- 2021年8月30日
- イベント
8月28日・29日 体験授業型オープンキャンパスへのご参加ありがとうございました! 体験授業型オープンキャンパス リポート1
こんにちは。日本の伝統文化を幅広く学んでいく基礎美術コースです。
京都芸術大学では8月28日と29日に体験授業型のオープンキャンパスが行われました。
基礎美術コースでは「昔の日本の絵をもっと深く知ろう!〜あの名作に勝手に新しいタイトルをつけてみよう~」と題しまして日本の昔の作品をみんなで楽しくグループで調べていく授業を行いました。
※参加者はまだ本学の学生ではないためプライバシー保護の観点から、本日のブログの写真の一部にはモザイクをかけています。
今回の授業では芸術大学ではあるのに、あえてモノを作ったり絵を描いたりする授業ではなく、過去の美術作品について調べていく(リサーチしていく)授業内容を実施しました。
それは中学、高校までの美術の授業や美術部の活動と大学で芸術を学ぶ一番の違いが、ただ単に作品を作ったり描いたりするのではなく、事前に過去作品を調べるリサーチを行ったり、きちんと知識や情報の裏付けがある作品を作る点にあると考えられるからです。
とはいえ、芸術大学の体験授業に来て画材を使わない授業だと参加者の方に楽しんでもらえないかもしれないという不安がありました。また初対面の参加者でグループワークを行って話し合いが盛り上がるのかも心配でしたが。。。。フタを開けてみたらそんな不安や心配は全く無用でした〜!!!
それぞれのグループが初対面だとは思えないくらい協力してワークショップを行ってくれて、本当に盛り上がりました〜!!
参加者の皆さんが本当に楽しそうに授業を受けてくださいました。
結果の詳細は明日アップする「体験授業型オープンキャンパス リポート2」ブログの方でお伝えしますが、実施した内容は以下の通りです。
①教員が用意した、全く見たことがない日本の昔の作品画像を5枚参加者に渡す。
②3~4人のグループごとにその5枚の中からリサーチする作品を1つ選んでもらう。
③グループごとにその作品について観察して推理してもらう。(描かれている内容・制作年代・タイトル・作者など)
この段階では当てずっぽうで良くて、推理すること自体が大事なプロセスになります。
④スマホ・パソコン・タブレットなどを使用し、その作品に関して検索してもらい正しい制作年代・タイトル・作者などを調べる。
ただし、作品画像しかヒントがないので、どんなワードで検索したらその作品にたどり着くかもグループで考えてもらう。
⑤その作品の制作年代・タイトル・作者が分かった段階でプレゼンテーションを行う。
検索の段階で分かった他の情報や、どんなワードで検索したらその作品までたどり着いたかの過程も話してもらう。
⑥さらにその作品を深掘りしてリサーチして、その作品に新しい作品タイトルを考える。
タイトルはグループで一つにまとめる方向で考えていく。
結構複雑な授業内容だったのですが、皆さん本当に楽しそうでした。
そして中にはグループでの仲が深まって授業が終わっても追加で別の作品画像についてリサーチを行う人たちが出てくるなど大成功の体験授業となりました!!!
この授業を通して少しでも基礎美術コースでの授業の一旦を体験していただけたのであれば嬉しいです。
プレゼンの際にグループの想いを伝えるために前のめりで身振り手振りを交えながら説明する参加者の方もいらっしゃいました!
また、このコロナ禍の状況だったので感染症対策に関してこちらも十分気をつけていたのですが、参加者の皆さんもその点に関してもきちんと対応してくださり、とても気持ち良く体験授業を行うことができました。
参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました!!!
次はいよいよ高校3年生にとっては本番が行われます!通常の体験授業とは違って緊張するかもしれませんが基礎美術コースでは楽しい授業内容を考えていますので、ぜひエントリーをお待ちしています!
●〈総合型選抜〉体験授業型選抜Ⅰ期 WEBエントリー開始!
9月10日(金)〜9月13(月)の日程で行われる京都芸術大学の最初の入学試験、体験型選抜型Ⅰ期のWEBエントリーが開始されました!!
体験選抜型は大学の授業を受けながら、その授業自体が入試になっているという入試制度です。
授業の中で出される課題に取り組むプロセスを通して、あなたの可能性を評価する入試です。
基礎美中コースの授業内容は「金箔・銀箔と銀色の絵具を使い、キラキラ光る装飾的な作品を描こう!」です。詳細は以下の特設サイトで確認できますので、興味がある高校3年生、受験生はエントリーしてみてください!
https://www.kyoto-art.ac.jp/admission/exam/communication_s/lp/