アートプロデュース学科

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2017年1月12日  授業風景

【特別講義レポート】『今だから話せるゆとり教育』寺脇研先生

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今年度最後のアートプロデュース学科特別講義は、マンガ学科の寺脇研先生を講師にお迎えしご講義いただきました。

寺脇先生は、文部省(当時)官僚時に、従来の「詰め込み教育」を見直す教育改革に先頭に立って尽力されてきました。

ASPには教育に強く関心を持つ学生も多いということで、今回は「今だから話せるゆとり教育」と題し、広く「教育」とは何か、またこれからの世界に必要な力などについてお話を聞かせていただきました。

 

講義の中であった、ものごとに対して「思い込む」やり方では、自分の目の前にあるものしか信じられなくなり、想像することがなくなると創造力も失われていく、そんななかで、想像すること、つまりアートこそが必要な力でこれからの社会に精神的活力を与えることができるのだという話は、まさにアートで社会に働きかけていくことを学ぶASPの学生にとても励みになったと思います。

 

世界の転換期に入った今、想像力を持ってあたりまえに対して発想の転換をすることの重要性を皆身にしみて感じたのではないでしょうか。

今回の話から得たことを今後の各々の活動や学びに活かしていってもらいたいと思います。

 

 

学生の感想より抜粋

 

寺脇先生のお話を聞いていたら、何を学びとするのか?ということを考えました。学ぶということは割り切れないものごとについて考え続けること、想像し続けることのように思います。円周率について話されていたときの「およそ」が大事だと思ったのです。学校教育で教えられた多くのものが必ず答えがあるものでした。答えが一つしかないものの近くにばかりいたら想像も創造もできません。おもろさは余裕(ゆとり)でしょうし、「およそ」にみられる割り切れなささえ楽しむことでしょうし、そういう世界で生きていける学びを大学でもっと掴んでいきたいです。

 

自分は今一回生で小中高と「ゆとり」として周りのおとなに見られ、劣等感のようなものさえ感じていましたが、今回のお話で「ゆとり教育」の本当のねらい、目的を知ることが出来て本当にうれしく有難かったです。

 

今の世の中の多くの人は過去をみて現在を悲観的に考えますが、それはそれだけ多くの人が「経済面」でしか見ておらず、「人」として世をみていないのだと感じました。確かにバブルのころと比べれば今の世代は貧しいかもしれません。でも明日さえわからないような貧しさではありません。大学に通いバイトをし、趣味を持っています。勉強が苦手だった自分でも、今学びたいことがあるから京都造形芸大にいます。そう思ったら「経済的に豊かになる」よりも定年後もライフワークをもてる世の中になるほうがはるかに豊かで良い。

 

今日は本当にこのお話を聞けてよかったと切実に思いました。ゆとり世代である私たちに身近な題材だったということと、教育に関心があったこともあり、引き付けられる内容でした。ゆとり教育を受けた私は、意外にもゆとりのいい所を日々の生活で実感しています。地元のどこがいいんだとか口では言いながら、心の中では地元の将来が心配で、とうとう将来の夢は「地元にもどって地元の美術教育をよくする」ことになってしまっていました。その考えにいたることが出来たのも、総合学習で地元の人と話をしたことや、美術の授業からたくさん学びを吸収したからだと思っています。せっかくいい教育を受けたのだからいい形で地元に返したいです。

 

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