2018年12月
2018年12月12日 授業風景
(前回の記事はこちら!)
お待たせしました~!3週にわたってお送りしたボードゲーム課題が、
ド派手にフィナーレ合評を迎えました!
今回の文章担当は、最近寒くなったので食欲が大爆発している
相場がお届けします~。写真担当は髪色が紅葉カラーな岩城です。
毎日夜遅くまで集まっている健気なチームもいたり、素材にこだわるチームがいたり、どうしたらプレイヤーが楽しんでくれるか、飽きないためにはどうすれば良いかなどを考え、
みんな課題を楽しみつつ、試行錯誤とミーティングの毎日でした。
1チーム10分間の持ち時間で、12チームのボードゲームを遊んでいきます。(かなりハードです・笑)
みんな童心に帰って遊びまくります。
遊び終わったら、各自投票用紙に1人5点満点で評価を書き込んでいきます。
自分たちがつくったボードゲームで、友達が遊んで笑顔になっているのを見ると
本当にうれしい気持ちになります!本気で取り組んで良かったと思いました。
私たちのチームはシステム面だけではなく、ビジュアル面もこだわり抜けて良かったです。
この課題を通して学んだことは、チーム制作とは今までの自分ひとりで制作する課題とは違い、
協調性を持ち、お互いに情報交換をこまめにし、自身の役割に責任を持たないと
チーム全体に迷惑がかかってしまうということ。
この経験は実際に社会に出てデザインをする上でとても重要なことだと感じました。
これからチーム制作がかなり増えていくようなので、自分のアイデアやこうしたい!
みたいな意見をしっかりと相手に伝え、自分自身も聞き取る能力をあげていきたいと思いました。
全3回の長い記事を読んでいただきありがとうございました!
これからも情デの楽しい授業レポートをいっぱい取材していきます。
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【Tsutae取材班】
相場 葵(イラストレーションコース2回、静岡県立磐田農業高等学校 出身)
岩城 有香(イラストレーションコース2回、京都市立紫野高等学校 出身)
磯本 朱里(イラストレーションコース2回、京都市立紫野高等学校 出身)
長谷川 文香(イラストレーションコース2回、滋賀県立信楽高等学校 出身)
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2018年12月8日 イベント
今回はVCDコース二回生C領域からのお知らせです!
12月6日より学生食堂にて、C領域は味覚についての展示「五覚展」を行います。
味覚展ならぬ「五覚展」。
食堂は甘味、酸味、苦味、塩味、旨味の五覚が混ざり合う場所。
何気なく食べているご飯も味覚について少し考えてみることで、
いつもと少し違った味になるはず。いったい味覚とはなんなのだろう?
私たちの表現する「味覚」をぜひ味わいに来てください!
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情報デザイン学科2年生 C領域「五覚展」
期間: 12月6日(木)〜12月12日(水)
開催時間: 平日8時半〜20時、土日8時半〜14時
場所: 京都造形芸術大学 至誠館3F 学生食堂
※今回の展示は、これから巡回展として京都各地の大学を回る予定です!
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【Tsutae 取材班】
藤原 ゆい(ビジュアルコミュニケーションデザインコース2回、高知県立高知小津高等学校 出身)
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2018年12月4日 インタビュー
こんにちは!イラストレーションコース1回生の小島大樹です。みなさん元気に過ごしていますか?
今回からスタートする【情デの放課後】。
情デの在学生にインタビューしたり、制作中の学生を取材したり、
ちょっと肩の力を抜いた楽しい企画をつくっていきます。
本日の放課後は、ビジュアルコミュニケーションコース二回生の
隈井 美歩(くまい みほ)さんとお話をして来ましたよ〜!
隈井さんは先日【Japan Six Sheet Award 2018】というコンペティションの
一般公募部門で金賞を受賞されました。一般企業のクリエイターも応募している中で金賞というのは、
本当にすごいことだと思います。今回は受賞作品のことから、普段の制作、
プライベートなことまで、皆さんにお届けしたいと思います!
【隈井 美歩(くまい みほ)】
私立同志社高等学校卒業後、
京都造形芸術大学 情報デザイン学科 ビジュアルコミュニケーションデザインコースに所属。
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【Japan Six Sheet Award 2018 金賞受賞について】
中山(以降、中):作品の制作で意識したことはありますか?
隈井さん(以降、隈):今回はノンアルコールビールの広告のデザインをさせてもらったんですけど、
街でよく見るビールの広告は同じようなものばっかりだな、と思って。
具体的にいうと、ビールが美味しそうに流れている映像だとか写真だとか。
そういう見たことがあるようなものではなくて、
自分なりの新しいノンアルコールビールの広告を作るように意識していました。
中:隈井さんの作品見させてもらったんですけど、背景の色が水色だったじゃないですか。
あれはなんで水色にしたんですか?個人的に気になって。
隈:実はあの水色は昼間の青空を表しているんですよ。ノンアルコールビールなら
働いている人でも昼間からお酒を楽しめるよってメッセージが込められてるんです。
取材班一同:へ〜
小島(以降、小):テーマをノンアルコールビールにするというのは自分で決めたんですか?
隈:そうだね。自分で決めた。最初は紅茶花伝をテーマに考えていたんだけど、なかなか上手くいかなくて。
で、ノンアルコールビールでやってみたら結構上手くいって(笑)。
小:それで取れちゃったと(笑)。
隈:取れちゃったね〜(笑)。
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【隈井さんのこれまで】
中:高校生の頃から広告がしたかったんですか?
隈:広告に興味があったとかではないんですよ。最近友達に同じようなこと聞かれたけど、
その時も答えられなかったな(笑)。デザインに興味があったことはあったけど、
広告関係に進みたいとかは思ってなかったし。最初は空間デザイン学科と情報デザイン学科、
どっちにしようか迷ってたぐらいだしね。情報デザイン学科で過ごしていくうちに
だんだん広告に興味が出てきたって感じかな。
中:じゃあ、今は広告がやりたいって感じですか?
隈:ん〜、一応。広告がやりたいってよりかは、おもしろいと思えるものがやりたい。
今それに一番近いのが広告だから、広告に興味があるって感じ。
取材班一同:うぉ〜。
隈:「うぉ〜」じゃないよ(笑)。
中:この大学に入学した理由はなんですか?
隈:京造は学校案内のパンフレットがおしゃれじゃないですか。学生がデザインしてるやつ。
それを見てポジティブというか、すごく明るい大学なんだなと思って。
雰囲気に惹かれてここに決めました。高校の時は芸術系に進む用意はしてなくて、
高校2年生の冬くらいに「芸大行こう」って決めました。それから画塾に通い始めたりしましたね。
今は、京造に来て良かったって思ってるよ。
中:この学科にしたのは?
隈:初めてオープンキャンパスに来た時に話した情報デザイン学科の人がすっごい親切で。
多分イケメンだったのかな(笑)。イケメンで、高身長で、優しくて、
しかもすっごいやる気に満ち溢れてて、キラキラしてて、話し方もすごく良い感じで・・・。
小:完璧じゃないですか。
隈:別にその人が好きだったとかじゃないんだけどね(笑)。
こんな風になれるんなら、情報デザイン学科、いいなぁ〜って思った。それが理由かな。
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【隈井さんのあれこれ。】
小:趣味はありますか?
隈:展覧会に行くことですね。芸大生がこれを趣味って言っていいかわからないけど。
小:最近行った展覧会を教えてもらえますか?
隈:【竹尾ペーパーショウ】(※注)ってわかる?製紙会社の「竹尾」って会社が
いろんなデザイナーとコラボして新しい紙を作って展示するっていうものなんだけど、
それが梅田のグランフロントで開催されてたんですよ。
それには10人くらいデザイナーが作品を出していたんだけ
ど、その中にこの大学の原田先生がいたんですよ。だから、その方の作品を見ようと思って行きました。
すごく面白かったです。あ、あと人と一緒に夕ご飯を食べるのが好きです。
小:好きなデザイナーはいますか?
隈:絶対聞かれると思ってた(笑)。いないんですよね。周りの人は好きなデザイナーがいたりとか、
デザイン業界にすごく詳しいとか、そんな人ばっかりで。私は全然勉強不足で、
この人が好きとかはまだないかな・・・。
小:でも高校生とかはそれ聞いたら嬉しい人いると思いますよ。自分もそうなんですけど、
好きなデザイナーとかがいなきゃいけないと思ってる人、結構多いと思いますし。
中:話は変わるんですけど、制作とか作業をするときに、決まってここでやる場所ってありますか?
隈:放課後の智勇館(情報デザイン学科が使用する施設)とか、行きつけの喫茶店があるからいつもそこでやってる。
取材班一同:ヘぇ〜
隈:ずっとコーヒー苦手だったけど、作業するようになったからかよくカフェラテとか飲むようになった。
あと最近ハマってるのは、ジブリの映画音楽を聞くこと。これ作業中に流すとめっちゃ集中できる。
中:ヘぇ〜、試してみよ。
(※注: 竹尾ペーパーショウとは)
株式会社竹尾が主催する展覧会。日本国内外の紙関連業界において唯一かつ最大規模の展覧会として
紙文化の発展に貢献してきた。48回目となる今年のテーマは「precision / 精度」。
様々なクリエイターともコラボをしており、京都造形芸術大学
空間演出デザイン学科客員教授の原田祐馬さんも作品を出品している。
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【最後に!!高校生たちにメッセージ!】
隈:高校生に言いたいことは、やりたいことはやったほうがいい、ということですね。
私は同志社高校出身なんだけど、ほとんどの人はそのまま同志社大学に進学するんですよ。
私はそれを蹴ってこの大学に来たので、高校の時は、すごく異質な目で見られたり、
何しに高校きたんだよ、みたいな冷たいことを言われたりもしました。
でも今となっては同級生から「充実してんな」って褒められたりして。
この大学に来てよかったなと思っています。だから、私は世間や周りの目なんて気にしないで、
自分の興味のある道に進むべきだと思っています。
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さて、今回のインタビュー記事、いかがだったでしょうか?
我々にはもちろん、芸術の道に進もうとしている高校生の皆さんにとっても
参考になるお話であったのではないかと思います。僕も話を聞いていてすごく楽しかったです。
これから情報デザイン学科の先輩たちをどんどん紹介していきたいと思うので、
みなさん楽しみにしていてくださいねー!
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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【Tsutae 取材班】
鬼川 いおり(ビジュアルコミュニケーションデザインコース2回生 大阪府立枚方高等学校 出身)
高橋 和奏(ビジュアルコミュニケーションコース1回生 京都府立桂高等学校 出身)
中山 阿美(イラストレーションコース1回生 大阪府立春日丘高等学校 出身)
小島 大樹(イラストレーションコース1回生 新潟県立高田北城高校 出身)
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