基礎美術コース

陶芸で「菊練り」を体験 これができないとお茶碗が作れません!

こんにちは。日本の伝統文化を幅広く学んでいく基礎美術コースです。

9月後半になり、後期の授業が始まりました。

 

基礎美術コース1年生後期の授業は「茶陶Ⅰ」つまり陶芸です。

先日は瓜生山の上の方に登り土を採る内容をレポートしましたが、2回目の授業で行われていたのは陶芸用の土の準備です。

瓜生山で採取した土だけではお茶碗を作ることがかなり難しいため、この授業では採取した土と購入した陶芸用の土をブレンドして使用しています。

 

 

この日はその購入した土の菊練り作業が行われていました。粘土の中には微細な空気の粒が混入していて、この空気を抜いていく作業が菊練りと言われています。粘土を練っていくのですが、きちんとした手順で行うと練った粘土が菊の花びらが連なったような形になることから「菊練り」という名前がついているようです。

 

 

空気が粘土の中に入っていると焼いた時に空気だけが膨張して割れてしまうので、この菊練りは地味ながらも大切な作業です。

一方で体力仕事でもあります。普段から様々な作業をこなす美大生にとってもこの作業はかなりの重労働です。なかなか上手くできない学生もいる中、初めてなのに手際の良い学生もいて、準備作業一つとっても個性が出ています。

 

この作業が終わるといよいよお茶碗を作る作業が待っています。
みんな頑張って欲しいです。

 

体験選抜Ⅱ期入試 10月9日(土)・10日(日) エントリー開始!!

基礎美術コースの体験選抜Ⅱ期の授業内容は「写しと見立て 名作をリサーチしてオリジナル作品を描こう!」となっています。

昔の作品を参考にして新しい作品を描いていく内容です。リサーチ→プランニング→制作という、大学での作品制作のプロセスを一足先に体験できる貴重な機会です。

楽しい授業を用意していますので検討してみていください〜。

エントリーは9月28日(火)〜10月4日(月)です。↓詳細は以下のサイトまで↓

https://www.kyoto-art.ac.jp/admission/exam/communication_a/lp/

https://www.kyoto-art.ac.jp/admission/exam/communication_a/

 

 

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