アートプロデュースコース

【オープンキャンパス】一日体験入学を行いました

 

この日曜日に、大学の授業が体験できる『一日体験入学』が開催されました。

 

ASP学科では『マンガを読んであっと驚くアート体験を!』と題して、8コママンガを用いて授業を行いました。

「マンガを読む」ことが「アート体験」につながるとはいったいどういうことなのでしょう!?

 

IMG_7820

授業では、まずはじめに下のポイントに注目して、自分ひとりでそのマンガを読んでいきます。

 

そのポイントはこちら

 

①ストーリー

②登場人物の関係

③台詞の順番

④だれの台詞か

⑤登場人物の気持ち

⑥どんな状況か

 

そして、一番重要なポイントは具体的な根拠に基づいて①〜⑥を考えるということ。

 

どれも難しいことではないのですが、普段マンガを読む時にわざわざ意識する機会は少ないかもしれません。

そこを今回はあえて意識して、8コマのマンガをじーーーっくりと読み込んでいきます。

 

 

個人で読んだ後、今度はほかのみんなはそれぞれどう読んだのかをグル―プで意見交換します。

 

すると、同じマンガでもそれぞれストーリーの読み方がちがうという発見があります。

そもそもコマの順番が異なっていたり、順番は同じだけれども登場人物の表情から解釈した意味が異なっていたなどなど。

 

IMG_7841

意見交換ができたら、ここからはグループとしての一つの物語を完成させていきます。

 

自分がみていたストーリーに他の人の見方が加わることで、自分では想像もしなかった視点で読み直すことができます。

そしておもしろいことに、複数の見方が加わることで、新しい物語が立ち上がってくるという体験ができました。

 

 

最後はそれぞれのグループで出来上がった物語を発表しあいました。

 

後半の部の2グループは、最終的にどちらも“恋愛”の物語をよみましたが、その内容は全く異なるもので、その違いが発見できたことも、そしてそれぞれのストーリーもとても興味深いものでした。

 

IMG_7850

 

みなさんは普段マンガを読む時、どれくらいの時間をかけて読んでいますか?

 

おそらく、今回の授業のようにページを約1時間かけて読むことはあまりないでしょう。

ですがたった1ページのマンガも、じっくりと読み込んでいくことで、さまざまな物語をわたしたちにみせてくれます。

 

つまり、受け手が作品からたくさんの想像をして、考えて、いろいろな人たちと共有をすることで、生き生きとした魅力を帯びてくるのです。

まさにそれこそが「アート体験」の第一歩。

 

うちの学科長の言葉を借りていえば、「女と作品は見られて綺麗になる」のです。

 

 

今回高校生のみなさんには、アートプロデュースの基本ともいえる、作品をみるという経験を身近なマンガを使って体験してもらいました。

通常の授業では、古典から現在ものまでさまざまな作品をたくさん鑑賞し“みる目”を養っていきます。

 
 
そして次回7月に開催される体験入学では、ここからちょっぴりステップアップして、作品をプロデュースの仕方でよりよく魅せる術を学びます。

制作をしている人にもぜったいに役に立つ授業です。

ぜひぜひご参加ください。お待ちしていまーーーす!!

 

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

 

 

【次回予告

 

7月12日(日)開催 一日体験入学B
「見せ方ひとつで傑作に?」

 

誰でも気軽に撮ることができる写真。あなたのケータイにもきっと何枚もあるはず。

でも、撮った後の写真って意外と見ないものですよね。

実は、「なんてこと ないや」と見過ごしていた写真も、見方と、見せ方次第で「傑作」に変えることができます。

この授業では、作品を「見せ方で魅せる」術を学びます。

 

アートプロデュース(ASP)学科の授業を体験できるチャンス!!!!!!

概要、申し込みはこちらから

 

aspASPer-01

<350351352353354>