- 2024年10月28日
- ニュース
ダイソーさんとの産学連携商品発売Part2
こんにちは、プロダクトデザインコースです。
プロダクトデザインコースでは、2017年から100円ショップのダイソーブランドを展開する、株式会社大創産業さんとの産学連携授業を続けています。
授業では2〜3年生の学生が商品化を前提にアイデアを出し、最後は社長さんやバイヤーさんに自分のデザインをプレゼンします。
授業から発売された商品は50点をこえますが、その中には、「お助け本棚」「漫画を飾れる棚」「キャンドルうねうね」などヒット商品になったものもたくさんあります。
先月、2023年度の授業で提案された商品が発売されました。
「らくらくラップご飯」という商品で、余ったご飯を冷凍する際に使用する便利グッズです。
考えたのは、当時3年生だった苫田くん。
商品化までの経緯をインタビューしてきました!
▲苫田光輝くん(4年生 岡山県立津山工業高等学校)
Q. どういう意図で作られたのか、商品化までの経緯を教えてください。
大学から一人暮らしで自炊をするようになり、「ごはんを小分けにして冷凍する」という、実家では母がやってくれていた作業を自分でやるようになったことがきっかけでした。キッチンも狭く、ラップを敷いて丸めるスペースもないため、いつも不便に感じていました。そこから生まれたのがこの試作、「らくらくラップご飯」です。
試作の段階では、片手で持って作業ができるような形にし、軽量化のためお米の模様をあしらったデザインを作成しました。
Q. 制作にあたり、どんなことに苦労しましたか?
商品化を前提に試作を作るため、製造上の制約やコスト面などの課題があることを知りました。実際にダイソーの方からアドバイスをたくさんいただき、1パーツで製造可能な形状の考案や、軽量化など多くの試作を重ねました。実際の商品開発の際に検討されるような具体的な指導をいただき、多くの学びとなりました。
Q. 最終的には東京の本社オフィスに出向いて、多くの社員やバイヤーの方々の前で発表しますよね。どのような反応でしたか?
とても緊張しましたが、発表が終わった時に拍手が巻き起こった時はとてもうれしかったです。
Q. 実際に商品化されてどんな気持ちですか?
商品化に選ばれたと聞いた時は本当にうれしかったです。家族や周囲の人にも伝えると、みんな喜んでくれていました。今回、当初プレゼンしたものとは違う形での商品化となりましたが、素直にうれしいです。
Q. 今後の抱負を教えてください。
模型制作の会社に内定をいただいているため、卒業後は模型制作の部署でたくさん模型を作っていきたいです。
もともと趣味で模型を作っていたのですが、2年生の時に「もっとやってみたら」と先生からお声がけをいただき、本格的に制作に打ち込むようになりました。
今は作るだけでなく、YouTubeで模型の製作過程について発信したりもしています。
将来的には模型製作を受注生産できるような仕組みを作っていきたいと思っています。
インタビューの後、卒業制作として進めているという模型も見せていただきました。とても精巧な作りで、惚れ惚れしてしまいました。
苫田君、ありがとうございました。卒業制作も期待しています!!
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\\学生作品展のお知らせ//
プロダクトデザインコースでは、前期の授業で制作した作品を中心に、ブログで紹介した授業や産学連携の取り組みなどを展示します。
瓜生山祭開催日である11月2日と3日の両日、直心館の4階で10:00から17:00まで開催されますので、是非お立ち寄りください。
京都芸術大学 プロダクトデザイン学科
プロダクトデザインコース学生作品展『U21』
■日時|11/2(土),11/3(日)10:00–17:00
■場所|京都芸術大学 直心館3階
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\\\ オープンキャンパスのお知らせ ///
大瓜生山祭2024と同日11/2(土),11/3(日)に、オープンキャンパスが開催されます!「大学全体説明・入試説明会」や「初心者向け体験講座」など、いろんなプログラムがありますので、ぜひご参加ください!