文芸表現学科

本を自作しよう —製本ワークショップ

前期の集中授業として製本について学べる講義が始まっています。
執筆だけじゃなくて、製本まで? と思われるかもしれませんが、
先日行われた「文学フリーマーケット」に参加した学生たちの多くが
販売物を執筆から印刷、製本し、準備していました。
いつでも好きなように好きなだけ本が作れるというのは大きな強みです。


教えてくださるのは「紙もの文具と本 かもめや」店主の渡邉琴先生です。
過去にも学科にて一日講座を行っていただきましたが、
今年度からは全15コマの授業をひらき、お越しいただいております!


渡邉琴(わたなべ・こと)先生

渡邉琴(わたなべ・こと)先生


この日は本の仕上げを行いました。
前回授業で本文用紙の下ごしらえまで終えているので、
ここにカバーやスピン(しおり紐)などを加えていきます。

スピンと花ぎれを選びます

スピンと花ぎれを選びます

本文用紙に接着しています

本文用紙に接着しています

見返し用の紙も自分で断裁

見返し用の紙も自分で断裁

色の組み合わせもさまざまです

色の組み合わせもさまざまです


完成したものがこちら。


IMG_9987

慣れない作業でうまくいかないところも多々あったようですが、
本の構造をつかむにはうってつけの経験だったと思います。


次回の授業ではこれまでに各自が書いた小説やエッセイを印刷し、製本するそうです。
今後の瓜生山祭や卒業作品展などの展示でお目見えするかもしれませんね。





(スタッフ・加藤)

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