2014年5月
2014年5月29日 授業風景
1回生授業TIOの様子を紹介します。
今日は「卵落とし」の実験を行いました!
「卵落とし」は、紙コップ3つを用いて、より高い位置から卵を落としても割れない方法を、
グループで考えるというものです。
試行錯誤を重ねて作った容器に卵を入れて、実際に階段の吹き抜け部分から落としてみます。
卵を守ることはできるのでしょうか?
投下!
ゆっくり落ちていきます。。割れないでー!
成功!!やったー!!
中にはうれしくて泣いちゃうほど、がんばって取り組んだグループもありました。
最上階の4階から地下2階の床まで落として成功するツワモノもいて、みんなも本人もびっくり!
実際にこの課題に取り組んだ1回生の杉山さんに、この課題をやってみてどうだったか、
紹介してもらいます!
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15日の授業終盤、今までと違う課題が出されると聞いて、とてもわくわくしました。
それだけに、「卵落とし」の課題を発表されたときは意味が分かりませんでした。
スーパーから持ち帰るだけでも割るときは割れてしまう、そんな脆い卵を落として
割らないようにするなんて、一体どうしろというのだと、そんな風に思いました。
ともかく実験を始めました。班員それぞれで案を考え、それを試してみるところから始まりました。
同じ「紙コップ3つを使う」というルールでも人によって様々な形を考えてくるのは楽しくて、
「そんな考え方もあったんだなぁ」としみじみ思いました。
作った装置に卵を入れて計測開始!怖々と50cmから始めてみると、考えてきた幾つかの案で割れずに成功!!
初めて成功したときは喜びよりも、卵が割れないということに驚きました。
でもやはり、100cmを超えることは出来ず……。卵を割らないための工夫を考えながら、
本番までの間、本当に沢山の紙コップ装置を制作しました。
それからの制作で主に重点を置いたことは「着地時のクッション材」、「空気抵抗のための羽」、
「卵の固定」という3点。
制作していく中で、過度なクッションは着地の際に倒れる原因になること、
羽は空気抵抗だけでなく、落ちる方向をある程度一定にするということ、
それからそれは羽に横の回転がかかっているとより強力になること、
卵にも割れやすい場所と割れにくい場所とがあることを発見し、
卵を固定することで割れにくい部位に衝撃が行くように出来るということなど、
様々な事が分かりました。
課題を提示された時、「無理だ」と思ったけれど、いざ行ってみれば
全然無理なことではありませんでした。
何も知らず、行ってもいないのに無理だ、なんて決めつけてはいけないと思いました。
本当に沢山失敗して、失敗しかしない日もあるほどでした。
でもだからこそ、たった1度の成功がとても嬉しく感じられました。
「卵落とし」を行ったみんなとグループを越えて協力し、より高い場所から成功させようという
目標を持って取り組めたことは良い事だと思いました。
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初めはできない!と思っていたことでも、実際にやってみて、工夫を重ねることで、
不可能を可能にする方法を見つけ出したのがよく伝わってきます。
こんな風にして、どんどん自分の思い込みや常識のフレームを取り払って考えることを
学んでいきます。これからどんなことを吸収していくのか、楽しみです!
スタッフ:ナラダテ
2014年5月28日 日常風景
こんにちは情報デザイン研究室スタッフの吉本です。
今回は情報デザイン学科にある施設を紹介します!!
情報デザイン学科には、立体工房、マルチメディア工房、印刷工房の三つの工房があり、
学生たちはライセンス講習を受ければ自由に課題制作や作品制作などで各工房を使用することができます。
今回はその3つの工房の中から立体工房を紹介します!!
立体工房では木材の加工や塗装作業をすることができ沢山の学生に利用されています。
ここは立体作品を制作する学生にとってはなくてはならない施設です!!
電動ドリルや丸ノコやなど様々の道具があり
学生たちはそれぞれの制作に合った道具を選ぶことができます。
使い方を誤ると危険な機材もありますが、使い方は工房スタッフが丁寧に教えてくれます。
立体工房スタッフの岡田さんです。
制作で困ったことがあったらやさしくサポートしてくれます。
昨年もこの立体工房から沢山の作品が作られました。
今年もこの工房からどんな作品が生まれるのかとても楽しみですね!!!
スタッフ:ヨシモト
2014年5月27日 イベント
卒業生個展のお知らせ
2012年度 情報デザイン学科卒業生の羽多野加与さんの個展が、
昨日より東京で開かれています!
羽多野さんは在学時代より、
ポップで可愛い作風ながらも、人間の表面 / 内面をテーマに、
作品を京都や関東で展示発表されていました。
6月7,8日は在廊もされていますので、
ご都合よろしければ是非ご覧ください!
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※以下転載
羽多野加与個展
(ごめん、またあそぼな☆)
http://mitsuiart.com/index.html
会場: Space 2*3
〒103-0023 東京都中央区日本橋本町1-7-9 西村ビル1F
会期: 2014年5月26日(月) – 6月8日(日) 12:00-19:00 最終日17:00まで
※火・水曜日 閉廊
羽多野加与は1990年三重生まれ、2013年京都造形芸術大学を卒業しました。
作品はコミカルな画風ですが、その丹念な描は遠目にはまるでイラストレーターで描いたのかと思わせる技術に裏付けられており非常に強度の高い作品となっています。
そしてそのコンセプトはある種の醒めた視線で見た普段隠れている或る種の醜ささえ伴う人間の本質と、
そういった愚かさを知りつつも人間への絶ち難い情を併せ孕み独自の世界を構築しています。
その作品は先月開催された アートコンプレクスセンターに置いてのグループ展「ほりごたつハリケーン」においても高く評価され、会田誠が自身のツイッターで絶賛するなど大変注目を集めました。
初日26日には作家も三重から参加してのオープニングパーティーを開催します。また6/7.8も在廊致します。
皆さま是非お気軽にご参加してご高覧下さい。
2014年5月26日 授業風景
3回生のコース共通科目である、メディア演習ⅠHの授業で
「自分新聞」を発行しました。
それぞれが独自の視点でテーマを企画し、
それに対する取材、制作を行いました。
そして、この日はいよいよ持ち寄った原稿を
印刷するという、わくわくドキドキな体験でした。
これが原稿です。
印刷機にセットして、
インクの濃さを調整し、いざ印刷!
どうかな、どうかな・・・
う〜ん、ちょっと薄いかな〜。
微調整を繰り返し・・・
]
ようやく完成!
刷りたてほやほや、インクの匂いが立ちこめます!
手書きだったり、イラストや写真を使っていたり、
テーマも雑草から少女まんがと、それぞれが興味のある内容を
取材し、実に様々な新聞が揃いました。
新聞ならではの少しざらっとした質感。真っ白ではない紙色が
優しくインクの黒を引き立て、いい味わいです!
「自分新聞」は情報デザイン研究室で閲覧できます。
次号は6月発行です。お楽しみに!
スタッフ:フジカワ
2014年5月23日 ニュース
5月も終わりに近づき、暑い日が続くようになってきた今週、
望天館1階 VOTEN VOTENにて、
情報デザイン学科の4年生が制作したポートフォリオを展示する
「ポートフォリオ展」を開催しています!
ポートフォリオとは
大学生活で制作した作品をまとめた、作品集としての役割となるだけではなく、
就職活動や進学の際に自分自身をアピールする役割も果たす、大切なお供になります。
これから就職活動を体験する3年生や、
4年生がどのような制作をしてきたのか気になる2年生、
ポートフォリオってどんなもの?と興味津々な1年生が
4年生の努力の結晶を真剣に見ていますね…!
なかには、なんと焼き肉が!!
ポートフォリオに掲載されている作品の実物も展示しており、
いつもは楽しく、賑やかなお昼休みと放課後が
刺激的なものになっているのではないでしょうか?
4年生の入学以来培われた、
デザイン力やスキルが見える展示となっていますので
ぜひ大学に足をお運びください!
<場所>
望天館1階 VOTEN VOTEN
<日時>
5/21(水)、5/22(木)、5/23(金)
5/28(水)、5/29(木)、5/30(金) ※水・木・金曜日のみ
昼休み/12:00~13:00
放課後/16:30~18:00
スタッフ:ハシジ
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