- 2023年6月7日
- イベント
体験入学オープンキャンパスにご参加ありがとうございます!
こんにちは!
アートプロデュースコースです!
6月4日(日)に体験入学オープンキャンパスを行いました。
アートプロデュースコースが行なった授業はこちら!
アートプロデュース超入門~その1~
そもそもアートってなに?この授業では、芸大を目指すなら知っておきたい「アートとはなにか?」をマンガで学びます。
といっても、アートが題材のマンガは読みません。普段からしている「マンガを読む」という行為で「アート」を生み出してみます。「アートってそういうことだったのか!」と目からウロコの入門授業です。
授業担当の伊達隆洋先生
アートプロデュースってなんだろう。高校までは習わない分野ですので、皆さんが知らなくて当然です。
この授業では、アートプロデュースを理解してもらいながら、そもそも芸術ってどういう分野なのか、理解を深めてもらいます。
皆さんはアートって何だと思いますか?
一般的には作品のことを思い浮かべると思いますが、作品と見る人がいて、作品と見る人の間に生まれる不思議なコミュニケーション(コト)のことをアートといいます。
アーティストが作る「作品」に命を吹き込み、「アート」を生み出すのがアートプロデュース。
出会い方でアートは変わります。どんな出会い方をするかによって、生まれる意味や価値は良いものにも悪いものにもなるんです。
優れた出会いを作り出し、新しい意味や価値を世に出すことができる専門家が必要です。
今回の体験入学では、皆さんに次のことを意識して8コマの漫画を読んでもらいました。
・どんな話
・コマの順番
・登場人物の関係
・セリフの順番
・登場人物の気持ち
・どんな状況
・描かれているもの一つ一つの描き方やその意味
まずはひとりで読んでみて、これらに気づいたことなどをメモしておきます。
そう思った理由は絵やセリフのそこがどうなっているからなのか、作中の具体的な根拠に基づいて考えてみましょう。
次に、グループのメンバーと1コマずつ検討して、読み方を1つにまとめます。
学生スタッフも意見をまとめるお手伝いをしてくれましたね!
意見が分かれた場合、お互いに「どこがどうなっているから?」と、絵やセリフ、前後のコマなど、作中にある具体的な根拠を尋ねます。
グループワークでは、多くの見方・解釈が出て各チームたいへん盛り上がりました!
グループワークを通してわかったことを各チームから発表してもらいました。
●捉え方が全員違うけど、どれも正解だと思った。
●いろんな意見があることだけではなく、それをひとつにまとめることも楽しかった。
●他の人の意見を聞けたことが面白かったし、解釈ひとつからその人の経験が見えてくる。
●皆で共有することで今まで見えてこなかった新しい解釈が現れた。
物の見方は人によって違います。
作品はひとつでも、そこに多様な意味や価値が生まれる。それがアートの力なんです!
異なる見方が交わると新たな見方が生まれる。そこには新たな意味や価値が生み出されるということを皆さんに体験していただきました。
アートプロデュースはアート界の裏側と言われることがありますが、実際はアートが生まれる瞬間を作り出し、そこに立ち会うアートの最前線の領域です。
◇◇◇体験授業を受けた方の感想◇◇◇
●アートとは何か?という大きな問いを楽しく学べてよかった。
●見え方が違うことを改めて認識したり、考え方自体を考えることが楽しかった。
●授業の充実度が高い!色々教えていただいて楽しかった!
●みんなの意見を聞くまで自分の見方が正しいと思っていたのに、その考えが崩れてみんなの意見に揺らいで行ったところが不思議な体験だった。
ご参加された皆さん、お疲れさまでした!
今回はマンガ作品とみなさんの出会い方をプロデュースすることで、実際に「アート」を生み出しました。
アートとは何か、プロデュースがなぜ必要か、授業を通してその魅力や可能性を感じてもらえたなら嬉しいです。
現在の日本には「作品」をつくる人はいても、みなさんが体験したような「アート」をつくり出す専門家はまだわずかしかいません。
今回のマンガのように、普段目にしているものや人・場所も、プロデュースの仕方次第でもっと豊かなアートが生まれる可能性が潜んでいます。
だからこそ、体験授業で学んだみなさんが、プロデュースを通して「アートを世の中に広める人」になると同時に「アートの可能性を広げる人」になってくれたらと願っています。
ぜひまた次のイベントでみなさんに会えることを楽しみにしています!
※参加者の方に写真の掲載許可を得ています
● ● ● ● お知らせ ● ● ● ●
\8月26日(土)27日(日)「体験入学オープンキャンパス」/
予約申込受付中!
大学の教室や施設を使いながら、芸術大学の特色ある体験授業を受けることができます。
コースの学びを体験し、自分にはどのコースが合っているか、じっくりと考えられるチャンス。
入試の模擬体験としてもおすすめのイベントです!
本格的な授業を受けながら、入学後の学生生活を体験しませんか。
新たな学び・気づきが得られる機会となるはずです。
アートプロデュースコースの体験授業はこちら!
アートプロデュース超入門~その2~
アートを世に広めたり、アートを活用して人々や社会に働きかけるプロデュースの魅力を体験しながら、入試に向けて、ものの見方や考え方、コミュニケーションの仕方のコツも学べます。高校までの美術では習わない、アートの現場に欠かせない「アートプロデュース」とは?
皆さんのお申し込みをお待ちしております!
\参加者募集中!高校生アートラボ コトツク2023/
「高校生アートラボ コトツク」は、モノ作りにも生かせる〈コトをつくるアート〉の実験場。
アーティストから発想法を学んだり、研究者の頭の中を探検したり、まちのアート施設を訪問したりするワークショップを通して、〈コトをつくるアート〉を体験していきます。
モノづくりからコトづくりへ、ますます広がるアートの世界の扉を開いてください。
チャプター 2【アーティストってホントは何をつくっているの?】
担当:山城大督先生(アーティスト)
6/25(日) 13:30-15:30 (13:00 受付開始)
世界に働きかける方法は、モノを作ることだけではありません。
モノと人の出会い方や、設定の仕方次第で、人の心を揺さぶり、世界の見え方が変わるのです。
Chapter 2では、アーティストとして多くの「アートプロジェクト」を手がける講師の作品を具体例に、新たな価値を創る「企画」づくりを体験します。
申込の締め切りは、前日17時まで!お申込みお待ちしています!
Chapter 2ご担当の山城大督先生
京都芸術大学アートプロデュースコースを詳しく知りたい方は公式WEBサイトやTwitterをチェック!
ぜひ覗いてみてくださいね!