- 2020年4月13日
- イベント
歴史遺産学科新入生・在学生の皆さんへ
こんにちは。歴史遺産学科学科長の仲隆裕です。
4月3日(金)に行われる予定だった入学式は5月2日(土)となり、動画配信という形で行われることとなりました。
それに先立ち、入学を心待ちにしている新入生の皆さん、ならびに在校生の皆さんに向けて、学科教員からの
メッセージをお届けいたします。
また、あわせて各教員から、この機会にぜひ読んでおいてほしい図書を推薦していただきました。
この機会にぜひ、じっくりと読書に励んでください。
入学後の学びにきっと生かすことができるはずです。
なお、学科長からのメッセージは、すでに4月10日(金)に大学から各人へお配りしているメールアドレス
(末尾がst.kyoto-art.ac.jpのもの)へ配信いたしました。
今後も大学からの重要なお知らせはこのメールアドレスに配信されますので、設定しておいてください。
設定方法がわからない場合は、歴史遺産学科研究室まで問い合わせてください。
仲のお薦め書籍は以下の通りです。私は庭園文化史研究・文化財庭園の保存修復を専門としていますので、
建築・庭園やデザイン、文化史に関するものを選びました。
杉本宏教授(考古学・歴史まちづくり)
新入生の皆さん、入学おめでとう。大変な時期の入学となり、みんなも戸惑っていると思いますが、
人生は何が起こるか分からないものです。その時にどの様に行動したかが、人生を左右します。
一緒にがんばりましょう。
在学生の皆さん、こんにちは。今年は人類にとって大変な年となりました。みんなも不安なことと思います。
先生だってそうです。まずは平穏な日を取り戻すために、このウィルスとの戦いに勝たねばなりません。
自覚の上の行動をお願いします。とはいっても、休んでいてはダメ。
危機にどの様に対応したかが人生を左右します。平常が戻った時に、より良い生活を取り戻せるように
努力を蓄積する時です。特に4回生諸君は、就職活動とバッティングしたために大変ですが、
あらゆる手段で情報を貪欲に獲得してください。決戦の時です。3・2回生も油断なく進みましょう。
コロナ後の世界が今まで通りとは限りません。今こそ皆さんが運命に試されています。
増渕麻里耶専任講師(文化財科学・考古冶金学)
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
様々な場面で各自の正しい選択が求められる今、人生の新しいステージを切り開くみなさんの
歩みをしっかり支えていきたいと思います。新たな未来のために、一緒に頑張りましょう。
在学生の皆さん
この未曽有の状況の中、不安を抱えながらも逞しく毎日を過ごされていることと思います。
かつて英国首相チャーチルは、”Kites rise highest against the wind – not with it.(凧が最も高く上がるのは風に向かっている時で、風に流されている時ではない)”という名言を残しました。
困難に直面したとき何を考えどういう行動をするかで、その後の未来が大きく変わるということは往々にしてあります。日々流れてくるニュースの中に命の尊さを感じ、音楽や芸術に力づけられ、時代とは歴史とは何なのかと
こんなにリアルに考えられる時はないかもしれません。教員にとっても多くのチャレンジが求められる1年。
皆さんとともに切り開き、新たな高みを目指したいと思います。一緒に頑張りましょう!