- 2013年4月24日
- 日常風景
気づきの場。学びの場。(1)|3・4年次「こども芸術研究IV」
前期月曜日の2限目3限目のこども芸術研究IVは、こども芸術大学を借りて保育することを学びます。
保育の教科書には載っていない子どもたちの素敵な姿がたくさんみられます。
子どもが大好きで、楽しいことが大好きな学生28名が登録してくれました。
年長児、年中児、年少児、それぞれグループに分かれて、子どもたちと一緒に活動します。
前期の授業のテーマは「ファンタジーをつくる」です。
子どもたちの学びの場である瓜生山をテーマに年少、年中、年長の子どもたちと造形活動を
交互に連続でおこないます。そして、前期の最後には一つの物語が形になっているという計画です。
しかし、瓜生山のことは、学生以上に毎日の遊び場にしている子どもたちの方がよく知っています。
そこで、はじめての授業日は子どもたちにお山のことをいろいろ教えてもらうことになりました。
年少さんと年中さん担当の学生は
こども芸術大学の対話の時間の活動に同行させてもらいました。
年少と年長の活動はこども芸術大学のブログをご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/kodomogeidai/
ここでは、年長さんの活動をご紹介します。
年長さんと年長担当の学生はこの日がはじめてのご対面。
いつもはお母さんと一緒に活動しますが、この時間は子どもと学生だけの時間です。
子どももドキドキですが、学生はもっとドキドキだったようです。
はじめは「行かな〜い!」と言っていた子も
お道具箱を持ってアトリエに来てくれてたときは、ほんと「ほっ!」としたようです。
アトリエの入り口を見ると靴もしっかり揃えていました。(子どもたち、やりますね。)
さあ!保育者としての本番ですよ。(お姉さん、お兄さん、がんばって!)
絵本の読み語りで少しずつ、お互いに解れてきた感じです。
そして、今日のメインの活動です。
今日は子どもたちに大きなダンボールの上にお山の地図を描いてもらうといものです。
次の活動に繫げるために子どもたちとコミュニケーションを深めて
お山のことをたくさん、教えてもらおうというのが第一の目標です。
「お山のこの辺りには落とし穴があってね」
「これ、ピッケのお家…」
「この辺で雲が生まれてていて…」
「この道はここに続いていて…こども芸大はここにあって…」
「お花もたくさん咲いていて…」
とか、とか、たくさんお話ができたようです。
楽しい時間はあっという間に過ぎました。
お片づけもしっかりしましたよ。
おしまいにお姉さんたちの周りに集まって、何やらひそひそと。
年長さんと学生さんだけとの内緒のおはなしらしいです。
どうも、次に来た時に菜にして遊ぶか約束していたみたいです。
何をして遊ぶんでしょうね。
また、次に報告しますね。
(梅田美代子/イラストレーション・グラフィックデザイン)