本日の京都芸術劇場は・・・

5月 24日, 2014年
カテゴリー : 過去の公演 

春秋座にて

加藤登紀子 春秋座コンサート

がございます。

開演16:30、開場16:00。
上演時間は約2時間15分を予定しております(休憩含む)。

当日券もございます。

皆様のご来場をお待ちしております。

舞台芸術研究センター

恋する女は美しい!!

5月 19日, 2014年
カテゴリー : 過去の公演 

暑さが早くも夏を感じる今日このごろ。

いかがおすごしでしょうか?ツチヤでございます。

 さて、暑いと言えば…
沖縄!琉球!
6月15日(日)「琉球舞踊と組踊春秋座公演」!
 ということで、本日ご紹介しますのは、
「琉球舞踊」!!
まさに、琉球の歴史やその時代の人の心の美しさを、目で耳で感じることのできる舞踊です。

 まず、琉球舞踊は琉球王国時代に宮廷で作られた踊りを基本としています。
古典舞踊とも呼ばれる宮廷舞踊には、冊封使の前で踊られていた「老人踊」「若衆踊」「女踊」と主に薩摩の役人の前で踊られていた「二才踊」があります。
そして、藩置県後、庶民の生活や想いをテーマに創られた革新的な舞踊「雑踊」。
本公演では、そのうち「若衆踊」と「女踊」、「雑踊」を披露いたします!!

元服前の少年が踊るとされる「若衆踊」からは『若衆特牛(わかしゅくてぃ)節』。若者の長い人生における幸先を願う祝儀的要素の強い舞踊の1つ。出羽から舞台中央で基本立ちするまでの歩みが特徴的で、笛と太鼓の演奏にのって、荘重かつ厳粛に登場!その所作は、この演目のみで若衆の持つ意気を表現しています。

 かせかけ_新垣悟_H18.5.27(女形の会)3 『かせかけ』/新垣悟

優美な手の振りは神事を司る祝女(ノロ)の舞がそのルーツであると言われている「女踊」。その中で最も人気が高く、“かせ”と枠を操ることで愛する人への恋情が募るという『かせかけ』。想う人へ上布を織ってあげたい、という女性の一途な気持ち…。歌の内容・振りのわかりやすさ、そしてその美しさから愛されてきた演目です。

“かせ”を枠にまきつけていくときの手の動きと、それにつれて視線を移動させていく所作との調和は大変難しいのだそうです。

さて、「雑踊」。「雑(ゾウ)」とは、上海雑技団などの雑と同じ意味なのだそうです。当時の庶民の服装が衣裳としてそのままに踊られます。

鳩間節_大湾三瑠_H24.6.30(男性舞踊家の会) 『鳩間節』/大湾三瑠

鳩間島の美しさと、五穀豊穣を予祝した歌詞で、村人の喜びを軽快に表現した雑踊『鳩間節』には、日本舞踊の振りが取り入れられているそう。

雑踊『加那よー天川』は、花染手巾※1や紫の長巾(ナガサージ)などの小道具を使い、水辺で自由奔放に恋する男女の様子を表現!男性役は舞台右手から、女性役は舞台左手から別々に登場し、前半は「加那ヨー節」にのって、後半は「島尻天川節」でリアルな恋が描かれています。所々に技巧に富む自由奔放な振りが組み込まれています。

 

花風、宮城能鳳 『花風』/宮城能鳳

『花風』は人間国宝の宮城能鳳が、髪を辻結いにし紺地の絣の着物を、帯を使わないウシンチー※2にしてまとい、肩に花染手巾、手に番傘をもち白足袋で踊ります。那覇の港から船出する愛しい人を三重城の丘から見送る遊女の別れの切なさをしっとりと表現。後半は、送り出した後の女の心境と家路につくやるせなさを、番傘を使って、叙情的に見せます。

 

 

※1 花染手巾(ハナズミティサジ)…しぼり染の手巾(手拭)のこと。女性の愛情表現として用いられる。沖縄にはオナリ神信仰(兄弟を守護する姉妹の霊)があり、旅のはなむけに手巾を持たせて航海の安全を祈った。こうした、民俗と結びついた霊的な意味をもつものがウミナイ手巾である。これは、女性の心の象徴つまり愛情の表現と恋の約束のシンボルである。

※2 ウシンチー…帯をしめないで、着物の襟の下方を袴(下着)の紐にはさみ込む女性の着付の仕方をいう。肌と着衣との間にたっぷりと隙間ができて風が通りぬけるので、暑い沖縄の風土に適した着付けといえる。「花風」や「浜千鳥」などの着付けがウシンチーである。

※写真3点提供:国立劇場おきなわ

 

さて、まるで私が物知りかのようにご説明してまいりましたが、

実はこちらも参考にさせていただきました。

琉球文化アーカイブ琉球舞踊⇒http://rca.open.ed.jp/city-2000/ryubu/index.html

そのほか、琉球舞踊の鑑賞ポイントも載っています。

ぜひ、ご参照くださいませ。

 

では、次回お会いいたしましょう!

ごきげんよう。

さようなら。

 

ツチヤ

加藤登紀子さん会見の裏話

5月 03日, 2014年
カテゴリー : 過去の公演 

みなさまこんにちは。久々の登場イマイです!
ゴールデンウィークは皆様どのようにお過ごしですか?
連休が明けると春秋座ではいよいよ「加藤登紀子 春秋座コンサート」の本番を迎えます!

2月の下旬、京都まで登紀子さんにお越しいただき、会見&取材を行いました。
会場となったのは登紀子さんのお父様が開業し、現在は登紀子さんのお兄様が経営されている京都でも有名な「ロシアレストラン・キエフ」の一室で行いました。

記者の皆様にもたくさんお越しいただき、キエフさんからロシアでも好まれて食べられているピロシキが振舞われました。一個でもボリュームたっぷりでとてもおいしいピロシキなんです!是非キエフに行かれた際はご賞味ください!
IMG_8097

ちなみにイマイは、この日始めてお会いした登紀子さんに一瞬でファンになりました。
とても情熱的でチャーミングな方で、白いテーブルクロスを用意していたのですが、「ちょっと殺風景ね。これがいいんじゃない」と棚に引いていた布を持ってきて「こっちの方がいいわよ」と。ガラッと雰囲気も変わりさすがでした。
そして、衣装もご自身で選ばれ、緑がいいか、赤がいいかと写真を撮って確認していました。そんなプロ意識に感動しておりました。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

会見の際の記者からの質問にもとても丁寧にお答えになられていて、とても情熱的な方です!
会見の最後には今回の公演は京都・春秋座でしかやらないから、各地からも来てくださいねと言っていて、さらにピアフとデートリヒを演じるという試みは初めてで、ステージ上では“加藤登紀子”ではなく、ピアフ、デートリヒとして生きたいと語っていました。“加藤登紀子”に戻るときはカーテンコールの時かしらと。

パワフルな登紀子さんが創り上げる舞台、とても楽しみです!

【写真撮影:佐藤和佳子】

加藤登紀子 春秋座コンサート –モノオペラ「ピアフの生きた時代」を語り歌う―
5月24日(土)16:30開演

イマイ

春秋座だけの特別なコンサート。登紀子さんに感謝!

5月 01日, 2014年
カテゴリー : 過去の公演 

「登紀子さん、ぜひ春秋座でコンサートをやりましょう」

名古屋の「ほろ酔いコンサート」の楽屋で加藤登紀子さんへお願いしたのが2011年の暮れ。あっという間に月日が経った。今月24日、ついにコンサートが実現する。

幼少期を上賀茂で育った登紀子さん。賀茂川や上賀茂神社の境内が遊び場で、御薗橋から見える比叡山が大変好きだったという。その比叡山の山麓に連なる瓜生山もきっと視野の中だったと想像すると、毎日眺めていたその瓜生山の麓には、今は我が大学と京都芸術劇場・春秋座が建っている。なんと、ここで登紀子さんのコンサートを行うことになるなんて、なにか不思議なえにしを感じざるを得ない。

2012年暮れ、登紀子さんに会いに、京都の「ほろ酔いコンサート」が行われる甲部歌舞練場へうかがう。春秋座での開催時機とか、テーマなどの話をしたかった。結果、準備期間にゆとりを持たせて、再来年の2014年陽春ということでほぼ決定。「やはり、シャンソンでいきませんか?」色々考えた末、やはりそこにたどり着くのは当然のことなので素直に聞いてみた。なぜなら、シャンソンは、登紀子さんの音楽の原点。そして、シャンソンといえばディット・ピアフといのも自然の成り行き。ピアフが亡くなったのは1963年で、登紀子さんのデビュー直前のこと。歌ばかりではなく、生き方にも大きな影響を受けたといわれる。「ピアフともう一つおもしろい話があるのよ。それはね、デートリヒが大きく関わっているの」登紀子さんから聞かされたピアフとデートリヒとの関係に興味が沸いた。シャンソンの神と讃えられているピアフと、ドイツ生まれで後にハリウッドの銀幕スターになったマレーナ・デートリヒが、同じ時代に、それも深い友情で結ばれていたとはまったく知らなかった。登紀子さんと別れ際に、来年夏、東京オーチャードホールで「ピアフをやるから観に来て」と言われ、なるほど、それが春秋座での参考になるのだと。

2013年7月26日、オーチャードホールのコンサートタイトルに「生きるための歌─愛の讃歌 没後50年エディット・ピアフに捧ぐ」とあり、並々ならぬ登紀子さんの思い入れを感じた。しかし当日は見逃してしまった。のっぺきならぬ用事と重なり悔しい限りである。あとから事務所のスタッフにコンサートの様子をうかがうと、登紀子さんは、「ほとんどピアフその人に化身して、ピアフを歌うというよりピアフその人を生きていた」とのこと。しかし、その中にデートリヒは出てこなかったし、構成も1部はお馴染みのレパートリーからのコーナーで、2部がこのピアフ特集だった。

2013年も押し迫り、また「ほろ酔い」の季節がやってきた。できれば会場で春秋座のことをお客に知らせたい。その数日前に、登紀子さんのプロデューサーが春秋座までやって来て、コンサートの全貌が明らかとなった。きっとオーチャードのパターンだと思いきや、「全編をピアフでやりたいの」と登紀子さんの言葉が伝えられた。それもデートリヒが語り部となり、ピアフの歌を、時にはデートリヒの歌も交えてピアフの世界を描いていく。2人を演じるのは加藤登紀子、全曲の訳詞も自身が行う。その上、なんと本邦初となるピアフの未発表曲までもこの春秋座で初披露するという、驚きのビッグニュースに胸が躍った。早速早チラシを作成して、なんとか「ほろ酔い」会場に間に合わせることができた。おまけにステージ上で「春秋座で来年の春、コンサートを行います」と登紀子さんが呼びかけ、客席が「わあー」とどよめいたのが忘れられない。

いよいよ実現に向けて動き出した。年が明け2月にキエフで記者会見を行う。キエフはご存知、登紀子さんのお父様が開業し、現在お兄様が切り盛りしておられるロシアレストラン。会見も上々で、KBSの夕方のニュースに放送される。その後、新聞各紙、情報雑誌等にも徐々に掲載され、ムードは盛り上がってきた。

登紀子さんが長年温めてきたエディット・ピアフの世界。今までどこも行っていないこの集大成を春秋座で初演するなんて夢のようだ。全編をピアフに、デートリヒに憑依した登紀子さんが縦横無尽に情熱的に歌いまくる。加藤登紀子にもどるのは、やっとアンコールになって、そして、「百万本のバラ」などを聴くことができるのだろう。などと光景に思いをはせ、震える興奮を抑えながら、当日を心待ちにしている。

舘野佳嗣
(舞台芸術研究センター プロデューサー)

ピアフとデートリヒ 二人を結びつけている絆…

4月 26日, 2014年
カテゴリー : 過去の公演 

皆様こんにちは。上田でございます。

さて私は現在、5月24日(土)開催加藤登紀子春秋座コンサートに向けて
この公演のキーパーソンである
エディット・ピアフとマレーネ・デートリヒ
の人生を少しばかり調べている最中です。
コンサートにお越しいただく前の予習と言いますか、少しでも皆様の参考になれば幸いでございます。

登紀子さんのインタビューでもピアフについて語ってくださっています。

登紀子さんのピアフへの想い、またこのコンサートにかけてらっしゃる熱意が伝わってくる内容ですので、ぜひぜひご覧ください!
インタビューはコチラ

エディット・ピアフは、現在でも世界中で愛されているフランスを代表するシャンソン歌手。
幼少期から町から町へ歌い歩き、20歳で高級クラブでデビューし、一夜にして大成功を勝ち取った。その人気はフランスに留まらず、世界中で大いに親しまれていました。
華やかな男性遍歴、殺人容疑や4度の交通事故、麻薬と酒に溺れ、波乱にみちた人生を送り、47歳の若さでこの世を去る。
『愛の讃歌』や『バラ色の人生』などの数々の大ヒット曲は、今尚歌い継がれている。

マレーネ・デートリヒは、ドイツ出身の女優・歌手。
ドイツから単身渡米し、ハリウッドで実力を開花させ、1936年アメリカ市民権を獲得。第二次世界大戦勃発後は前線慰問や反ナチ運動に参加し、戦後アメリカ市民最大の栄誉である“自由勲章”を授与される。
53年からは歌で世界各地をリサイタル巡回し新境地を開き、70年大阪万博と74年に2度目の来日コンサートを開催。1992年に91歳で死去。

退廃的な魅力と抜群の脚線美(“100万ドルの脚線美”と讃えられている)で世界中の男性を虜にし、細い眉のメイクや、燕尾服や飛行服、軍服姿といった男装ルックは、世界だけでなく日本の女性(モガたちがこぞってズボンをはいていたという)も大きな影響を与えました。

二人の出会いは、ピアフが初のアメリカ公演を実現させた1947年頃だと言われています。
デートリヒがピアフの歌を聞きにニューヨークへ来ていて、ピアフもまた戦時中にデートリヒの歌を聞いて大きな感動と感嘆を覚えていました。
出会う前からお互い魅かれ合い、アメリカで運命の出会いを果たします。

以後、ピアフの人生におけるキーポイントに必ずデートリヒが側にいます。

1949年ピアフの愛人マルセル・セルダンが飛行機事故で急逝したとき、事故の知らせを翌日ピアフに伝え、その夜ニューヨークのナイトクラブでショーに立ち会ったのもデートリヒでした。
デートリヒは自伝で、ショーで『愛の讃歌』を歌うピアフを見て
「彼女は悲しみの思いを歌に込めて、いつもよりもずっと上手に歌った。」
と書いています。

また、ピアフはデートリヒが贈ったエメラルドの小さな十字架を生涯大事に持っていました。
ピアフが歌手ジャック・ピルスとの挙式時、震える手でずっと握り締め、
(デートリヒはこの結婚式の立会人を引き受け、ドレスの着付けも手伝っていた。)
3度目の自動車事故に遭った時も、その十字架をずっと握っていた。
とピアフは自身の自伝に書いています。

ピアフとデートリヒの自伝や、他の文献を調べていても必ず二人のことがピックアップされています。
ピアフはデートリヒを尊敬し頼りにしていて、デートリヒもまたピアフを支え、尽くしてきた。お互い刺激しあいながらも、なくてはならない存在だったのがひしひしと伝わってきました。

コンサートで登紀子さんがどのようにこの二人を演じ、語り、歌うのか…
どうぞお楽しみに~!

上田

組踊の原点

4月 19日, 2014年
カテゴリー : 過去の公演 

はい、コンニチハ!ツチヤです。

【琉球舞踊と組踊 春秋座公演】チケット発売が始まりました。

良いお席はお早めに!!琉球王朝時代のおもてなしを良いお席で体験していただきたいと思います。

 

さて、本日紹介するのは公演にさきがけて5月28日(水)に開催します、

関連レクチャーチラシ

関連レクチャー
「道成寺」と『執心鐘入』

 

予約フォーム⇒http://k-pac.org/performance/20140615.php

 

前回のブログで、少しご紹介しました組踊『執心鐘入』。

今回その『執心鐘入』と能や歌舞伎にみる「道成寺」との関係をめぐるレクチャーを開催します!!

能の『道成寺』について当センター所長であり能楽研究家の天野文雄が、歌舞伎の「道成寺もの」について日本史能史でおなじみの田口章子が、それぞれレクチャーいたします。さらに、幼い頃から琉球舞踊を学び、マルチな才能で琉球舞踊や組踊、沖縄芝居などに出演されているほか、新作組踊や歌舞劇などの脚本家・演出家として幅広く活躍する国立劇場おきなわ芸術監督の嘉数道彦さんをお招きし、組踊『執心鐘入』についてお話しいただきます。

 

冊封使をもてなすための踊奉行(おどりぶぎょう)として組踊を創作した玉城朝薫は一体何に出会い、何に影響を受け、『執心鐘入』を書いたのか…

能や歌舞伎と見比べながら、背景や見どころを探ります。

 

さあ、公演前に沢山物知りになって、公演を十二分に楽しみましょう!

私が学生の時分、歌舞伎の特別授業で三代目猿之助、現・猿翁さんがこうおっしゃっていました。知っている事が多い方が、より面白い。だから観る側も少し学ぶともっと楽しめる!と。

皆様もいかがですか??

 

※お申込は、劇場チケットセンター(平日10-17時)の窓口・お電話もしくは、予約フォーム[http://k-pac.org/performance/20140615.php]からお願いいたします。

 IMG_20140418_154711

次回こそ、琉球舞踊の見どころをお伝えしま~す。

ツチヤ

豪華キャストでお届け!ブロードウェイ・ミュージカルの傑作『王様と私』を春秋座で上演!

4月 14日, 2014年
カテゴリー : 過去の公演 

皆様こんにちは。上田でございます。
4月も半ばに入りましたが、京都の桜はまだまだ見ごろです。
花粉症持ちの上田にはつらい季節でもありますが、天候も暖かくなって心もほころんでおります。

さて、今から3ヵ月後の夏真っ盛り
7月19日(土)に、ミュージカル『王様と私を春秋座で上演します。
『王様と私』は作曲家 リチャード・ロジャースと作詞家 オスカー・ハマースタイン2世(注1)が手掛けた傑作ミュージカルです。1951年にブロードウェイで初演され大ヒットし、映画版も有名です。

日本でも791回の上演回数を誇るこの名作を、一般社団法人映画演劇文化協会による公益事業として、2012年から3年計画で日本全国を巡回上演しています。
全国ツアーの集大成の今年、春秋座で上演が実現しました!

シャム王役には1988年から1990年にかけて211回シャム王を演じた松平健さんが、円熟した演技で王様を見事に演じ、客席を圧倒します。
松平さんと言えば某将軍のイメージがありましたが、松平さんの貫禄と凛々しいお顔立ちは王様にピッタリ! 
パズルメント13
王子・王女のイギリス人家庭教師・アンナ役に元宝塚歌劇団・トップスター、紫吹淳さんが演じ、隣国から貢ぎ物として王様に献上された王女・タプチム役に、歌のお姉さんでおなじみのはいだしょうこさんが花を添えます。
教室
はいだ・石井

名曲「シャル・ウィ・ダンス」と共にシャム王とアンナが手を組み踊りだすシーンは、この作品の見どころのひとつです。
王様と私 シャル・ウィ・ダンス?
また、1980年より『王様と私』に出演し、作品を熟知した真島茂樹さんがオリジナル振付を踏まえ振付を担当。劇中劇「アンクル・トムの小屋」で登場するサイモン王役で出演いたします。こちらも是非注目してください!

春秋座は2012年宝田明さん主演『ファンタスティックス』以来のミュージカル上演!
この舞台は 一般社団法人 映画演劇文化協会による文化事業として、驚きの低料金3500円でご覧いただけます!
ミュージカルを初めて見る方にもお勧めです!

お客様からこの公演のお問合せを沢山いただいています。
12時、17時の2回公演ですが、早々に完売になる回もあるかもしれません。
チケットのお求めはお早ご家族、友達、もちろんおひとりでも楽しんでいただけること間違いなし!

皆様のお越しを心よりお待ちしております!

チケット発売は、友の会先行4月15日(火)10時から、
一般4月16日(水)10時からです。


上田

(注1)リチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタイン2世
『オクラホマ!』、『回転木馬』、『南太平洋』、『サウンド・オブ・ミュージック』などの作品を発表し、ブロードウェイ・ミュージカルの大御所コンビと言われている。

琉球からの風

4月 12日, 2014年
カテゴリー : 過去の公演 

舞う桜も、もう葉桜となってまいりました、今日このごろ…

あの感動から早2年。

沖縄からあの伝統芸能がやって参ります。

そう…

“組踊(くみおどり)”!!

 手水の縁02
手水の縁01
2012年『琉球王朝の華 組踊公演』舞台写真

なんと、今回は、

じゃんっ!
kumiodori2014_A4_小
6/15(日)
琉球舞踊と組踊 春秋座公演

“琉球舞踊”5演目も合わせて!

さらに、“組踊”の演目はなんと!

あの!

『執心鐘入(しゅうしんかねいり)』

ん…??というアナタ、
『道成寺』はご存知でしょうか?
『執心鐘入』は、能の『道成寺』を影響に受けて創作され1719年に上演された、
組踊の初めての作品なのです。

(※1719年、尚敬王冊封之儀の折、重陽の宴で『二童敵討』とともに歴史上はじめて上演された。)

はい、そもそも『組踊』って何??という方は、コチラをご覧下さいませ。
http://www.k-pac.org/performance/20140615.html

そして、『執心鐘入』の醍醐味はなんと言ってもアクロバティック!
執心鐘入

あの鐘にいるのは、そう鬼女でございます。

あれ、あの後どうなるの?!どうしてそうなったの?!

気になりますよね…6月15日、ぜひ春秋座にお越し下さい。

ご存知のように、中国から来る冊封使をもてなすために、うまれた組踊。
これには当時の冊封使も驚いたことでしょう!

 

さてさて、その他にも『執心鐘入』には見どころ、聞きどころが沢山ごさいます!!

もっと知りたいなという方、以下にアクセスしてみてください。

演目や舞台の約束事なども分かり易く、さらに組踊の歴史なども解説されています。

文化デジタルラブラリー<組踊>
http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/contents/learn/edc19/sakuhin/syushin/

 

ところで、琉球舞踊の見どころは…?

と思ったアナタ。するどい!
次回のブログでご紹介します!

お楽しみに。

 ツチヤ

【学生レビュー】春秋座 能と狂言

2月 13日, 2014年
カテゴリー : 公演レビュー, 学生目線, 過去の公演 

初めまして、こんにちは。

『能と狂言』の記事を書かせていただけることになりました、春秋座フロントスタッフ文芸表現学科クリエイティブ・ライティングコース二回生の光井です。

 

遅くなってしまいましたが、最後まで読んでいただけると幸いです。

 

 

2月2日(日)に『能と狂言』を観に行ってきました。

小学生のときに映画『陰陽師』で野村萬斎さんを見たときからずっとファンで、舞台上の萬斎さんを観るのは今回が三回目でした。

 

前半の狂言の演目は「棒縛」。酒を飲めないように腕を縛られた召使いたちが、どうにか酒を飲もうとする場面が笑いを誘う演目です。

萬斎さんの動きはいつ見ても軽快で、重さを感じさせない動きに惚れ惚れします。

私も能楽を習っていた時期がありまして、能と狂言は別物なんですが、あれだけ舞えたら楽しいだろうなあと思いながら観ていました。

 

後半は能「船弁慶」。前段では静御前、後段では平知盛の亡霊がそれぞれ主役になる演目です。

義経役の子どもがかわいらしくて、一生懸命なのが伝わってきて微笑ましい気持ちになりました。

主役を演じられていた観世銕之丞さんの静御前の舞が、それはきれいで釘付けになって観ていました。大人の男の人なのに、ちゃんと女の人に見えるのが能楽師のすごいところだと思います。

平知盛が花道から出てきたときには、夜中に道ばたで会ったら怖くて逃げ出してしまいそうだなと思ってしまいました。

花道を脱兎のごとく進んでいく平知盛を見て、能舞台にも花道をつくればいいのになと感じました。能舞台で役者が出入りするのに使われる橋懸りは、だいたいが客席から遠いです。花道のように客席の間を通せば、お客さんが役者を近くに感じることができるし、舞台の迫力も増すだろうと思います。それだけ迫力のある平知盛でした。

 

 

 

今回の舞台を観て、改めて萬斎さんはかっこいいと思いました。あんなにひょうきんなのに、なぜかっこいいんでしょうか。謎です。

萬斎さんのくもんの宣伝が流れるたびに画面を凝視しています。先日もDVDがあるにも関わらずテレビでやっていた『陰陽師』の映画をずっと観ていました。萬斎さん熱は冷めることがなさそうです。

いつか現代劇をしている萬斎さんも観てみたいです。(春秋座で公演しないかなぁ……)

 

萬斎さんだけでなく、もちろん能楽もかっこいいです。

見に来ていた人は年配の方が多くて、若い人や学生は少なかったように思いました。

難しそうとか堅苦しそうとか言われて、興味を持ってもらえないのは悲しいことです。

私だってすべてがわかって観ているわけじゃありません。古典ははっきり言って苦手科目でした。でも楽しいし、面白いと感じます。

もし観る機会があるのなら、毛嫌いせずにそれを活かしてほしいと思います。

 

 

今から言うと鬼に笑われますが、必ず来年の『能と狂言』も観に行きます。

今回はチケットが買うのが遅れ桟敷席になりましたが、来年は真ん中あたりの席を取りたいと思います。がんばれ私。

 

 

では、長々と失礼しました。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

光井令子
文芸表現学科 クリエイティブ・ライティングコース

本日の京都芸術劇場は…

2月 09日, 2014年
カテゴリー : 過去の公演 

春秋座にて

高校演劇コンクール近畿大会優秀校 第13回「春秋座」招待公演
演じる高校生

がございます。
開演は14:00、開場は13:30となっております。
上演時間は3時間30分程を予定しております(休憩含む)。

当日券もご用意しております。

皆様のご来場をお待ちしております。

舞台芸術研究センター

« 前ページへ次ページへ »