- 2022年8月8日
- イベント
合評会ってどんなもの?─2022年度前期合評会が開催されました。
こんにちは、文芸表現学科です!
以前よりお知らせしている学科独自イベント「高校生・受験生限定 オンライン合評会vol.03」まで、あと2週間となりました。
このイベントは、高校生・受験生の皆さんに原稿用紙2-3枚程度のショート・ショートを執筆していただき、その小説を学科教職員、在学生、高校生の皆さんと読み合い、感想やコメント、批評をしあうというイベントです。
私たちにとって合評会はとても馴染み深いものですが、「そもそも合評会ってなんだ?」と疑問に感じる方も多いかと思います。
そこで、学科で先日開催された前期合評会の様子を交えながら、合評会とはなにかご紹介します!
学科では前期末・後期末の年に2回、各授業の代表作を対象に、学科教員・全学年の在学生で合評会を行っています。
感染症対策のため全員での対面実施が難しくなり、現在は会場とオンラインをつなぐ「ハイブリッド形式」で実施しています。
慣れない実施方法に当初は戸惑いもありましたが、いまではカメラや音声を調整する機材を導入し、ハイブリッドでも安心して合評会が進行するように「配信班」が支えてくれています。
前期合評作品は、小説、詩、ノンフィクション、戯曲、ドラマ脚本など多岐にわたり、「bungei anthology」という作品集に収められ全員の手にわたります。
作品集を飾る表紙。今回は美術工芸学科 写真・映像コースの3年生・高庭芝さんの作品をいただき、すてきな一冊が仕上がりました。
今回で23冊目になった「bungei anthology」。どの作品集もページをめくると文芸の歴史が垣間見えます。
なぜ、私たちが合評会を開催するのか。それは「書いただけ・読んだだけで終わらせない」ためです。
まだまだ学びの最中である学生たちにとって、第三者からの意見ほど重要なものはありません。同年代の学生たちがどんなものを書くのか、どんな読みがあるのか、プロである教員はどのように読むのか、そしてどう次に繋げていくのか。
学生は大学生活のたった8回の合評会のうち、貴重な1回を使って、みんなで書くこと、読むことについて学んでいます。
次回開催する「高校生・受験生限定 オンライン合評会vol.03」では、学科合評会同様にハイブリッド式で行います。ただし、高校生・受験生の皆さんはオンラインのみの参加ですのでご安心ください。
皆さんの作品は、在学生に加え、学科教員が大切に読ませていただきます。当日参加される先生方をご紹介します。
▲山田隆道先生(学科長・作家)
▲河田学先生(文学研究者)
▲中村淳平先生(元アナウンサー)
▲中村純先生(詩人・編集者・執筆業)
▲木村俊介先生(インタビュアー、ノンフィクション作家)
▲仙田学先生(小説家)
少しでも学科合評会に近い雰囲気を味わっていただきながら、書くこと、読むことについて一緒に学ぶ1日にしましょう!
高校生・受験生限定
オンライン合評会 vol.03
開催日時
8月21日(日)10:00~(ZOOMにてオンライン開催)
募集原稿
オリジナルの未発表小説 800-1200字(ジャンルは問いませんが、完結している作品であること)
<パソコン原稿の場合>
・Microsoft Word(A4サイズ縦書き・横置き)
・1行目>小説タイトル
・2行目>下部に氏名
・3行目以降>本文
・データのファイル名は(名前「作品タイトル」オンライン合評会)としてください。
例:文芸太郎「吾輩は犬である」オンライン合評会
<手書き原稿の場合>
・市販の400字詰原稿用紙(欄外の適当な箇所にページ番号を記してください)
・表紙を作成し作品と一緒にご郵送ください(用紙は自由です)
・表紙記載事項>小説タイトル、氏名、生年月日、住所、電話番号(携帯可)、メールアドレス
応募方法
<パソコン原稿の場合>
以下の応募フォームに必要事項を記入し、原稿をご送付ください。
https://forms.gle/ztpvv3gB7wENTZhA7
※Googleアカウントが必要となります。
応募締切:8月15日(月)23:59
<手書き原稿の場合>
表紙と原稿を同封し、以下の宛先までご郵送ください。
〒606-8271
京都府京都市左京区北白川瓜生山2-116
京都芸術大学 文芸表現学科「オンライン合評会」係
応募締切:8月15日(月)必着
なお、オンライン合評会は視聴のみの参加も可能です。
ご希望の方は以下のページよりお申し込みください。
https://hs-lp.kyoto-art.ac.jp/attend/lp/course2022
そのほかオープンキャンパスはこちら!
8/27(土)28(日)開催
一足先に芸大生になったつもりで、本格的な授業が体験できる!
体験授業型オープンキャンパス:文芸表現学科「創作教室─ショート・ショート編─」
ショート・ショートと呼ばれる極めて短い小説(=物語)があります。例えば原稿用紙2枚~3枚の分量だと思えば初心者でも取り組みやすいでしょう。
この体験授業では、そんなショート・ショートの創作を通して、まずはあなたが考える小説を自由に表現してもらいつつ、さらに物語を生み出すためのちょっとしたヒントを学びます。
定員・事前予約制となっております。詳細、予約については以下をご覧ください。
https://www.kyoto-art.ac.jp/opencampus/oc06-05_08-27_28/
(スタッフ・牧野)