文化財保存修復・歴史遺産コース

【学生作品展】歴史遺産学演習Ⅰの授業成果を展示します!

こんにちは。

 

今年の歴史遺産学演習ⅠのAクラスでは前期前半に昨年と同様、山﨑先生の指導のもとに伎楽面の制作を行い、前期後半には青木先生の指導のもとに植物染料を用いた絹布の染色と、伎楽面の装束製作に挑戦することになりました。

青木先生の実習では1回目に五倍子を用いて染色の基本を学び、2回目からは1回ごとにインド茜、紫根、刈安、刈安の上に紫根の順で染色を行い、最後の2回で染め上った布を用いた伎楽面(迦楼羅)の装束の製作に挑戦しました。

7回の授業では縫製まで進まなかったため、夏休み中に縫製を進め、何とか9月19日からの学科展に間に合わせることができましたので、染色から縫製までの流れをご紹介します。

 

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まずは染色の練習として各自が生地を持ち寄り、五倍子による染色を実習しました。

 

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つぎからは迦楼羅の装束にする絹布をインド茜、紫根、刈安、刈安と紫根の順に染色しました(写真は紫根)。

 

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迦楼羅の装束の型紙を作ります。

 

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型紙に合わせて染め上った布を裁断します。

 

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裁断した布を鏝でのします。

 

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夏休み中に縫製を進めました。

 

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迦楼羅の装束(上から袍、帯、袴、脚絆、襪)が出来上がりました。

青木先生、Aクラスのみなさん、お疲れ様でした。

9月19日から21日の学科展に迦楼羅の装束を展示しますので、多くの方にご覧いただければ幸いです(文責:岡田)。

 

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