- 2022年5月20日
- 日常風景
【社会実装演習Ⅰ】今年度の京都鴨川音楽祭、企画始動!
こんにちは!
クロステックデザインコースです。
今回ご紹介するのは、主に2年生の授業「社会実装演習I/デザイン演習I」です。
2022年3月19日(土)20日(日)に、この授業から生まれた企画として、第1回京都鴨川音楽祭を開催しました。
この授業では「音楽」をテーマに、学生たち自身で企画を考えるだけではなく、ご協力いただきたい関係各所へ交渉し、実際に音楽イベントを実施するところまで行います。
大学の教室や授業内に留まらず、実社会を巻き込んで、企画を実装していくという、学生たちにとってもこれまで体験してきたよりも大きな規模の企画を実行します。
学生のうちにこういったことにチャレンジできるのも、クロステックデザインコースならではの強みですね!
初回の授業では今年度受講する学生へ、吉田先生から前回の京都鴨川音楽祭についてレクチャー。
その後の授業では、前回の京都鴨川音楽祭で、各企画の中心的な役割でチームを引っ張っていた一学年上の先輩たちが、後輩たちへ自分たちの体験から生まれた生の言葉で話してくれました。
(左から、荒木 桃香さん、谷口 あかりさん、森 一樹くん、中森 美咲さん)
前回の京都鴨川音楽祭での苦労、企画を考えることと実際に実施することのギャップ、もっとこうしていたらよかった、一年を通じて何を得られたかなど、吉田先生から質問形式で答えていきました。
京都鴨川音楽祭の企画の一つ「鴨川ピクニック」を担当していた、中森 美咲さん(大阪市立南高等学校出身)
「企画を立案するだけでは分からない、思いもしなかったような、見えていない仕事がこんなにもあるんだと気づいた」と中森さん。
企画が決定し、実施に向けて進む過程で、人・モノ・場所・コト・お金(収支)・時間(スケジュール)など、考えることに加えて、調整や作業することが膨大にあります。
そういった膨大な業務を、自分が見えていないところでしている人がいる。それがないと、企画は実施できないと、身をもって知ったようです。
考えるだけではなく、外部を巻き込んで実際にやってみて、自分が動いてみて初めて気づくことがたくさんあります。こういった具体的な経験は、社会に出てからも活きてくるでしょう。
京都鴨川音楽祭のライブ開催の一つ「つじあやの」さんを担当していた、谷口 あかりさん(大阪府立清水谷高等学校出身)
つじあやのさんへライブ出演依頼という名のラブレターを書いた一人が、谷口さん。
これでいいのか、企画にご協力いただきたいという気持ちが伝わるのかと沢山悩んで、事務所の方とやりとりをする時に何を考えていたかを話してくれました。
初めての交渉や調整で、わからないことだらけで不安なことが多かったかと思いますが、谷口さんを初めメンバーの学生たちが、各所と丁寧に調整や準備を行った結果、電車の中でのライブ開催を実現することができました。
当日、つじあやのさんのライブリハーサルが、叡山電車の車内で実際に行われているのを見て、じーんとこみ上げてくるものがあったと話していました。
京都鴨川音楽祭の春秋座でライブ開催された「T-BOLAN」さんを担当していた、森 一樹くん(静岡県立科学技術高等学校出身)
「途中で逃げ出したいことがあっても、最後までこの京都鴨川音楽祭をやり切ったからこそ得られたものがあります。今後また、このようなイベント企画に携わることがあっても、この経験をしたからこそ、自分なら乗り越えられるという自信がつきました。」と森くんは話していました。
今回、春秋座でのライブ公演の実施に向けて、関係各所とのやり取りは、森くんと荒木さんが中心になって行いました。
1本のライブ開催するにあたっては、想像を超える関係者がそこに関わります。アーティストはもちろん、音響、照明、舞台監督、劇場関係者など、数十人の異なる業種の方との調整が発生します。
大きな課題から小さな気配りまでを、各所に丁寧に連絡を取り、交渉し、準備をし、想定外のトラブルにも対応していく。
T-BOLANさんのライブは、森くんや荒木さんの働きがあったからこそ実現ができました。
3/20 京都鴨川音楽祭「T-BOLAN」さんのライブ中、壇上に上がりお客様へ挨拶
京都鴨川音楽祭終了後、一皮も二皮もむけ成長した森くんに今後も期待しています!
同じく「T-BOLAN」さんを担当していた、荒木 桃香さん(神奈川県立追浜高等学校出身)
森くんと一緒に春秋座でのライブを担当し、T-BOLANさんのポスターや広報を担当したのも荒木さんでした。
ライブ実施に向けた他の作業や連絡を、森くんと支え合いながら、「自分がここで踏ん張ってやり切らないと」と取り組んでいる姿には頼もしさを感じました。
後輩たちにも「いつか鴨川でライブができたら」と話していました。
前回の京都鴨川音楽祭ではこの先輩たちだけでなく、他に真剣に取り組み支えていたメンバーと協力いただいた関係者の皆さんがいます。
こういった大きなイベント企画を通して、実際に企画を人に届けることの難しさ、決して一人の力では作り上げることができない、各自が企画実現のために役割をまっとうすることの大切さを学生たちは学びました。
その後、先輩方の話を参考に、今年度受講している学生で企画提案に向けて話し合いが始まりました。
先日の授業では、今年度の京都鴨川音楽祭として、学生による企画提案のプレゼンがありました。
学生の中から2組、企画内容の発表がありました。
学生たちから最初に出された企画案には、吉田先生から随時、企画提案する際のポイントやまとめ方についてアドバイスがありました。
その一つ一つは些細なことかもしれないですが、自分たちのコース内ではなく、今後協賛や協力いただく方々へ企画をプレゼンする際には、非常に重要なことばかり。
卒業後、大学を出て社会で活動していく時にも、とても身になるポイントを学んでいます。皆さん、しっかりメモですよ!
吉田先生からのアドバイスを元に、気づいたことは休み時間にすぐさま行動!
連絡を取り、会場について現状を確認、さらに企画内容を深めていきます。
次週は客員教授の先生方が来学され、本プレゼンです。
今回のプレゼンをさらにブラッシュアップして臨みます!
また随時、授業の様子をご紹介します。
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今年も、YouTube感覚で見るだけのお手軽なWEB説明会の開催が決定しました!
日替わりで各コースの先生・学生が登場します。
クロステックデザインコースの実施日は、
6/3(金)18:00~19:00
当日のLIVE配信は、参加者の皆さんは顔出し・声出し一切ありません!
なので、気軽にコース紹介を聞くことが出来ます。
質問があれば、テキストで送信するだけです。
コースの先生や学生の雰囲気や生の声を聞くことができますので、勇気がなくてなかなか聞きに行けなかったという人や、遠くてオープンキャンパスに参加出来ないという方におすすめです!
ぜひご参加ください。お待ちしております。
申し込みは、こちらからどうぞ!
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6/5(日)のオープンキャンパスは、大学の各コースの本格的な授業を体験できるまたとない機会です!
普段のオープンキャンパスとは異なり、本格的な授業を受講できるのがこの「体験授業」。
一足先に芸大生になったつもりで、コースの授業を体験することができます。
日時:6/5(日)10:00~16:30
<体験授業>
午前 10:20-12:00
午後 13:30-15:10
※1日最大2コースまで受講可能。
※ 同一日程で、同じコースの授業を受講することはできません。
クロステックデザインコースでは、「企画の種の見つけ方ー観察力の磨き方ー」というテーマで授業を行ないます!
どんな授業なんだろう?と思うかもしれませんが、授業を受けた後から自分の周りにあるモノの見方がガラリと変わって、どんどん面白いアイディアが浮かんでくるかもしれません。
実際に先生方が授業の中でコースの学生にも話している内容をされたりするので、学生たちが受けている授業のような時間になるかと思います!
ぜひ参加して体験してみて下さい!
体験授業に参加される方は、事前予約が必要です!
各コース定員を設けていますので、早めに予約することをおすすめします!
➡6/5(日)体験入学オープンキャンパスの予約はこちらから!
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ここでも少しお知らせ!
美大芸大進路講座の講師として、クロステックデザインコース教員の吉田先生が全国を飛び回ります!
これからの進路に向き合い・選んでいく、ひとつのきっかけのような時間となると思います。
こちらの講座は感染症拡大防止措置を踏まえ、事前予約制・定員制です。
定員に達し次第受付終了となりますので、少し話を聞いてみようかなと思われている方は早めにお申し込みすることをおすすめします!
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クロステックデザインコースの最新カリキュラムや進路について紹介|先生によるコース紹介動画2022
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クロステックデザインコース 在学生へのインタビュー
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京都芸術大学クロステックデザインコース公式ページに、授業内容の詳細を掲載中!
ぜひそちらも覗いてみてくださいね!
クロステックデザインコースでの日々の授業風景、
イベント等はtwitterとInstagramで日々更新中です。
ぜひそちらもチェックしてみてください!
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