- 2025年2月11日
- イベント
【2024年度卒業展】表彰式の様子、受賞者のコメントをご紹介!
こんにちは、クロステックデザインコースです!
いよいよ2/8(木)より2024年度卒業展が始まりました。
今回は、2/7(金)に行われたクロステックデザインコースの表彰式の様子と、受賞者それぞれのコメントをご紹介します!
2/7(金)午後、作品設営が終了しコース内覧会が始まりました!
クロステックデザインコースの先生方が内覧し、表彰するに相応しい作品をノミネートしていきます。
先生方が熟考した結果、2024年度クロステックデザインコースの受賞者が以下面々に決定しました!
受賞者には先生から各賞の賞札が渡されます。
表彰式の最後に先生方と記念写真をパシャリ!
受賞したみなさんおめでとうございます👏
ここからは、ノミネートされた学生のコメントをご紹介します!
【優秀賞】「生活の断片的アーカイブス」
森一樹くん(静岡県立科学技術高等学校 出身)
時間と共に忘れ去られるであろう写真たちを集め、一冊の本にまとめたアーカイブ作品です。制作を終え、もっと作品を磨いてより良いものにできたのではないかと感じており、卒業後も作品を作り続けなければならないと思っています。
今回いただいた賞は、後輩や友人をはじめ、多くの方々のご協力があってこその結果だと感じています。力を貸してくださった皆さんありがとうございました。
【奨励賞】「「道具」ではなく、「パートナー」として捉え直す これからの新しいAIとの関係性の探求」
若林真矢さん(大阪府立三島高等学校 出身)
個人の記録を読み解き、その文脈に基いた対話を重ねることで、相互理解を深めながら創造的なパートナーを育みます。それは、AIを共に学び、共に成長する存在として捉え直す試みでもあり、創造性をより豊かに広げていく可能性を探求しました。
4年間を1つも無駄にしたくない、学んできたこと全部何かしらの形で活かしたいと思っていたので、それが叶えられて嬉しいです。
心から、クロステックデザインコースに来てよかったです!人生で1番楽しい4年間でした!
【奨励賞】「72時間避難訓練」
小林陸くん(中越高等学校 出身)
奨励賞をいただきありがとうございます。
防災訓練の一環として、72時間インフラを止めて生活するプログラムを提案しました。実際に体験することで、多くの課題が見えてきましたが、達成できなかったことも多くあるため活動を継続していきたいと考えています。
ご指導いただいた先生方や調査にご協力いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。
【奨励賞】「花器 -全国一般風ノ向キハ定リナシ天気ハ変リ易シ 但シ雨天勝チ-」
岸本陸くん(京都市立日吉ヶ丘高等学校 出身)
3Dプリンターの強みであるカスタマイズと限定性を活かした新しいギフトサービスの構築をしました。生まれた日と場所の固有の気象データを基にアルゴリズムを構築し、生成する特別な花瓶です。塗装により手作業の温かみを加えることで、個々の想いを贈り物に変えることができます。
「天気」と「花瓶」を組み合わせることで新しい贈り物の形を制作しましたが、複雑になっていく要素の全てを一つのプロダクトに落とし込むことは大きな挑戦でした。何度も設計を変更しましたが、完成した今の形をとても気に入っています。京都芸術大学で学んだ4年間の集大成として、この作品を大切に扱っていこうと思います。
このたびは奨励賞をいただき、大変光栄に思います。多くの方に関心を持っていただき、楽しんでいただけたことを嬉しく思います。展示の準備にご協力くださった皆様、貴重なアドバイスをくださった先生方、そしてご来場くださった皆様に、心より感謝申し上げます。
【奨励賞】「まちの手ざわり」
岡崎春花さん(N高等学校 出身)
まちを歩きまちに住むという行為は、私たちが日常的に行っていることです。自分たちの空間は自ら手を加え、自らの空間として機能させる、私的で自由な行為そのものが重要であり、それが許された空間がまちの在り方だと感じています。まちを私的に自由に使うことにおいて、公共空間にてアプローチをしました。
まち中で編んでいる時に、何人かの方々にいつも通る時に見ています、撫でていますといった声をかけていただきました。わたしのまち中にある編み物が、まちに住んでいる方々に受け入れてもらえることで、自分以外の方たちとまちを私的に自由に使う感覚を持てたと感じとても嬉しいです。また木の枝先に花を編んだ作品では、後に誰か付け足してくださったお花がありました。まち中で編むという一例の行為の他にこういった行為を見かけることができるといいなと思います。
【奨励賞】「バス停 いきものたちの記録」
林谷駿太朗くん(名古屋市立緑高等学校 出身)
この作品は、バス停という日常的な場所で蟻や蝶、蜘蛛などの「いきもの」たちを観察し、彼らの視点に寄り添った表現を追求しました。スケッチから始まり、最終的にはアニメーションやプロジェクションでその世界を映し出し、彼らの「日常」を他者と共有しようと試みた作品です。
卒業研究を通じて、視点を変えることの難しさを痛感しました。最終的に完全に人間視点を外すことはできませんでしたが、「いきもの」の堂々とした姿に気づけたことは大きな収穫です。完成作には未練もありますが、次へのステップとなったと感じています。
日常的な景色の中に隠れた物語や視点に気づくことは、新たな発見の連続です。「いきもの」たちの視点を感じることで、世界の見え方が変わります。皆さんにも、普段の生活の中で少し立ち止まり、違った視点を大切にしてほしいと思います。
【同窓会特別賞】「ビニール傘狩猟生活」
CHA TAEHONG(チャ テホン)くん(ソウルノウォン高等学校 出身)
私の卒業研究「ビニール傘狩猟生活」では、町中で捨てられたビニール傘を拾い、その生地を活用して新たなものを生み出すことに取り組みました。制作を進める中で、町中に落ちているビニール傘を見つけるたびに喜ぶ自分に気づくことができました。この研究を通じて、ビニール傘ゴミに新たな可能性を見出し、無価値と思われる廃材も、視点を変えれば創造の源になると考えるきっかけを提供できればと思います。
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4回生のみなさん、卒業制作大変おつかれさまでした!
今年度は学長賞のみノミネートが無く、コース長の小笠原先生から「学長賞をノミネートしない意味を考えてみてくださいね」とコメントがありました。
目標にむけて、達成できたこと・やりきれなかったことどちらもあるかと思います。作品に対し後悔が残っていれば、その悔しさをバネにこれからぐんぐんと上を目指していってほしいですね!
数年後、皆さんがどんな素敵な人になって何をしているのか、今からとても楽しみです。
卒業展は2/16(日)まで開催しております!
たくさんの方々のご来場をお待ちしております!!
【開催期間】
2025年2月8日(土)〜2月16日(日)
10:00〜17:00(入場受付は16:30まで)
卒業展/大学院修了展特設サイトはこちら
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\『卒業展/大学院修了展×オープンキャンパス』のお知らせ/
1年間で最も規模の大きな作品展である、卒業展/大学院修了展と同時開催のオープンキャンパスが2/15(土)、16(日)に開催されます!
コース別の見学ツアーに参加すると、コースの教員と制作者の学生に作品の紹介をしてもらえます!解説を聞きながら展示を巡って、コースや卒業制作展の理解を深めましょう!
クロステックデザインコースの作品も見学ツアーで紹介しますので、ぜひお申込みください🌟
『卒業制作展×オープンキャンパス』の詳細・申し込みはこちら👇
クロステックデザインコースの最新カリキュラムや進路について紹介|先生によるコース紹介動画2023
クロステックデザインコース 在学生へのインタビュー
京都芸術大学クロステックデザインコース公式ページに、授業内容の詳細を掲載中!
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