- 2013年8月20日
- ニュース
人権および再犯防止支援啓発用クリアファイルにイラスト採用 | 2回生中山睦月さん
こども芸術学科 2回生の中山睦月さんが人権および再犯防止支援啓発のための広報に
イラストを提供しました。
法務省の統計では、2010年に刑務所に収容された受刑者のうち、65歳以上は、
7.8%、知的な障がいを疑われる人が22.6%。このようなひとたちのなかには、窃盗(万引き)や、
詐欺(無銭飲食)を繰り返し、社会と刑務所を行き来する人たちもいます。
罪を犯してその罪を償うのは当然のことですが、さまざまな課題や背景のある人たちが刑罰のみで
更生を行うことは有効ではありません。
高齢者や知的障がい者が犯罪と直接的に結び付くわけではありません。
年齢や障がいの有無にかかわらず、孤立感が人を追い込みます。
さまざまな背景をかかえ、何も支援を受けられずに罪を繰り返しているとしたら、
社会のシステムにも問題があるのかもしれません。
国では、各自治体に「地域生活定着支援センター」を設置し刑務所出所後のサポートをはじめています。
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/kyouseishisetsu/index.html
(浦田雅夫:教員/子ども家庭福祉・学校臨床)