- 2014年9月25日
- 日常風景
古文書合宿に行ってきました!①
文化遺産コースでは、夏休み期間に3回生有志が、島根県隠岐郡の海士町へ四泊五日の古文書合宿に行ってきました。
合宿の様子を、参加学生の串田さんにレポートしていただきます。
一日目
京都から約10時間かけ、電車とフェリーを乗り継いで隠岐の島へ…
夕方5時半ごろ、菱浦港に到着して迎えてくださったのは、海士町地域コーディネーター(海士流雇用創造推進協議会歴史分野実践支援員)の藤井加奈子さん(今春、歴史遺産学科を卒業された先輩)です!
引率の仲先生、坪井先生も、久しぶりの再会に嬉しそうにしていらっしゃいました。
この日は雨でしたが、島内を散策し、一日目終了です。
明日から本格的に作業&調査開始です!
二日目
海士町は後鳥羽天皇が御遷幸なされた島で、現在も後鳥羽上皇に関する史跡や資料が数多く伝えられています。
そこで、二日目は朝から隠岐神社、後鳥羽上皇の御火葬塚、海士町後鳥羽院資料館、村上家資料館などを見学しました。村上家は海士地域の有力者で、隠岐に配流された後鳥羽上皇の世話をしたという由緒を持っています。
お昼を食べたら襖解体班と古文書班に分かれいよいよ作業開始です!
襖班…村上家住宅は平成24年度から修理され、今年3月に村上家資料館としてオープンしたばかりです。
修理の際に取り外された襖には、下張りに村上家に関する古文書などが使用されています。古文書を調査するためにこれらを剥がしていくのです。
どのように貼られているか、詳細に記録を取りながら、先輩にやり方やコツを教えていただき、最後の一枚まで慎重に剥がします。
古文書班…海士町の旧家から新たに見出された古文書の目録を作成します。
「今坂氏旧蔵文書」は250点以上あります。1点ずつ写真を撮り、法量(寸法)を計測し、調査票に内容等を記録していきます。
調査の後は浜辺に連れて行っていただき、島の夜をゆったり感じました。
これにて二日目は終了です。
3日目、4日目もお楽しみに!!!