アートプロデュースコース

【ASPer】第5回『展覧会の裏側ってどうなってるの?』レポート

高校生アート・サポーター・プロジェクト(通称:ASPer)の最終回が8/1(土)にARTZONEで行われました。

顔なじみの高校生や初めて参加の高校生など、毎回たくさんのみなさんとの出会いがありASP学科スタッフはうれしい限りです。

 

さあ、いよいよASPer最終回スタートです。

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まずは、“「見せる」を「つくる」”というお話から。

展覧会は作品だけあればいいというわけではなく、作品情報収集、運搬、空間演出や広報に至るまで長い時間をかけて準備を進めるんだよ!!と田中圭子先生からレクチャー。

 

田中先生は現在開催中の東京藝術大学美術館で開催中の『うらめしや~、冥途のみやげ』展の企画に関わっています。

その展示の工夫や広報、グッズのこだわりまで、展覧会の裏側を教えていただきました。

展覧会開催までの裏話に高校生のみなさんはすっかり引き込まれていました。

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▲DMデザインもインパクトありますね。

 

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▲展覧会のグッズ「冥途のみやげ 一口まんじゅう」

こだわりグッズ、みんなで頂きました。美味なり~。

 

 

そして、この日は、ASP学科3回生の加藤夏帆さんがキュレーションした『魅せる和紙』の最終日。

加藤さん本人が、展覧会に至るまでの苦労話などプレゼンしました。

白い和紙を、白い壁面のARTZONEの空間にどう展示するか悩んだり、共催のお願いや協賛金をとるために走り回った話など、とてもリアルな話でした。

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▲高校生を前に、ガチガチな加藤夏帆(通称:かとなつ)

 

その後、いろいろな情報収集が完了した高校生たちは、いよいよ『魅せる和紙』の世界へ。

一度、この展覧会を見たことのあった高校生も、解説を聞いた後に見てみると、全く違った空間に見えてきたようで、じっくり見学していました。

 

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グループでの意見交換では、展示空間にゆっくり腰を下ろし話合いました。この空間がゆったりした気落ちになる居心地のよい空間だったんだということも、座って気が付いた高校生が多かったようです。

 

最後に、会場が展覧会の照明でなく普段の電気のみだったらどう印象が異なるか、照明で展示空間が変わるのを体感していただきました。

 

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▲展覧会の照明での空間

 

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▲普段の電気での空間

 

作品の見え方が全く異なる様子に、驚きの声があがりました。

和紙に魅せられたASPer最終回はいかがだったでしょうか?

 

みなさんの感想は・・・

 

「和紙のにおいを感じた」

「作品は目でなく、五感で楽しめるということを知った」

「和紙が固く感じたり、やわらかく感じたり変化してみえるのがおもしろい」

「空間をうまく使うことで作品の見え方が変わる」

「作品をみるのではなく、作品に魅せられることに気付いた。」

 

 

これまでASPer企画に参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました。

今後も「アート・サポーター」として、ぜひARTZONEのイベントなどご参加くださいね。

その時はASPerバッチ必ず持参ですよ!!

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