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2020年3月4日  ニュース

医療安全のゲームをつくりました

 

京都造形芸術大学と大阪市立大学医学部付属病院との連携研究「医療安全とメディアアートの融合」も今年で3年目。

今回は「医療関係者のコミュニケーションを促進して医療事故を防ぐためのツール制作」と題したアナログゲームの制作を行いました。

 

「コミュニケーションは大事ですよ~」と言ったり警告を与えるよりも、

医療関係者の研修会等で使用できるコミュニケーションゲームを作って、楽しみながらいつのまにかチームビルディングができていく、そんな平和な解決法があっても面白いですね。

 

世の一般ピーポーがハッピーバレンタインとか何とかで浮ついている2月14日(金)、研究成果の発表会が開催され、「ゲーム制作応用」の受講生がプレゼンテーションを行ないました。

発表会に参加したのは医療安全管理部の研究者・医師・看護師約20名で、我々の制作した4つのゲームを試遊していただき、病院内で運用する上でのアドバイスをいただきました。

 

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↑発表会のプレゼン風景

 

 

一つ目の作品は『モストリアージ』。

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今回プレゼンで参加したのはゲームゼミ2年生の小林鈴果さん(左奥)と吉田未来さん(左手前)。

二人ともゲームゼミの活動ブログ「ゼミ通ヒーローズ」でも紹介されました。

小林鈴果 https://www.kyoto-art.ac.jp/production/?p=109121

吉田未来 https://www.kyoto-art.ac.jp/production/?p=107768

 

これは、架空の生物が病気になり、その解決法を皆で考えるゲームです。

トリアージとは医療の用語で、救急患者に対応する際にその緊急度合いから診察の順番を決めることを差します。

架空の生物がモチーフとなっているため、医師の専門性を取り払い、参加者の役職や立場に関係なく皆がフラットな思考で問題解決について話し合えるゲームとなっています。想像力、対話力、プレゼン力が養えるゲームです。

 

 

二つ目は『老害集会』。

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担当したのはゲームゼミ2年生の辻村奈菜子さん(奥)と岩本穂ノ実さん(右)。

岩本穂ノ実 https://www.kyoto-art.ac.jp/production/?p=106014

 

なんだかすごいタイトルですね。これは他者を認めず自分の意見を貫く行為を「老害」と定義し、誰しも老害であることを認めるゲームです。かるたの形式を用い、読み手が特定の老害を演じてそれを当てるゲームとなっています。

日頃、事あるごとに「それ老害ですやん!」と突っ込み合えれば、物事を自分中心に考えて感情的になったり人に嫌なことを言ったりせず良い職場環境が作れるのではないかという発想が元になっています。

 

 

三つ目は『いーなっつ!』。

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担当したのはゲームゼミ2年生の菊竹茉由さん(手前右)と奥田菜陽さん(右奥)。

菊竹茉由 https://www.kyoto-art.ac.jp/production/?p=106360

奥田菜陽 https://www.kyoto-art.ac.jp/production/?p=106684

 

ランダムで出題される「出身地」「好きな食べ物」など、個人情報についてみんなで共有し、最終的に誰が何を言ったのかを当てるゲームです。チームメンバーの個性を理解し、自己顕示欲を満たす仕組みになっています。

激しく記憶力が試されるため、傾聴力が高まり、頭の活性化と併せてコミュニケーションを盛り上げる役割を果たします。初対面同士の自己紹介用ツールとしても有効です。

 

 

そして最後は『サイレンス・エージェント』。

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担当したのはゲームゼミ2年生の鈴木うららさん(中央左の白い人)とイラストゼミ2年生の金山亜里咲さん(中央の黒い人)。

 

これは、無茶な設定を繋ぎ合わせて一つのストーリーを作り出すゲームです。

単独及び協働による発想力強化をテーマにした作品です。一回目のプレイでは互いに無言でカードを出し合い、人の考えを読みながらリレー形式でストーリーを作っていきますが、二回目のプレイでは互いに相談をしながら全員でストーリーを作っていきます。あり得ない状況をあり得る形にするための発想力とコミュニケーション力が求められるゲームになっています。

 

 

このプロジェクトでは、単にゲームを作って終わりではなく、ここから病院内での運用を検討し、その成果についても検証して後の学会等で発表されていく予定です。

 

 

 

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