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2020年2月27日  学生紹介

ゼミ通ヒーローズvol.19「田邉正太と発想法について語るの巻」part1

ゼミ通

 

ゼミ通ヒーローズ Vol.19

田邉正太と「発想法」について語るの巻 Part1

 

今回のゼミ通ヒーローズは、村上ゼミ3年生の田邉正太君(大阪府立茨木西高等学校出身)をピックアップします。

 

01

村上

毎度恒例の質問からいきますね。何故この大学に入ったの?

 

田邉

まあ、理由はいくつかありまして、元々芸術系の大学に進むことは考えていたんですけど、正直学科までは決まってませんでした。まず自分が一番やってきたことはゲームであるということ。それと、小学生の時からずっと小説を書いてきたんです。でも文章力がそれほどないので、小説に関しては人に読ませたことはないんですよ。とまあ、それは置いといて、なんでこの学校に来たかって言うと、…ムズいですね。

 

村上

どの入試で入った?

 

田邉

AO入試です。入試のとき、なんか先生方に凄い褒められたんですよ。それに、そもそもやってる内容が凄く楽しかったんですね。

キャラクターとかを作りたかったわけじゃないんですけど、自分が考えたストーリーとか世界を表現したかったんです。その中でキャラクタ―デザイン学科だと色んな分野を幅広く学ぶことができて、しかもその中にゲームもあると知って、それが決め手になりましたね。

 

村上

じゃ最初からゲームの領域を希望していた?

 

田邉

そうですね。最初からゲームゼミ狙いでした。

 

村上

プログラミングはやったことはなかったの?

 

田邉

なかったですね。RPGツクールとかでゲームを作ったことはあったんですけど、完成させたことはなかったんです。なので、何か完成させたくて大学に入りました。

1年生のときの「ゲーム制作基礎」の授業内容が面白かったですね。グループワークでの課題を出されて、人前でプレゼンするっていうことも初めてだったし、他の人の考えも聞くこともできて。グループワークって色々問題が起きるじゃないですか。意見がぶつかり合ったりギスギスしたりとか。そういうのも含めて凄く楽しいなって思って。

 

村上

さっき「完成させたことがなかった」って言ってたけど、学科展では二本もゲームを完成させたよね。

ちょっとその作品についての話をしていこうかな。まずは「シークロック」。これはどんなゲームなの?

 

 

02

↑「シークロック」のゲーム画面

 

 

田邉

ああ、シークロックか。

 

村上

急にタメ口かよ。

 

田邉

これはプログラマーとして関わったんですけど、楽しかったですね。

完成させたっていうことがまず凄い達成感がありましたし。動くものを人に見せることができたっていう。ただあれって、プログラミングとしてやってることは、文字を表示するのとアニメ―ションを表示させるくらいの単純なものなんですよね

 

村上

ストーリーの分岐とかもあったよね。

 

田邉

まあ、しょーもないものですけどね(笑)。いや、しょーもないっていうか。しょーもないんですけど。まず、企画が完成するのがめちゃくちゃ遅かったんですよ。アイデアもなかなかまとまらずに、先生からも「一体コレの何がおもろいんだ」と言われ続けて…。

内容としては、エイリアンとおじさんが同じ空間にいて、それを観察して、プレイヤーはアイテムを与えておじさんとエイリアンの関係を見届けるという感じです。こういうのアドベンチャーゲームっていうんですかね。

 

村上

飼育ゲームという言い方の方が伝わりやすいかな。で、ゲームの見どころは?

 

田邉

見どころか。

 

村上

タメ口かよ。

 

田邉

シチュエーションとして面白いものがあるので、おじさんとエイリアンが急に部屋に閉じ込められるという設定でプレイヤーを引き込みたかったんです。あとは大瀬(デザイン担当)のアニメーションを見て、「この動きかわいいね」っていうところですかね。

自分がどのアイテムを与えたかで結末が変わるっていう。6つエンディングが用意されていて、そのうちの2~3個があまり良くない結果になってます。

 

村上

実際に一般の来場者に遊んでもらってどう感じた?

 

田邉

正直不安だったんですよ。プレイ時間の長いゲームですし。でも展示会場ではたくさんの人に遊んでもらって、常に笑顔というか、その表情を見たときに「やって良かったな」って思いましたね。

 

村上

主人公キャラクターのモデルを石鍋先生(キャラクタ―デザイン学科准教授)にした理由って何かあるの?

 

田邉

それは崎(プランナー)の好みですね。あいつオジサンとかオバサンが好きなんで。たまにオバサンを見て「かわいい」とか言ってますよ。

 

 

03

↑包装紙の裏に書かれたシークロックのイメージスケッチ

 

 

村上

で、今回の主題が「発想法」ということで、ゼミメンバーの中でもやっぱり田邉といえばアイデアマンという立ち位置になってるし、そこにも触れていきたいな。

 

田邉

そう呼ばれるのは嬉しいんですけど、自分が発想法に長けてるとは思ってないんですよ。凡人なんでね。…話し方なんですかね。遠慮なくズケズケと言う性格なのでアイデアマンだと勘違いされてるだけなんだと思いますけどね。周囲にグレーゾーンで話す人が多いので、単に白黒ハッキリさせたいだけなんですよ。

 

村上

「アリかもしれない」とか日本人特有のグレーな話し方すると特に留学生が困惑しちゃうんだよね。「アリかナシか、どっちデスカ?」って。

 

田邉

そうです。僕はそのグレーが面倒臭いというか、早くどんどん結論を出していきたいんで、ハッキリ言うんです。それによって嫌な思いをする人も少なからず出てくるんですけど。

 

村上

一年前と今とで比較するとすごくゼミの空気が良くなってきた印象があるね。昨年度「脱出ゲーム」の議論をしてるときは全員がグレーな発言をして全然話がまとまらずに、なんか水面下で探り合ってるような空気があったんだけど、あれを完成させてから自信がついたのか急に全員積極的に発言するようになって、風通しが良くなってきた。去年のゼミはお説教しかしてなかったもんね。でも今はもう「任せて大丈夫」って思ってる。

 

田邉

そう思っていただけると嬉しいです。

 

村上

で、話を戻すと、発言するということの前に発想法の話ね。さっきは謙遜気味だったけど多少なりとも自覚はしてるの?

 

田邉

確かに、ちょっとは人と違うことが言えるかも、とは思いますけどね。ズバ抜けてるわけではないですね。ていうかアイデアを出してるわけではないんですよ。なんでそれをアイデアと言われるかというと、僕が会話の中で変なことを言ったりするからなんですよね。筋が通らないようなことを。それが奇抜だとか珍しいとか思われがちで、そのことを指してるんじゃないですかね。

 

村上

去年面談の時に田邉にお説教をしたことがあるけど、覚えてるかな。「結果を出さない」ってことで。「普段何してるの?」って聞いたら、「公園で一日中考え事をする」って言ってたよね。色んなものを見て人の動きを観察するんだ、って。もちろんそれも大事なことなんだけども、考えるだけじゃなくて実際に手を動かしてアウトプットに繋げていかないと経験値にならんでしょうと。

 

田邉

発想をしに行きたいというより、公園にいると一人で考え事が出来るんですよね。癒されるものを見てると頭が柔軟に働くというか。二日に一回は一時間くらい歩いて帰るんですよ。そうするとモヤモヤしてた考えがハッキリと固まってきたりします。

 

村上

自分も、会議室とか研究室とかにいてもアイデアがまとまらないから、たまに喫茶店で仕事をするんだけど、ある程度の雑音がある方が集中力が高まることがあるね。研究室にいると「雑音」ではなく「声」として聞こえてくるから、気が散って何もできない。

 

田邉

僕も知り合いに見られてたら何も考えられなくなりますね。公園では物語の設定とか考えて、短編のストーリーとして書いています。あと、引き出しを増やすために「夢日記」を書くようにしてます。

夢って、起きてるときに考えてるようなことじゃなくて、突拍子もない記憶がよみがえってくるんですよね。そういうものを書き記すことで徐々に面白いことを発想できるようになるんじゃないかと思って。

 

村上

俺ダメだ。朝起きたら完全に夢の内容忘れるから。

 

田邉

それはダメですね。少しずつでも書いていくと訓練になるらしいですよ。記憶力も高まるっていうし。夢日記以外でいうと、考えることを多くしようと意識してるとか、そんな感じですかね。

 

村上

企画会議はどう?そういう場だとアイデアは出るの?

 

田邉

いざ考えようとすると出ないです。なんでだろう。人と話すと何も出ないんですよ。一人でじっくり考えたい方なんでね。でも紙を用意して会議するときに、自分が主導でアイデアを作って見せたりしたら、一人で考えてるときと同じなのでスラスラ出てくるっていうことがあります。まとめてるところを誰かに見てもらってるっていう状況が、議論を前向きに進めてるように感じてるのかも知れないです。どんどん調子に乗って行けるんで。

一つ面白いと思えるネタが見えてくると、アイデアが連鎖反応を起こしてガンガン繋がっていくんですよね。一つ目の「これだ!」っていうやつを見つけるまでは結構迷ったりするんですけど。雑談をしてる中で「あ、こいつ面白いこと言ったぞ」って思ったら、そこから広げていけますね。細かいアイデアっていうのはなかなか出さないんですけど、大きな取っ掛かりは人との会話から生まれますね。

 

 

Part2に続く

 

 

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