- 2015年7月17日
- 日常風景
でんぶんラボ―祇園祭―
こんにちは!
今日は台風の影響で生憎の雨ですが、祇園祭山鉾巡行ですね!
そこで、歴史遺産学科では授業で宵宵山をフィールドワークした様子を、お伝えしたいと思います!
以下、担当された五島先生のレポートです!
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連日の暑さで京都はうだっています。そしてこの季節といえば「祇園祭」です。
伝統文化ラボ(通称でんぶんラボ、伊達・五島担当)では、祇園祭の山鉾が建つ四条烏丸周辺へ、宵宵山に行ってきました(7月17日の山鉾巡行に対してその前日を宵山、そのまた前日が宵宵山)です。
祇園祭を楽しみながら歩く、というスタイルのフィールドです。この日ばかりは浴衣でもオーケーというので、たくさんの人が浴衣を着てきてくれました。
まず、宵山の人波の合間を縫って、神功皇后の戦にちなむ、豪華でしなやかなボディーの船鉾の前で、記念撮影を敢行しました。鉾に負けないくらい華やかです。
(ちょっとオーバーかな?)。
山鉾のひとつ「岩戸山」(神話の天の岩戸をテーマにした山)では、鉾の由来を聞いた後、人形や鉾に掛けられるタペストリーを拝見し、山の上に乗せてもらいました(「岩戸山」は曳山といって鉾のように車がつき屋根があるので、囃子方の乗るところがあるのです)。
狭い鉾の上で何とか記念撮影することができました。
一休みした後は、また山と鉾の会所をめぐり、会所の二階で懸装のタペストリーや稚児の天冠などを見ました。
会所の二階から鉾に橋が架かっていて、乗り込めるようになっています。
女性には悪いのですが、この鉾では、ここの古くからのしきたりで、男性しかいけません。男性陣だけが乗ってきました。
観光としての祇園祭はよく知られていますが、今回のフィールドワークでは(一応授業ですから)山鉾と地元(鉾町)の関係がわかってもらえたかな、と思います。ここがふつうの観光では味わえない、「でんぶんラボ」ならではのところですよ。
(文責 歴史遺産学科教員 五島邦治)