2015年5月
2015年5月14日 授業風景
来る5月8日(金)、情報デザイン論Ⅷの授業にて、特別講義を行いました。 ゲストはUMA/design farmの原田祐馬さん! 原田先生は本学空間デザイン学科の客員教授でもあります。 授業担当の服部滋樹先生とは友人でもあるそうで、お互いのデザインの方法や考え方の紹介から始まり、和やかでありながらも、良く知り合ってるお二人だからこその鋭いトークが繰り広げられました。
序盤では簡単なワークショップを行いました。 内容は世界地図や自分の慣れ親しんだ場所の見取り図を描いてみるというもの。 知っているはずのものを、改めて手で描き起こしてみる事の難しさに苦戦する学生達。
その後、おとなり同士で答え合わせをしてみると、その違いにびっくり! この違いは描き手体験の差、身体の差から来たものであるという言葉には納得でした。
また、原田先生の今までのお仕事をピックアップして紹介して頂きました。 ご自身のデザイナーとしての原点とも言える、金沢21世紀美術館での滞在制作アシスト、そしてその記録を残す為に自らが発起人となりゼロから図録制作をされた時のお話。 デザイナー奥村昭夫さんの展覧会「奥村昭夫と仕事展」の広報依頼を受けた時は、広報だけでなく展覧会内容までプロデュースをされたそうです。敢えて見えにくくしたというとてもシンプルな広報ビジュアルからは想像出来ない、様々な工夫が施された展覧会の内容には衝撃を受けた学生も多かったのではないでしょうか。
その他にもYCAM(山口情報芸術センター)でのお仕事やインクルシヴデザインの事など、盛りだくさんな講義内容でした。 クライアントへの応え方がとても独創的で、それまでのデザイナーの仕事とは異なる切り口でお仕事をされてきた原田先生のお話は、学生達にとっても新鮮なものだったようです!
対談形式で行われた今回の授業では、お二人ともが「デザイン」と言う仕事を本当に楽しんでいる様子が伝わって来るものでした。現役で活躍されているお二人の今のお話はとても興味深く、デザインという仕事の奥行きや魅力を改めて感じる事が出来たのではないでしょうか。 原田先生、服部先生、楽しく有意義な講義をありがとうございました!
スタッフ:イトウ
2015年5月11日 授業風景
今回は2年生の授業『プロフェッショナル研究』をご紹介します。
この授業では、社会に出るとはどういうことなのか?を、実際に働く社会人への取材を通して考え、
新聞や小冊子を制作していきます。
そこでまずは「学内で働く人」をテーマに壁新聞を制作しました!
なぜ大学で働いているのか?
どうして大学の先生になったのか?
人生に影響を与えたキーポイントは何か?
…などのさまざまな切り口から、普段ではあまり聞くことのできない
「働くこと」について、先生や職員に取材しました!
2年生からは、制作を通して感じた色々な声が聞こえてきました。
「取材にあたってあらかじめ質問リストを作るため、
その人の仕事について調べておくことで、当日は掘り下げたお話しが聞けた。
そういったインタビューするまでの準備もすごく大切だということに気づかされた!」
「取材をした人と読み手の距離感を考えた記事の書き方が必要であると感じた。
読み手がその人の事を知っているかいないかを考え、理解してもらう工夫が必要だとも思った。」
「普段何気なく見ている新聞も、読み手のことを考えて
『どの情報が知りたいのか』『読者の目をひくためにどんな見出し、レイアウト、内容にするのか』
など、さまざまなことが考えられ、デザインされているのだと気づいた!」
「新聞というのは文章の内容だけでなく、見た目も読む人の為に考えるべきだと知った。」
このように、取材→情報編集→紙面制作→発信までの一連の過程のなかで、
既にあるペーパーメディアを見つめ直すだけではなく、
「働くこと」自体について気づいたことがたくさんあったのではないでしょうか?
今回はグループで一枚のペーパーを制作しましたが、
これからは一人で8ページ以上のインタビュー冊子を作ります。
どんなものが出来上がるのか、今から楽しみですね!
協力:イラストレーションコース 2年生
市岡颯紀、岩崎加奈、恩田あかね、杉山あずさ
スタッフ:リョウ、ハシジ
2015年5月7日 日常風景
5月に入ると一気に気温が上がり、GW中は夏日も多かったですね。
長い連休が明け、本日から授業も再開です!
授業のワークショップ中の様子です。
連休中はどのように過ごしていたのでしょうか。
学生に話を聞いてみました。
高知の砂浜美術館へ行って来たという鈴木さんと内橋さん。
砂浜美術館ではTシャツアート展という展覧会が開催されていました。
砂浜に様々なイラストが施されたTシャツが並びます。
天気も良く、屋外での作品鑑賞を満喫してきた様です。
また、手塚治虫記念館へ行って来たという黒川くんは、普段、春秋座でスタッフとしても仕事をしているそうで、来月行われる舞台「アドルフに告ぐ」のリサーチも兼ねて記念館へ行って来たのだそうです!とても有意義な休日の過ごし方ですね。
http://www.kyoto-art.ac.jp/events/914
他にも、家族旅行へ行って来たという人、休みの日も変わらず大学へ来て課題や制作をしていたという人、京都市内の展覧会を回っていたという人等、様々な連休だった様です。
休日は、リラックスをしてしっかり身体を休める事も大切ですが、様々な場所へ出かけて情報を吸収する事も大事ですね。各々、有意義な休日を過ごせたのではないでしょうか。
沢山リフレッシュ&インプットをして、元気に前期授業の再スタートを切りましょう!
スタッフ/イトウ
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