- 2020年7月4日
- 日常風景
高原の日常5 ~そうぞうりょくを止めるな!〜
こんにちは。映画学科研究室です。
映画学科の上回生たちはこの状況下の中で、
学生生活のあれこれを語る座談会動画を作ったり、自分たちが作ってきた作品をYouTubeにアップするなど、
まだ見ぬ1年生のために少しでも映画学科の雰囲気を伝えるべく、いろいろと工夫を凝らしてくれています。
(4年生のみなさん、本当にありがとうございます!)
我々教職員側も、想像力と創造力が試されている日々。
段階的な入構解除で、学生達がキャンパスに戻ってくることにも備えていろいろと準備をしています。
先生方のフェイスシールドを、長く使っても快適なようにと、副手の河津さんと野口さんがCスタで加工中。
いつかオープンキャンパスでも出番があるかもしれないので、映画学科の合言葉、”READY,ACTION!”(*)のロゴもついています。
登校可能日はこれを付けて、副手のお二人と私とで検温隊として待っています。
そして、入構のルールも定める必要があり、学生達に手洗いをちゃんとして帰ってもらうため、先生方と相談のうえ作ったものは…!?
手洗い専用の洗い場です!
校舎内には美術の道具もたくさん転がっていて、なぜだか映画学科は浴槽やシンク、ブランコ、箪笥、棺、バス停の看板など、たくさんのお宝を持っています。
一見、ただのガラクタに見えますが、学科にとっては映画のシーンで使えるお宝たち。いつまた映画に使われるのかしらと出番を待っているのです。
さて、ここで再び登場するのは、映画学科の棟梁、美術領域の嵩村(かさむら)裕司先生。
軽やかにシンクを運び出し、高い脚立に登ってパイプを連結。
・・・なんということでしょう!
3時間弱で元の水道からパイプを分岐して走らせ、見事な洗い場ができました。
これで入構の動線上で学生達が手洗いするフローが完成。学生の皆さん、「手洗い30秒」しっかりとここでお願いしますね。
色々な美術セットを作ってこられた嵩村先生にとっては朝メシ前のこの作業。
美術部で腕を磨けば、お家の改装も大方自分でできてしまうのかと思うと、うらやましい技術力です。
ちなみにこちらは、今年の春に卒業した美術部の学生達が中心となり、卒展のために作ったカフェカウンター。
学内のみなさんやお子さんを連れてピッコリー(*)を訪れるお母さん方にもとても好評でした。
捨てるのがもったいなくて譲り受け、この度、見事に映画学科の先生方がZoom授業を行ったりちょっと休憩するスペースとして生まれ変わりました!
(2年生『短編制作』授業中の映画監督・山本起也先生)
作りが丁寧で、きちんとサンダー(*)をかけてくれていたので、ほぼ加工なしに移設。
ささくれが気にならない滑らかな天板で、先生方もホッと一息つけそうです。
この期中にも、ちょっとずつ進化し続けている映画学科。
学生のみなさんに会えるのを楽しみに待っています!
さて、次はまた領域紹介に戻ります。次回もお楽しみに。
*READY,ACTION!:映画の撮影をするときに発する、「よ~い、はじめ!」の英語版。
*ピッコリー:学内にあるこども図書館。机も棚も小さくて、とてもかわいいです。
*サンダー:木材・金属の研磨・塗装はがし・錆び落としなどに使用される携帯式電動工具。