2016年11月
2016年11月28日 イベント
11/3(木・祝) 京都造形芸術大学 智勇館1階にて
国際アニメーション・デー 2016 in 京都を開催しました!
国際アニメーション・デーとは
広島で開催される広島国際アニメーションフェスティバルで受賞した作品や、
世界中から集められたアニメーション作品を上映し
アートアニメーションの素晴らしさや面白さを広めていこう!という催しで、
情報デザイン学科では毎年恒例の欠かせない行事となっています。
主催者であるASIFA-JAPAN会長の木下小夜子さんにもお越しいただき、
わくわくとした雰囲気の中、上映がスタートしました!
今年の上映プログラムはこちら↓
世界から集められたアニメーションということもあり、
英語字幕や英語での吹き替えのためストーリーがわかりにくい…!と思いがちですが、
そんな言葉の壁を、キャラクターの動きや音楽を使って超えてしまうのが
アートアニメーションの面白い点のひとつです。
油絵、切り絵、カラーフィルムなど様々な技法で制作された作品では、
アナログならではの表現に見入ったり驚きながら
上映はあっという間に終了しました!
また、今回、ご遺族の方のお許しを得て、
2011年に急逝された相原信洋先生が研究室に遺された書籍の形見分けを行いました。
相原先生は情報デザイン学科でアニメーションを教えながら
アニメーション作家として活躍され、
とてもユニークでチャーミングな、学生から慕われる本当に素敵な先生でした!
相原先生を知る人も知らない人も書籍を手に取り、
それぞれ新しい場所へと旅立って行きました。
先生を思い出しながら研究や制作に是非生かしてくださいね!
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相原 信洋/Nobuhiro Aihara
東京のデザイン学校を卒業後、アニメーション会社でTV・劇場用作品を多数手がける。
1965年より自主制作を始め、映像個展およびワークショップを国内各地、ヨーロッパ等で開催。
精力的に作品を発表し、世界各国で招待上映される。
ASIFA-JAPAN(国際アニメーションフィルム協会日本支部)の理事を長く勤め
アニメーションアートの発展に力を注ぎました。
また、今回の講師である木下小夜子さんとは公私を超えた友情で結ばれていました。
そのご縁でこのイベントが実現しました。
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スタッフ:ハシジ
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2016年11月25日 授業風景
今回は3年生イラストレーションコースD領域【構想計画】で行われた
「雑誌カバービジュアル」の授業をご紹介したいと思います!担当は都築 潤先生です。
こちらの授業ではまず、プレワークショップでひとり一人が “雑誌” のリサーチを行いました。
その後、男性誌や女性誌、カルチャー誌など様々なジャンルに別れてグループでカバービジュアルを制作。
グループの中の2人が選ばれ、
それぞれがアートディレクター、編集長、デザイナーになって制作を進めていきます。
アートディレクターが表紙のデザインコンセプトや特集を踏まえて
目次のラインナップのデザインをデザイナーさんにお願いし、
編集長は全体をチェックしてまとめていきます。
それぞれの特色を織り込み、文字やイラストのデザインをするだけではありません。
例えば女性ファッション誌はとてもたくさんの文字がカバービジュアルに記載されていますよね。
そんな様々な雑誌の特徴をリサーチ経験を生かしてディスカッションしながら絞っていきます。
文字が多すぎると見にくくなるので、どう構成するかとても難しかったそうです。
最終日は根之木正明先生にも参加していただいて、講評を行いました。
雑誌は3ヶ月分作られ、各グループとも合計3冊発表しました。
発売する号の季節感や、特集記事に合わせたイメージ、最終ページに織り込む広告など細かな所まで工夫がされていて、
思わず手にとってパラパラめくりたくなるものばかりでした。
スタッフ:勝
2016年11月24日 授業風景
4年生はただいま卒業制作に向けて日々制作中です!
卒業制作展の開催は来年の2月ですが、4年生の制作は4月からスタートしました。
4月から2月まで、およそ10ヶ月の期間をかけて取り組むだけに、
好調に進む時もあれば、時には思い悩む日々が続くこともあります。
そこで卒展に向けて毎週ゼミを行ったり、プレゼンテーションを定期的に行い、
先生にアドバイスを受けたり、同級生の作品を互いに見て刺激を受けあいながら日々制作を進めています。
5月に行われた第一回目のプレゼンテーションは、スケッチなど構想段階のものがほとんどでしたが、
今回はみなさん制作途中の作品を持ち寄ったにぎやかなプレゼンテーションとなりました。
イラストや絵本、映像、ゲームなどなど様々な形態のものが卒展では観られる事になりそうです!
D領域、E領域共に今から展示が楽しみになるような有意義なプレゼンテーションとなりました!
展示までまだ少し時間がありますが、最後まで諦めずに自分の思い描いている作品を完成させてくださいね。
みなさまもぜひぜひ卒業制作展にご来場ください!
スタッフ: 勝
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2016年11月21日 ニュース
今回は卒業生の展覧会をお知らせします!
2013年に情報デザイン学科イラストレーションコースを卒業し、
現在、情報デザイン学科の副手として仕事をしている端地美鈴さんが個展を行います。
端地さんは、白いスケッチブック、鉛筆、消しゴムだけで展開する
不思議な世界観のアニメーションを制作しています。
最近ではNTT西日本のWebCMや、くるりのPVなど、さまざまなメディアでも活躍されています。
ぜひ、この機会に作品を観に行かれてはいかがでしょうか。
「here and there」
▼ギャラリー揺
〒606-8407
京都市左京区銀閣寺寺前町23
http://www.yuragi.biz/index.html
11月22日(火)- 12月4日(日)
12:00 – 19:00(最終日17:00)
28日(月)休廊
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端地美鈴(HASHIJI Misuzu)プロフィール
1990年 京都市生まれ
2013年 京都造形芸術大学 情報デザイン学科イラストレーションコース 卒業
2013年 京都造形芸術大学 卒業制作展 学長賞受賞
個展「over and over now」@KUNST ARZT
2014年 木津川アート 市民賞受賞
第18回 文化庁メディア芸術祭 「Remember me」が審査委員会推薦作品に選ばれる
2015年「timelake 時間の泉」@新風館中庭
個展「アイスたべたら」@KUNST ARZT
2016年 新鋭選抜展 琳派-FOREVER- @京都文化博物館「cup and milk」が産経新聞賞を受賞する
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スタッフ/クスモト
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2016年11月16日 授業風景
紅葉シーズンに入り、京都も賑わっている今日この頃、
2年生の授業『プロフェッショナル研究』の授業では
働く人にスポットを当て取材し制作した壁新聞の合評をしました!
この授業では、社会に出て働くってどういうことなのか?という疑問を、
実際に働く人への取材を通して考え、壁新聞や冊子を制作していきます。
そこでまずは「京都造形芸術大学内で働く人」をテーマに、
なぜこの大学で働いているのか?
どうして大学の先生になったのか?
人生に影響を与えたキーポイントは何か?
などのさまざまな切り口から、普段ではあまり聞くことのできない
「働くこと」について、先生や職員、スタッフに取材をします!
情報デザイン学科の卒業生で
現在スタッフとして印刷工房で働きつつ、デザイナーとして活動している
竹内敦子さんに取材をした壁新聞は、
取材対象を竹内さんだけに絞らず、竹内さんを学生時代からよく知る先生にも取材し
周りの人から見た竹内さんも知ることができるようになっています!
また新聞自体はシルクスクリーンで印刷したもので
取材内容とデザインがうまくリンクされており、
こだわりを持って制作されていました。
(紙や布などに版を重ねて印刷するシルクスクリーンは、印刷工房で行っています。)
学生からもコメントが届いています!
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今回のインタビューの課題は私にとってとても有意義なものとなりました。
取材させていただいた竹内さんには、快く長時間の取材にお付き合いいただいて本当に感謝しています。
また、文字起こししてまとめる時の注意点やマナーなど、
個人でしか学べないようなことも竹内さんに細かく教えていただいてとても勉強になりました。
レイアウトもアドバイスをいただき、より良いものができました。
また、少ない時間でシルクスクリーンで印刷するのはとても大変でしたが、
無事完成まで持っていくことが出来て本当に良かったです。
情報デザインコース 2年 高坂彩乃
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全ての新聞をご紹介できないのが残念ですが、
さまざまな「働くこと」について取材された力作が揃いました!
今回はグループで一枚の壁新聞を制作しましたが、
次回からは一人で8ページ以上のインタビュー冊子を作ります。
壁新聞よりもボリューミーになりますが、
どのような冊子が出来上がるのか今から楽しみですね!
スタッフ:ハシジ
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