2016年12月
2016年12月28日 ニュース
3年生の選択授業から、映像表現の授業を紹介します。
担当の先生は武村敏弘先生です。
(今回の記事の写真も武村先生の撮影です!)
前期から後期まで通年のこの授業、前期では映像制作の基礎的なこと、ストーリーボードや
コンテの作り方、カメラや編集ソフトの使用方法から学びました。
後期では、前期に学んだことを応用してより実践的な課題に挑戦しています。
後期に入って最初の課題は、モンタージュの研究として、セリフのみ書かれたシナリオをもとに
学生一人一人が人物や背景を設定してストーリーを作成し、協力しながら撮影を行いました。
映画学科の学生さんにも出演をお願いしての撮影です。
どんな風に映っているのでしょうか!?
11月になって気温の下がった瓜生山、この日は寒い中での撮影となりました。
12月に入ってからはACジャパン広告学生賞への出品に向けて授業に取り組んでいます。
まずは各自で自分が感じる社会問題をまとめたり、世界や日本の公共広告を調べて発表をしました。
モンタージュの研究では1人1人の絵コンテをもとに4作品を作りましたが、今回はみんなで1つの作品を作ります。
授業日以外にもみんなで予定を合わせて撮影をしたり、雨の降る中でも撮影をしたり、積極的に制作をしています!
これからは編集作業に入っていきますが、一体どのような作品が出来上がるのか楽しみですね!
スタッフ/アベ
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2016年12月23日 授業風景
情報デザインコース 2年生「構想計画」では現在、
食のまわりのデザインを考え、食事が楽しくなるためのモノをデザインするべく
授業が進行しています!
まずは食事という場面を客観的にとらえ、食生活の検証のために
大学近隣のスーパーから1店舗をグループごとで選び、
それぞれのスーパーの特色を生かしたサンドイッチを作りました!
大学の周辺は住宅街ということから
近隣にはフレスコ、大國屋、生鮮館なかむら、阪急オアシス、ライフなど
学生も日頃からお世話になっている、たくさんのスーパーが並んでいます。
サンドイッチのレシピは、担当するスーパーに売っている商品のみを使って考えます。
レシピに特色を出すためにも、担当以外のスーパーのリサーチも行いました!
一人450円(税込)という限られた予算の中で、
一体どのようなサンドイッチが揃ったのでしょうか!?
フレスコ、大國屋、生鮮館なかむら を担当した学生から
コメントが届いています!
▼大国屋担当 大浦知美さん
この授業は最初から最後までワクワクしていました。
私のチームは銀閣寺の近くにあるスーパー、大国屋が担当でした。
置いてあるものは値段が少々高めで、
商品へのこだわりがとても強い、ということがリサーチでわかりました。
当日、トッピングに生のバジルを使ったのですが、
ちぎった瞬間の香りが想像以上に華やかで、思わず笑顔になってしまいました。
香りはこんなにも感情に直結するものなんだ、と思いました。
見た目も大事だけど、無意識に匂いで美味しさを判断しているのかも、とこの授業で感じました。
▼生鮮館なかむら担当 森田 州一くん
僕たちのグループが担当したスーパーの特色は、その街に親しみのある雰囲気で、
オリジナルのブランド(低価格)を扱っていて、野菜が安いという部分でした。
その親しみ感を活かし、親しみが溢れるナポリタンのサンドイッチをつくりました。
普段は、当たり前のように通うスーパーも少し視点を変えてリサーチをすることで、
いろんな見え方ができて、探偵の気分になれました。
授業だけれど、楽しさしかない、授業でした!
▼フレスコ担当 荒木 麻世さん
私のグループは、フレスコオリジナルブランドの食パンと
名物のコロッケを使った『昔ながらのコロッケサンド』と、
フレスコでしか見ない商品をサンドした『オレンジチョコ』の2つをつくりました。
ただサンドイッチだけを作るのではなく、それに合った名前を決めたりお品書きをつけたり、
1つの商品を企画しているようなイメージでした。
食べる人のことを考えて、予算内、時間内でどこまでのものが作れるか、
考えるところから制作まで全部楽しかったです!
食事の“楽しい”は食べる行為だけではなく、それまでの過程にもあることがわかりました。
さて、作ったからには、美味しくいただかなければなりません!!
美味しい紅茶と合わせて、
それぞれのグループのサンドイッチをいただきながら感想を交えつつ、
いつもとは少し違った優雅な雰囲気が流れる中で合評をしました。
食事の「楽しい」は、味覚の他にどこに潜んでいるのか。
また、楽しむためには食事のレシピ、環境なども大きく影響することを、
スーパーをリサーチし特色を生かしたレシピを考え、実際に作って食べることで
食事が楽しくなるためのモノのデザインを
客観的に考えるきっかけになったように感じられました。
年内の授業は終了しましたが、
2017年の課題もどんどん楽しんで取り組んでいきましょう!
スタッフ/ハシジ
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2016年12月21日 イベント
今回は情報デザイン学科の准教授である、川合匠先生と岡村寛生先生による映像ユニット、
「カワイオカムラ」個展のお知らせです!
コマ撮りとCGを合わせたその精巧なアニメーション作品は、
国内外の展覧会や映像フェスティバルでも高い評価を受けています。
アルスエレクトロニカ・フェスティバルで栄誉賞を受賞した「コロンボス」も日本で初上映されるそうです!
個展はなんと9年ぶり、カワイオカムラ史上最大規模の個展とのこと。
今回の展覧会PVを、情報デザインコース3年生の稲田光佑君が制作しました。
↓こちらから観ることができますので、ぜひともご覧下さい!
会期中は、アーティストトークや上映ライブなどのイベントも盛りだくさんです。
この機会を逃す手はありませんね!
ふだん学校で見ることのない先生の一面を垣間見ることができるかもしれません。
REALKYOTOでもさっそく展覧会が紹介されています。こちらの記事もあわせてどうぞ!
【展覧会概要】
会期 12月17日(土)−1月22日(日)
【カワイオカムラプロフィール】
川合匠(かわいたくみ)、1968年大阪生まれ。岡村寛生(おかむらひろき)、1968年京都生まれ。京都市立芸術大学大学院在学中の1993年にカワイオカムラ結成。彫刻と絵画が合体した巨大なライトボックス作品などを制作していたが、徐々にその絵画的、造形的要素は映像の中へと展開し、1997年の初個展「オーバー・ザ・レインボウ」(アートスペース虹)では初めて映像作品を制作。また1999年の個展「四角いジャンル」(京都市四条ギャラリー)では初のセルアニメ《HOLY & CHEAP》を発表した。その後は主にデジタル・モデルアニメーションを中心に世界的に活動している。第65回ロカルノ国際映画祭(2012年、スイス)にて初公開された 《コロンボス》(2012)は、第53回クラクフ国際映画祭(2013年、ポーランド)で国際短編部門アニメーション最優秀賞、アルスエレクトロニカ・フェスティバル2014(オーストリア)ではコンピュータアニメーション/映画/VFX部門栄誉賞を受賞した。
スタッフ/クスモト
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2016年12月19日 ニュース
ここのところぐんと冷え込み、すっかり冬の空気になりました。
本日は寒い冬にぴったりの、研究室スタッフ 勝裕加さんのホットな展覧会情報をご紹介したいと思います!
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◆ 勝裕加/櫛田文「外の内のり」
会場:a・room( google map → ★ )
会期:2016年12月20日(火)〜 25日(日) 13:00〜19:00(最終日は17:00まで)
レセプションパーティー:12月23日(金)18:00〜
詳細はこちらから → ★
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勝さんは本学の卒業生でもあり、中学校で教鞭をとられたのち
今年の春から副手として情報デザイン学科に着任され、
イラストレーションコースを中心に学生生活や授業のサポートをされています。
ふだん研究室では見れない勝さんの一面が見れるかもしれません!
ぜひ、クリスマスのお出かけコースに盛り込んでみてくださいね。
スタッフ:小笠原
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2016年12月16日 授業風景
2年生の選択授業、表現基礎からアニメーション基礎の授業を紹介します。
担当は池田亜耶子先生です。
なにやら不思議な円形の用紙に絵を描いていますが
これは一体なんでしょうか?
これは驚き盤(フェナキストスコープ)といって、アニメーションの原型です。
回転させた驚き盤のスリットから鏡に映った絵を見ると動いて見えるんです!
一体どう見えているのでしょうか?
これまでに学生が制作した驚き盤をダイジェストでいくつかご紹介します。
この授業では他にも
16mmフィルムに直接描き込んだり削って映写するフィルムペインティングやシネカリグラフィ、コマ撮りソフトを使用して作るカットアウト・アニメーションなどアナログ技法を中心としたアニメーション実習をします。
一コマ一コマ描き、一つの映像になっていくアニメーション。
この授業を通して、モノの動き、時間軸の特性を捉えながら仕上げていきます。
普段描いているイラストレーションとは違う思考が必要とされるアニメーションですが、
実際に描いた静止画が動いているのを見ると、重ねてきた作業が実を結んだ実感があるのではないでしょうか!
スタッフ/アベ
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