文化財保存修復・歴史遺産コース

古文書合宿に行ってきました!②

三日目

いよいよ折り返し地点の三日目です。

午前中は昨日に引き続いての二班に分かれて作業を行います。

慣れてきた感もあり、調査のスピードがぐんぐんあがっていきました。

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窓の外には実りつつある水田が広がっています。

窓の外には実りつつある水田が広がっています。

午後からは二日目にお邪魔させていただいた村上家資料館へ行き、庭園整備のお手伝いをさせていただきました!

生命力たくましい草が庭園にたくさん生えています。

生命力たくましい草が庭園にたくさん生えています。

藤井さんは3回生の時、海士町に合宿して、庭園の発掘調査や測量を経験されたとのことです。

平成24年に行われた村上家庭園発掘の様子。池がすべて埋まっていたことがわかります。

平成24年に行われた村上家庭園発掘の様子。池がすべて埋まっていたことがわかります。

村上家住宅の修復中の様子

村上家住宅の修復中の様子

このとき取り外され、保存された襖を今回調査しています。

管理者さんと作業の打ち合わせ

管理者さんと作業の打ち合わせ

場所ごとに担当を振り分けて、草を引いたり芝を刈ったり、倒れている竹を運び出すなどしていきます。

力仕事ではありますが、庭全体のバランスを考えて草を抜いていかなければならないので、センスも必要であると感じました…!

坪井先生も力仕事!仲先生は崖の上にいます。

坪井先生も力仕事!仲先生は崖の上にいます。

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作業後 綺麗になりました!

作業後 綺麗になりました!

何とか夕方には作業を終えることができました。

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この日は、海士町の方々が歓迎会を開催してくださいました!

藤井さんの上司である教育委員会の課長さんがバーベキューコンロや食材をご用意して下さり、副町長さんがみずからアワビやサザエ、イワガキなどを焼いてくださいました。

最後には何と隠岐牛もいただきました。

海士町のアワビは奈良時代からの特産品であったようで、平城宮跡から発掘された荷札にも記されていることを初日、後鳥羽上皇記念館で拝見しました。

海士町の方々とお話をたくさんすることができる良い機会となりました。

海士の自然の恵みをたっぷりごちそうになって、これにて三日目終了…

余談ですが、このあと後鳥羽上皇がこの島で詠まれた「遠島百首」のカルタ勝負!がありました。

四日目

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四日目は海岸へ朝日を見に行って一日がスタートです。

最初は古文書に地元の地名が出てきても何の名前かわからずに中々解読ができなかったのですが、

この頃になると何とか作業にも慣れてきた(と思いたい)ので、作業をすすめていきます。

しかし、作業をするのはこの日が最後…!

惜しみつつ夕方に作業を終了し、明日の出発に備えて皆で使用させていただいた部屋の掃除をしました。

この日はスーパームーンの日だったようで、月がとても綺麗な夜でした!

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五日目

この日は朝早くに宿泊場所の海士町中央公民館開発センターを出発し、フェリー乗り場に向かいました。

副町長さんはじめ、教育委員会や中央公民館のみなさま、藤井さんには最初から最後までお世話になり、感謝してもしきれないほどです…!

それぞれが様々なことを学んで、自分たちのこれからにつなげていける、大切なことを発見した合宿でした。

それでは、古文書合宿レポート、長々と失礼いたしました!

このあと、調書の整理が待っています。

なお、本合宿の内容を9月20日・21日に開催された京都造形芸術大学の学園祭「大瓜生山祭」の学生作品展で、3回生の前期授業成果発表とともに、パネル発表を行いました。

その様子も後日、アップします!!!お楽しみに!!!!

これにて終了です!

隠岐の自然とみなさま、お世話になりました!

隠岐の自然とみなさま、お世話になりました!

 

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