- 2021年6月21日
- ニュース
【1回生授業】生地加工「Slash quilt」とは?
こんにちは!
空間演出デザイン学科です。
暑さが日ごとに増し、服装も半袖に変わる学生が増えてきました。
陽気な日差しに夏を感じ、明るい気持ちになる一方で
汗ばむ季節にマスクが少し息苦しくなってきましたね
マスクを着用している状態では、喉の渇きを感じづらくなるそうで。。
皆さん水分補給をしっかり行って、熱中症にも気をつけてくださいね!
さて、今回は1回生ファッションデザインコース
素材加工の授業風景をご紹介します
1回生の授業では、道具の使い方や、服作りの基礎
の他に、素材の探求なども行います。
皆さんもご存じの通り、生地には綿やポリエステル、絹など
色んな種類がありますよね
これまでにも、授業ではそんな多様な生地を用いて
・生地を少し燃やしてみる
・オパール加工で繊維を溶かしてみる
・スモッキング(布にひだをとって糸でかがること)をしてみる…などなど
生地による性質の違いを知り
様々な素材の表現方法を学んできました。
素材の知識を増やすことで、ぐんとデザインの幅が広がります。
そして、今日は新たな生地の表現方法
「Slash quilt(スラッシュキルト)」を学ぶ学生の様子をご紹介します!
皆さん、「Slash quilt(スラッシュキルト)」はご存じですか?
ざっくり説明すると
重ねた布に縫い目を入れ
縫った以外の部分に切り込みを入れる、といった布の加工方法です。
重ねた色が、切り込みから見え隠れし不思議な表情が生まれます。
スラッシュキルトに挑戦する学生と一緒に作り方を詳しく見ていきましょう
▲ まずは何種類かの生地を好きなサイズに切って、5枚ほど重ねていきます。
▲ 重ねる時からすでに、学生1人1人のこだわりを感じますね…
▲ 重ねた生地は、ずれないように仮止めをしておきます。
仮止めができたら、次はミシンを使って重ねた生地を縫っていく工程に入ります。
1回生、ミシンの扱いにも慣れてきた様子。
もうミシンに糸をかけるのも朝飯前です。
縫う事にはまだ慣れていないようで、縫いはじめには少し緊張も見られました。
囲うように縫い目をいれたり
真っすぐ縦に縫う学生、、縫い方にもそれぞれ個性がでていました。
円状に縫い目を入れる学生も発見。
カーブが難しそう!
縫い目をいれたらカット
一番下の生地を残して切っていきます。
最後に切り込みを開いたら完成!
立体的な模様がうかび
不思議な表情の生地が完成しました!
こちらは切り口から下の生地がのぞいています。
なんだか生きてるようですね
こちらも元のチェック柄に動きが出て、新しい柄ができました。
いかがですか?
工程は同じでも生地の種類や縫い方、切り込み方で様々な表情が生まれました。
お店にある生地をそのまま使用し服作りを行うことも大切ですが
余った生地や、はぎれ、捨てられるはずの布を使って工夫し
新しいものへと変化させる力もこれからは必要です
生地の可能性をもっと学んで
持続可能な服作り、もの作りに取り組んでほしいですね!
皆さんもお家に余った生地があれば、ぜひぜひチャレンジしてみてくださいね★
とっても簡単にできますよ~!
7月4日は体験授業型オープンキャンパス開催!
皆さんのご参加お待ちしております★