文芸表現学科

本について考える

 
編集デザインV(通年集中/担当:藤本由紀夫)の最終回は、
四条大宮にあるアート・ホステルクマグスクにて行なわれました。
 
クマグスクは、今年誕生した宿泊型のアートスペースです。
ちょうど、授業を担当していただいている、藤本由紀夫先生の展覧会「THE BOX OF MEMORY」が開催されていました。
 
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まずはクマグスク代表で美術作家でもあり、本学でも教えていただいている矢津吉隆さんより、
なぜクマグスクを始めようと思ったのか、その動機から、オープンまでの経緯を詳しく聞かせていただきました。
 
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そして、クマグスクでは2度目の展覧会となる「THE BOX OF MEMORY」が、どのように企画されたのか、南方熊楠から記憶術、夢の話、方丈記から明恵、漱石と、モチーフとなったものが繋がっていく不思議な話を、藤本先生より聞きます。
 
その後、実際に1つ1つの展示を見て廻りながら、
テキストや概念が、いろいろなフォームで提示されていて、会場全体が「本」になっていることを体験していきました。
 
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この授業では<「本」とは何か>を1年かけて考えてきたわけですが、
学生たちはもはや、本=「言葉などが紙に印刷され、綴じられたもの」だとは思っていません。
 
さいごの課題は、それぞれに「いまつくってみたい本/いま読んでみたい本」を考えます。
さて、どんな「本」が出てくるのでしょう。
 
 
 
(スタッフ・竹内)

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