アートプロデュース学科

授業風景

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2015年12月22日  授業風景

台湾研修に行ってきました(12/5~7)

ARTZONEでは次年度から、東アジアの若手アーティストやキュレーター、アート・スペースとの交流を目的としたプログラムを企画しています。そこで今回は、台湾にレジデンスしていた本学美術工芸学科講師の小宮太郎さんの案内で、ARTZONEを運営している学生・教職員と、近年急成長を遂げてアジアの中でも注目を集めている台湾のアートシーンの現状を体感しに行ってきました。

 

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3日間で2都市、13カ所のアート・スペースを訪問するという怒濤のスケジュール。

初日は早朝に関空を出発、午前中には台北市内に到着。まずは市の郊外にある國立臺北藝術大學にある關渡美術館で台湾におけるビデオアートの展覧会『啟視錄:臺灣錄像藝術創世紀/REWIND_ Video Art in Taiwan 1983-1999』を見学。その後市内にもどり、常廟藝文空間(VT Artsalon)、福利社(FreeS Art Space)といったインディペンデント・ギャラリーをめぐりました。

 

2日目は午前中に臺北市立美術館で開催中の5つの展覧会を見学。午後は台湾で最大のコマーシャルギャラリー・耿畫廊(Tina Keng Gallery& TKG+)を訪問後、非営利目的のアートスペース・立方計劃空間(The Cube Project Space)、廃墟となった集落をアーティストのレジデンス施設にした寶藏巖國際藝術村(Treasure Hill Artist Village)、台北當代藝術中心(Taipei Contemporary Art Center)といったアーティストの活動を支援している活動拠点を見学。最後はアーティスト自身が運営するスペースである打開-當代藝術工作站(Open-Contemporary Art Center)や空場(Polymer)を訪問し、それぞれの代表の方に、どういった想いでスペースを運営しているのか、運営方法を含め詳しく伺いました。

 

3日目は午前中に台北駅近くのレジデンス施設・台北藝術進駐官方網站(Taipei Artist Village)に滞在中の丹羽陽太郎さんのアトリエを訪問。その後、台湾の新幹線に乗って台南に移動し、台北から台南に移住したアーティストたちが運営 するスペース・金骨力工作室(Tsin-Kut-La̍t Studio)、李承亮’s STUDIO、アートギャラリーの么八二空間(182artspace)を訪問しました。

 

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●参加した学生コメント●

 

【3回生 耕三寺功三】

今回の研修では、台湾のインディペンデント・スペースを視察するものだったが、一口にインディペンデント・スペースと言っても様々な形態があった。コマーシャルギャラリー、アーティストが自らの制作場所/発表場所として開いたアトリエ/ギャラリー、それが発展したコミュニティスペース、市の助成を受けたレジデンス施設、またアーティストと一緒にプロデューサーが開いた巨大なシェアアトリエなど、多種多様な現代美術の現場があった。

それらに一貫して私が感じたのは、「外への意識」と「真面目さ」であった。どのスペースも自らの行いを外へと発信する意識が高くかった。歴史があるスペースは内輪になりがちだか、メンバーを入れ替えるなどし、常に風通しを良くして発信力を保っていた。また展示は総じて丁寧な仕事をしていて、芸術に対して真摯に向き合っている印象が強かった。これらは京都という全く違う風土の場所でも参考にせねばならないと思った。

 

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【3回生 新井優希】

台湾でたくさんのアーティストスタジオやギャラリーを見て、そこの人たちの話を聞くと、国や市から美術に対してお金がかけられていることを知った。多くの展覧会のDMには「文化局」の文字が並んでいた。助成金だけでスペースを運営できるくらいのお金が美術に対して使われているのを見て、すごくうらやましく思った。しかし、そういう国のお金をもらわずに、自由にスペースを使っている人たちもいて、アーティストや鑑賞者、キュレーターなどアートに関わる人への選択肢が多いと感じた。そして今回、台湾に行って、もっと広い視野をもって日本のアートに生かせるようなヒントを他の国にも探してみたい、そして日本のことも知らないことばかりだと思い知ったので、もっと知りたいと思った。

 

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【3回生 藤本悠里子】

この台湾研修で、自分の身を置く空間をどこに持つのかという問いを特によく考えた。様々な人に会い、様々な場所を訪れ、現地の人、同行した人からたくさんの刺激を受けた。台湾のアートシーンで活動する作家、キュレーター、スペースを運営する人、ビジネスをする人、お金を出す人、繋げる人、支える人、押し上げる人、引き上げる人、巡る人、留まる人、その個性あふれる人たちのめまぐるしい運動が全体として台湾のアートを高めているように思った(高まっているのは意識なのか、展示のクオリティなのか、流通の速さなのか、外部からの注目度なのか、反骨精神なのか特定できないけど、台湾で現代アートが盛り上がっている傾向にあるように思う) 。初めてアジアという枠を実感し、意識した旅。京都でも京都という小さな枠で完結させるのではなく、アジアという括りを意識した活動が増えれば良いと感じた。

 

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【2回生 山口開生】

今回のプログラムに参加した理由の一つに僕の祖母が台湾で生まれた人だということがあります。台湾は僕のルーツの地といえます。

その台湾でたくさんのアーティストやアートに関わる人と出会い話をすることで、もっと話が聞きたい、自分のことも話したいと思いました。しかし僕は中国語はもちろん、英語を話すこともできません。先生やガイドさんに通訳して頂かなければ何もわからない状態でした。

「話が聞けない、話ができない」という感覚は味わったことのない感覚で悔しかったです。しかし台湾も英語を後から学んだ人ばかりで買い物をする時、ホテルで出会った人と話す時は互いにたどたどしい英語と必死に身振り手振りをしてコミュニケーションできた時はすごく嬉しかったです。

来年度、この海外交流プログラムで台湾からアーティストがやってくる時、また必死になって会話しようとすると思います。ただ今より少し整った英語が話せるように勉強しようと思いました。

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(教員・田中)

 

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