文化財保存修復・歴史遺産コース

歴史遺産学科オープンキャンパス ご来場ありがとうございました!

京都芸術大学では8/1(日)にブース型オープンキャンパスを開催いたしました。ご来場くださったみなさま、ありがとうございました!

 

 

歴史遺産学科では、再び盛りだくさんの4つのワークショップを体験していただきました。

 

 

まずは杉本宏先生の『考古学者に挑戦 土器を復元しよう!』です。

 

 

壊れた陶器の破片をボンドで接合してもとの形に復元します。いつも以上に破片が細かく難しそうですね!

 

 

つぎは、木村栄美先生の『歴史遺産クイズに挑戦してみよう!!』です。

 

 

前回の問題に加え、このような新しい問題も。

みなさん、答えは分かりますか?

 

Q1. 京都芸術大学が立っている瓜生山、かつてあった城の名前は?

  1. A.  勝軍山       B. 鞍馬山        C. 愛宕山

 

Q2. 京都を彩る花街。舞妓さんがいないのは?

  1. A. 上七軒        B. 宮川町         C. 島原

 

Q3. 京都の夏を代表する伝統行事・五山送り火。次のうち五山の送り火でないものは?

 

  1. A. 船形                                                  

 

B. 鳥居形

C. 大文字

 

つぎに、増渕麻里耶先生の『紙の繊維を見てみよう!』です。

 

本物の古文書からサンプリングを行い、顕微鏡でミクロの世界を観察していただきました。

 

 

和紙の原料になるものは、主に3つ(楮 / みつまた / 雁皮)ありますが、それぞれの特性と見比べ、顕微鏡で観察している和紙の原料が何なのかを考察していただきました。

修復においては、勘に頼るのではなく、科学の力で素材を見極めることが極めて重要になってきます。

 

 

最後に実習室でのワークショップ、大林賢太郎先生、伊達仁美先生の『和紙を漉いてみよう!』です。

 

参加者の皆さまには、3枚の和紙を漉いていただきました。

 

こちらは、原料の楮(こうぞ)です。

 

さあ、いよいよ紙漉です。均等に漉くのが難しいですね!

 

透かしで柄を入れるものは、このように紙を置き、厚みに差をつけます。

 

上は楮のみのもの、下は楮にねりを加えたもの、真ん中は透かしのデザインをあしらったものです。

 

美しい模様ですね!

 

 

6月のオープンキャンパスで一度紙漉を体験してくださった参加者が、もう一度ご参加くださり、見事な家紋入りの透かし和紙を制作してくださいました!

 

 

相談コーナーでは、学科長の仲隆裕先生と杉本宏先生にたくさんの質問をお寄せいただきました。

 

ご来場くださったみなさま、ありがとうございました!

 

//////  8月28日(土)、8月29日(日)体験授業型オープンキャンパス //////

「歴史遺産を読み解く方法」

私たちの周りには古い建築、工芸品や絵画、庭園や遺跡など、たくさんの歴史遺産があります。専門家はこれらから、作られた年代や当時の技術、修理の有無や本物か偽物かまで、一目で読み取っていきます。なぜそんな事ができるのでしょうか。ポイントは目の付け所です。今回は皆さんにその技を現地でお教えしましょう。

 

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