文化財保存修復・歴史遺産コース

【1回生】研修旅行に行ってきました!―1日目―

6月も終わりにさしかかり、梅雨もそろそろ明けそうなお天気ですね!

 

さてさて、この6月20、21日は1回生研修旅行でした!!!

一回生は元気に全員参加でした。すばらしい!!

行き先は三重県。関宿にはじまり、伊勢神宮に至るまでの歴史や文化を学ぶルートをたどりました。

 

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出発して一番に訪れたのは「関宿」

関宿は江戸時代には、東海道53次の江戸から数えて47番目の宿場町として伊勢参りの人々などでにぎわいました。

現在では国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

 

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一日目は天候にも恵まれ、初夏の関をみんなで見学しました。

歩きながら町屋の造りや古い町並みをしっかりと見て学び、そして「玉屋」や「関まちなみ資料館」などの公開している町屋を見学しました。

 

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学生は日本の古くからの町並みに興味津々のようすで、一軒一軒立ち止まっては先生方にいろいろな話をうかがっていました。

 

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格子の形や瓦の意匠ひとつひとつも様々な種類があり、町屋のおもしろさや奥深さを知ることができました!

 

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次にお昼ご飯をはさんだのち、「斎宮歴史博物館」訪れました。

斎宮とは「いつきのみや」とも呼ばれ、斎王の宮殿と斎宮寮(さいくうりょう)という役所のあったところです。斎王は、天皇に代わって伊勢神宮に仕えるため、天皇の代替りごとに皇族女性の中から選ばれて、都から伊勢に派遣されました。

 

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その斎宮の歴史・文化を伝える斎宮歴史博物館では、学芸員の榎村 寛之 氏に展示解説していただきました。

 

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伊勢の文化や斎宮における風習などを、映像やジオラマ、出土遺物を用いてわかりやすく解説していただきました。

学生たちは真剣な表情でメモをとり、展示品を観察していました。

 

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そして館内を見学後、斎宮の復元現場へ移動しました!

ここでは平安時代前期に斎宮寮の人々が、儀礼や饗応に使ったとされる3棟の建物を復元しています。

 

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現在、建設している最中の様子を特別に見学させていただきました!

日本の伝統的な建築技術を用いて作業されている現場を見せていただけたけたのはとても貴重な機会となりました。

 

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みんなでヘルメットをかぶって、いざ現場へ!!!

 

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檜皮葺(ひわだぶき)の屋根の構造、木造建築の木組み、カンナがけした木材の質感などなど、間近で観察したり、触れたりできる経験はとても貴重で楽しかったです!!!

 

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博物館で遺跡発掘の様子や当時の人々などの斎宮について学んだあと、復元現場で実際の建物の大きさ、宮殿の規模などを体感したことで、当時の斎宮という役割の重要さを実感しました。

 

斎宮歴史博物館、史跡復元現場のみなさま、ありがとうございました。

さてさて、そして1日目のお宿にむかう前に、「松阪城址」を見学しました。

 

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現在、松阪城は石垣のみを残す城址となっていますが、国の史跡に指定されています。

松阪の地も江戸期には伊勢参りでにぎわい、著名な商人が数多く生まれた地域でもあります。松阪がそのように栄えたことには、この松阪城を築城した蒲生 氏郷の政策がもとになっていると言われています。

 

みんなで城址をぐるぐる見学!

石垣もきれいですね!石積みをした昔の人の技術もすごいですね~

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最後にみんなで記念撮影をして、研修旅行1日目は終了!

 

つぎは2日目をレポートします!!!

 

 

 

 

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