- 2019年5月17日
- 日常風景
【美術工芸学科全コース】3年生合同キャリア授業
今日の午前中1・2限は美術工芸学科の3年生の6コース中5コースによるキャリアの合同授業でした。(美工の進路の優等生の染織コースは今日は別課題に取り組んでいます。)
3年生の初回の合同キャリアの授業ということで、美術工芸学科の学生が進み得る多様なキャリアの方向性について研究しました。
まずは本学の大学院の美術工芸領域の大庭大介先生がアーティストになることも見据えた大学院への進学について説明してくださいました。
「日本の美大の大学院に進んでもアーティストになる方法は教えてくれない」などとメディアやネットで囁かれている中、本学の大学院ではアーティストになるためのプログラムを充実させて、実際にその成果として卒業生でアーティストとして活躍している人が出てきている話をしてくださいました。大庭先生自身が本学の学部の油画コースを卒業してその後東京芸大の大学院を卒業して、アーティストとして活躍しているので説得力は抜群でした。
そのあと、やはり同じく本学の大学院のグローバルゼミ(片岡真美先生が2年前に立ち上げた、世界のアートシーンで活躍する人材を育てることに特化した領域)からサブディレクターの中山和也先生による説明がありました。グローバルゼミには本学の卒業生のみならず海外からも問い合わせが多く、授業もずべて英語で行われるなど、日本の美術系大学院の教育内容としてはかなり新しい取り組みだということが学生にも伝わったと思います。
そしてキャリアセンターからは就職を見越した3年次のインターンシップの説明がありました。
ここ数年でインターンを行う企業がさらに増えたこと。またインターンを行うことで選択肢が広がったり、就活に際して過度に慎重になりすぎないで済むなど、良いことづくめだという話がありました。先輩が残した「インターンに行っていれば後3か月は就職が早まった(はずだ)」という言葉は実感がこもってましたね。。。
最後にフリーランスでクリエーターとして活動した経験がある教員によるミニ座談会を開催。お金の話を含めて卒業後にどのように活動してきたかのリアルな話が飛び出してなかなか刺激的でした。
美術工芸学科では今までは各コースで別々に行ってきたキャリアの授業を昨年度から合同で行う試みを始めました。
多様な分野の6コースに広がる美術工芸学科なので合同でキャリア授業を行うとコース間の交流にもなって良い感じだと思います。
京都造形では学生の卒業後の進路に関して各教員が真剣に考えていますが、今後さらに美術工芸学科全体で協力して学生のキャリア支援を充実させていきたいと思います。
来週5月24日金曜日の3年生の午前中のキャリアの授業は「実践ポートフォリオ講座」と称して河野愛先生による実際の就活に対応できるポートフォリオの作り方の授業を行います。これは必見です!