キャラクターデザインコース

奈良県の老人ホームで高齢者向けゲームの試遊会開催 Part2

奈良県の老人ホーム「エバーライフ」で開催されたゲーム試遊会のつづきの記事です。

 

こちらは鎌田楓さんとキム・チェウォンさんの共同制作作品。

 

カフェの店員になりきって、鹿(客)の注文通りにドリンクを作っていくゲーム。

3種類のオーダーにあわせて、これに対応した3つボタンのキーボードを使って、その数の分だけキーを叩くという単純なものですが、実際にやってみるとキー入力の感触が気持ちよく、つい夢中になってしまいます。

 

そしてこれは有田弥生さんの制作したゲーム。

Nintendo SwitchのJoy-Conを振って風船に空気を送り込み、割れないギリギリのところで止めるというもの。振れば振るほど膨らむ風船の動作が気持ちよく、つい勢い余って爆発させてしまうので、ほどよいところで見極めて寸止めにしなければいけません。

高齢者の方々は必死になってJoy-Conを大きく振り、身体を動かす喜びを感じていました。

 

こちらは松尾萌乃果さんの作品で、伝言ゲームとスロットを合わせたような内容になっています。

たとえば「みかん」だとすると「み」「か」「ん」がそれぞれスロットで回り、タイミングを合わせて文字を並べます。それを次の人が見て同じようにスロットを回すわけですが、もし前の人が「む」「か」「ん」と並べてしまったら、次の人はその通りに並べるのか、それとも「きっと、みかんを並べようとして失敗したのかな」と深読みをしてスロットを回すことになります。

 

最後は嶋貫柚采さんと山本真結さんの作品。

「Dance Dance Revolution」専用コントローラーを連動させ、星と星を線で結ぶよう光の行き先を足で踏んで星座を作ります。

まずは見本の星座の画像をみて形状を覚え、その後で実際に身体を動かして光をつなげていきます。記憶力と足腰の動作が求められるゲームになっており、認知症対策や足腰のリハビリに使用できそうだと手ごたえを感じました。

 

今回このような貴重な場を提供してくださったエバーライフの皆様、そして本学とつないでいただいた奈良女子大学の犬伏先生、ありがとうございました。

 

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