- 2019年6月12日
- 日常風景
亀岡農業について取材しよう!ーかめおか霧の芸術祭での取り組み
爽やかな風が吹いていた5月も過ぎ、湿気と少しの熱気を含んだ6月がやってきましたね。
こんな調子では気がついたら、あっという間に夏になるなぁ、なんて考えていたら、
酸味の効いたトマトが入った冷やし中華を食べたくなってきているスタッフの大賀です、こんにちは。
低気圧のせいで雨にも風にも負けそうなので、今日は初夏の心地よさを感じられる、
2年生以上を対象とした「編集ワークショップⅤ」の様子をお伝えします。
この授業では、書く・編集するといった文芸表現を用いた実社会との関わり方を実践で学ぶため、
昨年度から「かめおか霧の芸術祭」の取り組みに参加しています。
「かめおか霧の芸術祭」は、普段は気づかない日々のなかにある“野良”の芸術を通して、
人や地域を育んでいくことを目標とし、2020年に亀岡市一帯で開催を予定されています。
開催までの取り組みも芸術祭の一部であり、
そのなかで文芸の学生たちは、亀岡農業の豊かさを伝える記事を作成しています。
書くにはまず “知る” ことから。
ネットからの情報以上に、実際にその土地を訪れて人に会うことで、
まだ知られていない事実や視点にも出会うことができます。
ということで、学生たちは5月と6月に亀岡市に取材に行ってきました。
取材のために、リサーチや記事構成など、事前準備もしっかり行なって挑んだ学生たち。
どんな取材になったのか、その様子を写真でお届けします◎
■かたもとオーガニックファーム

マルシェなどにも積極的に出店する「かたもとオーガニックファーム」の片本さん。
■「かめおか霧の芸術祭」の拠点 – KIRI CAFE

芸術祭の拠点でもある「KIRI CAFE」。

古民家を改修しており、改修作業は京都造形芸術大学の空間演出デザイン学科の学生も関わりました。

定期的に様々なイベントや展示も行われています。

片本さんのお野菜を使ったそば粉のクレープが提供されていました。

クレープを昼食にパクリ。食べることも取材です◎
■369works

丹波地域のオーガニック野菜を取り扱う「369works」の鈴木さん。

オーガニック野菜の魅力と届ける仕組みについて伺いました。
■ハイツ野菜研究部

無施肥栽培に真撃に取り組んでおられる「ハイツ野菜研究部」の中嶋さん。
■クサカベ農園

音楽家でもある「クサカベ農園」の日下部さん。

日下部さんからは、有機農家のこれからについてや、音楽家が感じる農作業についてなどをお聞きすることができました。
■愛善みずほ会

土作りから生まれる豊かな暮らしについてお話しくださった「愛善みずほ会」の矢野さん、出口さん。

木材屑発酵堆肥についてお話しくださった、澤田さん。
亀岡の雄大な自然のなかで、新鮮な野菜をいただいたり、実際に触れたりしながらお話を伺ったことで、
農業を始めたきっかけから、野菜の育て方、
思い通りにはならない自然と向き合ったなかで得られた哲学、社会全体への展望などなど、
取材させていただいた方々それぞれの視点や、共通の観点から亀岡農業が観えてきました。
これから学生たちは取材内容のまとめに入り、記事を作成していきます。
学生たちの書いた記事はWEB上で公開される予定ですので、
公開が決まりましたらBLOGでお伝えしますね。
どんな記事になるのか、どうぞ楽しみに◎
(スタッフ・大賀)