- 2015年7月27日
- 日常風景
【授業紹介】美術館調査
この10年で美術館、文化施設を取り巻く状況は大きく変わり、また期待される役割も変容してきました。
アートプロデュース学科の学生にとって美術館は学びの場であり、そして将来仕事場となるかもしれない大切な場所であり、この変化と無縁ではありません。
この授業では、美術館や文化施設の現状について学び、学生自身もこれからどのような意識と態度を持って美術・文化に携わっていくべきなのかを自問しながら、これを様々な視点から調査・分析して、問題点や存在意義について考えます。
その結果を『わたしたちがみた当世美術館事情―美術館調査報告書―』として、毎年発行しており、2006年から発行スタートし今年で10年目となります。
毎年夏休み前までに調査するテーマを決定し、調査目的にあわせたアンケートを作成します。
丁度先日、完成した今年度のアンケートの送付作業が行われました。
▲アンケートの(ほんの)一部です。
▼返信用封筒も一緒に封入します。
▲莫大な量をみんなで手分けして進めていきます。
アンケートの回答が集まりはじめると、集計の作業に取りかかります。
夏休みのうちに大半を終わらせなければ、後期からの分析・考察が間に合いません。
この美術館調査が、アートプロデュース学科でも1、2を争うハードな授業といわれる所以はここにあり、
どうやら今年は、夏休みの間に楽しい楽しいアンケート集計合宿が企画されているそうな(ガンバっ!)
▲こちらは2014年度の報告書です。この年にデザインを新しくし、内容もより見やすく・わかりやすくなりました。
今年度はどのような仕上がりになるでしょうか。いまから楽しみです。
→『わたしたちがみた当世美術館事情―美術館調査報告書―』は、アートプロデュース学科研究室運営HPほかでお買い求めいただけます。
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