- 2022年8月4日
- イベント
第2回歴史研究クラブ「平等院探訪」ご参加ありがとうございました!
7月24日(日)、『歴史研究クラブ2022:第2回「平等院の建築・仏像・庭園:浄土の美を探ろう」』を開催しました。
極楽浄土の姿をこの世に写したという平等院。
修理事業に携わった杉本宏先生、仲隆裕先生が現地でたっぷりと解説しました!
当日は京阪宇治駅に集合し、徒歩で平等院へ。
道中、平等院がどのような場所に位置するのか、地理的にも考察します。
宇治橋を渡りながら、「北の方角はどちらでしょう?」「川はどの方向に流れているでしょう?」
という先生からの質問。方角を知るには太陽の位置が大きなヒントになりますね!
平等院表参道をすすみ、
平等院に到着!
「扇の芝」は、源頼政終焉の場所と言われています。
「観音堂」は前回の修理から約100年が経ち、そろそろ次の修理が必要な時期。
下を歩くときは瓦に気をつけて!
鳳凰堂の前に到着です!
創建は平安時代ですが、30年以上もかけて行われた平成の大修理が完了し、その優美な姿が蘇りました。青空を背景にその美しさはまさに極楽浄土です。
少しでも木陰に入りながら、先生の解説を聞きます。
みなさんかがんでいますね。
この体勢だと、阿弥陀如来坐像のお姿はどのように見えますか?
庭園の修理に携わった仲先生からは、平安時代の庭園の姿にどのように戻していったのか、修復の考え方とその実際について、苦労話も含めながらお話しいただきました。
「六角堂」は、鳳凰堂の翼廊の解体・修理の際に出た古材を利用し建てられましたが、更に詳しい解説が聞きたい方は、8月中旬(水曜日)19時~21時放送予定の『林修のニッポンドリル』(フジテレビ系)をご覧ください!(※日程が決まり次第ブログでお知らせします。)
杉本宏先生が出演し、平等院について解説します。
最後に「平等院ミュージアム鳳翔館」を見学し、解散しました。
ご参加くださった皆さま、フィールドワークは楽しんでいただけたでしょうか?
暑い中のご参加、ありがとうございました!
◎ 以下、アンケートでいただいた2つの質問にお答えします。
<Q.1> 体験授業型選抜までにしておいた方が良い、準備や対策はありますか?
<A.1>まずは高校の授業をしっかり受けて学びを進めてください。そして、地元の歴史や文化について積極的に現地に出かけ、今回のフィールドワークのように観察し、考え、また関連図書なども読んでください。
<Q.2> 鳳凰堂内の彩色には、色によって何か意味がありますか?
<A.2> 鳳凰堂内は極彩色で彩られています。これは極楽浄土を華やかな色どりで表現するためと考えられています。
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8/27(土)・28(日):お茶の歴史・文化と芸術について学ぼう
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