淡路といえば…

11月 19日, 2012年
カテゴリー : 過去の公演 

皆様こんにちは。
先日、コンタクトレンズの片眼を落としてしまい、痛い出費をしてしまった上田でございます。
コンタクトレンズが無い生活が不便だと改めて実感いたしました…(-_-;)

話は変わりまして、
先日、我が母に淡路人形浄瑠璃公演の宣伝をしていましたら、「淡路といえば人形浄瑠璃だよね」と返ってきました。
かの文豪、谷崎潤一郎の作品にも淡路人形芝居を観に行く場面があると川原さんに教えていただきました。
淡路といえば淡路人形浄瑠璃。
今回は、第二回 淡路人形浄瑠璃 春秋座公演に出演される淡路人形座さんをご紹介いたします。

淡路島には、江戸時代から大小様々な人形座がありました。全国を巡業し、人形浄瑠璃の魅力を伝えていました。
文楽の創立者・植村文楽軒は淡路島出身で淡路人形浄瑠璃に親しんだとされています。
文楽は淡路人形浄瑠璃から始まったと言っても過言ではないですね~
しかし明治以降、多くの座がなくなっていきました。
現代でもそうですが伝統文化がなくなっていくのは寂しいですね…

淡路人形座は、昭和39年、淡路人形の大座のひとつ吉田傳次郎(よしだでんじろう)座の道具類を元に発祥の地である市で活動を始め、現在は、南あわじ市福良にある専用劇場で毎日公演しています。
国内外への出張公演、学校への出張講座、小中高校・子供会活動の後継者団体への指導、全国の伝統人形芝居保存会への協力など、伝統人形芝居の普及、発展のための活動も積極的に行っています。
また淡路人形座さんは女性の座員も活躍しています。
1998年に重要無形文化財義太夫節三味線保持者に認定された鶴澤友路(つるさわともじ)丈、座員さん一同、情感溢れる語りと、重厚に響く三味線の伴奏、三人遣いの人形の精巧な動きによって、登場人物の喜怒哀楽を豊かに表現します。
江戸時代から始まり、何世代もの人々の創意工夫が重ねられ、受け継がれてきた舞台芸術の粋をぜひご覧下さい。

今年8月、淡路人形座の淡路人形浄瑠璃館がグランドオープンしました。TVなどでも紹介されていたのでご覧になられた方もいらっしゃるかと思います。福良港近くでロケーションもよく淡路島話題のスポットとなっています。

写真:松村芳治

淡路人形座さんの公式HPもございます。

是非こちらもご覧下さいませ。

上田