授業風景
2015年12月8日 授業風景
先日の「文芸論Ⅲ」(担当:村松美賀子先生)の授業では
4コマエッセイスト・ブロガーのヒビノケイコさんの特別講義が行われました。
京都の大学で陶芸を専攻していたヒビノさんですが
ものづくりをしている中で、暮らしと表現が離れていることに違和感を感じ
在学中の21歳の時に田舎暮らしをスタートさせます。
そして出産を機に、更に地域に根をはり子育てをしたいと考え、高知県嶺北地方に移住。
「田舎には仕事がない」と言われるなか、それならば自分で仕事をつくれば良いと
カフェ・ネットショップを起業します。
また田舎暮らしや子育てのことを漫画日記にし、ブログで発信したり
本にまとめて出版もされてきました。
ヒビノさんが販売した『山カフェ日記』
常に「人の視点を広げ、ライフスタイルを多様化させたい」という思いから
様々なことに挑戦しつづけているヒビノさん。
どうすれば人に伝えられるのか、どのようなアウトプットがあるのか
ご自身の体験をもとに「表現を仕事化する」というテーマでお話していただきました。
ヒビノさんは「自分の強み×できること×求められるもの」という答えの先に
新しい「仕事」の形が見えてくると言います。
自分の強みをよく理解し自己表現を確立すること、
そして常に変わりゆく社会の流れを読み、時代のスタイルを取り入れることが大切だとのことです。
今ある仕事以外にも自分の表現で「仕事」を生み出していけること、
また「仕事」にもこんなに色々な形があるのだと
学生にとっては、とても新鮮で刺激的な時間になったようです。
ヒビノさん、ありがとうございました。
ヒビノケイコさんのブログ
「ヒビノケイコの日々。人生は自分でデザインする。」はこちらから。
(スタッフ・鈴木真美)
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