- 2013年4月16日
- 日常風景
1年生、インクとペンを作って描く|1年次「絵画基礎」
こども芸術学科では、絵画・デザイン・彫刻・工芸基礎を1年から2年次にかけて半期ずつ経験してゆきます。他にはコンピュータ演習や、ピアノ実技も学びます。あれもしたい、これもしたいという欲張りな人にはぴったり?
さて、今日は、1年生の初回授業をリポートします。
まず、コンロとお鍋、お玉を用意します。
ん?調理実習?
いえいえ、そうではありません。
学生たちは3グループに分かれます。お鍋に水を入れたら紅茶、緑茶、珈琲を取り出し、それぞれの飲み物を煮出します。
そこへ、台所周りで見かける○○を投入すると…
不思議なことに黒く変色しました!これがインクになるのです。
そう、実はこの授業は、れっきとした「絵画基礎」という授業なのです。皆で共同作業ですから学生さん、和気あいあいと楽しんでいます。
インクの次には竹のような××を鋸で優しくカットし、ナイフを使ってペンを作りました。インクづくりとは一転して、それぞれ真剣な表情。無言で素材を削っています。 「人間は考える××である」と数学者パスカルは言ったそうです。..と書いたら××って何か、解るでしょうか?
さあ、これで手作りインクと××ペンが出来上がりました。
今度は、インクを作ったグループで輪になってもらい、クロッキーです。順番にモデルをしながら描いてゆきます。
正確に描くことより、生き生きとした線を引けるように、呼吸と描く線をシンクロします。
クロッキーはデッサンの基本。クロッキーとは短時間に対象の本質的なものを見極めて描く修練です。枚数を描くほど、自信になりますよ。
○○とxxの答えが知りたい人は、4月28日、29日のオープンキャンパス、こども芸術学科のブースに来てネ!
(森本玄/絵画)