジュリエットの魅力

7月 18日, 2011年
カテゴリー : 過去の公演 

夏が好きな自称夏男、大嶋です。
祇園祭が終わって、いつもの年ならこれから夏本番なのですが、既に暑くて喜ばしい限りです。そう思ってしまう私は、やっぱり夏男なんだと思う今日この頃です。
私の腕は既に真っ黒に焼けていて、一方で普段腕時計をしているところだけが見事に真っ白で、先日友人にその腕時計の跡の上に腕時計の落書きをされてしまいました。
日焼けし過ぎには、十分ご注意下さい。

さて、10/22に行なわれます、ロシア国立サンクトペテルブルク・アカデミー・バレエ「ロミオとジュリエット」を私担当させていただいております。

今年は(あるいは今年も)様々な形で「ロミオとジュリエット」が上演・上映されていますが、そんな中でサンクトペテルブルク・アカデミー・バレエ版は他とちょっと違います。
前芸術監督にして国際的な演出家、ユーリー・ペトゥホフさんによる演出で、原作にはない、運命を司る女王マーブを登場させています。

この運命の女王を出現させることで、悲恋悲劇というお話を「運命」として導き出して、お話に深み・幅を与えています。

時計の振り子のような装置に乗るロミオとジュリエット、「運命」という言葉にふさわしいイメージですよね。

若い二人の純粋な恋とそれがままならない大人たちの事情、というお話の裏には「平和」という言葉が隠れているように思えてなりません。きっと大人たちが平穏無事だったら、悲恋という運命には向かっていなかったでしょう。まあ、平穏無事だったらお話にはなりませんが(笑)

いずれにせよ、このハッピーエンドにはならない、見終わった後にもやもやとする、どうしてくれようかと思ったりする、この余韻がたくさんの人々が様々に想起して何百年にもわたって名著として語り継がれていく所以であることは間違いないでしょう。

斬新な新演出による「ロミオとジュリエット」、ぜひご覧になってください!

大嶋